ETV特集「ブレイクスルー 最先端の創造者たち」を観る

前半の人工心臓作りを目指す、生体工学とデザイナーとの協働を観る。
従来は人工臓器の機能面の改良が中心に開発がすすめられてきて、アメリカで、ある程度実用化されてはいるものの、小型化に限界があり、体重80キロ以上の患者さんでないと装着できない大きさであるという。小柄な日本人に適応するサイズの人工心臓の開発をする上で、生体工学だけのアイデアでは限界があると感じた技術者が偶然、デザイナーの川崎和男さんの、「トポロジー理論」応用した心臓作りの、形態論を見て、協働を呼びかけたという。うまく開発されるか、どうかはこれからの成果に掛かっているし、アメリカのように国家がサポートして予算が潤沢に使える状況でもないらしく、今年度の研究予算の申請をされている状況とのことでした。
体に埋め込むものほどデザインの力が要請されると言う川崎さんの、御考えに僕も共鳴する。さまざまな分野にデザインやアートの力が要請されていると思う。

http://www.nhk.or.jp/etv21c/backnum/index.html
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