眺めて良し。手にして更に良し。

今年の東京アートフェアで一目惚れして、買ってしまった戸田浩二作の花入れが届きました。

隙無しな造形で、とても私が好みです。
胴の柔らかさと首のシャープさの対比が何ともすがすがしく感じます。
その両者の間にある文様の造形がとても微細で、一種の儚さを覚えます。


この作品、眼でも十分に楽しめますが、手にしてみますと、更に喜びが倍増します。
手から伝わる感覚が認知に与える影響の大きさに驚きます。

買える金額のものであれば、アートや工芸品は買うに優る楽しみ方はないですね。

身近におきながら、眺めて、そして時々手にして、贅沢を味わいます。