シリコンバレーカンファレンス2009を振り返って
あのカンファレンスから、早いもので1ヶ月が過ぎた。
帰ってきてからの数日と今ではテンションも落ち着いてきだして、比較的冷静に見てきたものを消化できたつもりだ。
今でも思っているのは、シリコンバレーのあの空の下で生活ができるなら、それを目標にがんばってみたいと思った。
シリコンバレーとはどんなところだったか。
- 世界中の意欲ある人が集まるビジネスの場であり、それを応援する環境がある。
- エンジニアドリブンな文化。働いているエンジニアがものすごく自由な感じがした。
- サービスを生み出すエンジニアや、常にチャレンジしているエンジニアが優遇される。
- 買収と聞くと、大きな会社に食われた感がするが、exit戦略と言って、いかにexitまで持っていくかゲームのような感覚があり、買収されることも成功の一つになる。
- 開発受託会社みたいなものはほとんど存在しない。ほとんどの会社がそれぞれサービスを展開していて、それに必要な人材の確保をしている。
- 人の流動が激しい。キャリアアップの為に転職をする。(これには納得。)
- シリコンバレーで生きていくには、やはり人脈が重要。
- ビジネスモデルで企業するベンチャーが多い。
- 学歴は職能の出発点でしかなく、その後の職歴が職能を規定する。(その人材が業務内容を遂行できるに足る実績と能力があるかどうかが重視。)
- 年齢によって昇級する事が無く、キャリア報酬制(職能と経験年数)
- ものすごく天気がよい。気候の変わりが極端。動くとすぐに汗が出るくらい暑い日もあれば、次の日はかなり寒かったりする。
- 日本人が働き過ぎだというのがよくわかった。向こうでは22時にはどこの店も閉まっている。
カンファレンスに参加して変わったもの。
- 参加前よりも一層、エンジニアとしての質を高めたいと思った。プライベートでもさらにWEBサービスを作りたい。
- カンファレンスに参加したメンバーの動向や意識の高さに刺激されて、自分のモチベーションアップに繋がるようになった。
- 海外から見た日本が少しだけ見えたような気がする。また、海外からみた日本ついて、興味がわいてきた。
- 英語の重要性。まずはこの言語の壁をどうにか乗り越えたい。
- 体重が3kg増えた。orz
いつかは海外で働きたいと思うが、やはり今後しばらくは日本で仕事をしていくことになると思う。その間でも気持ちを新たに挑戦できることには挑戦して、確実に力をつけていき、カンファレンスで得たシリコンバレースピリットをこれからも大切にしていきたい。
- あたらしいもの、異質なものをよしとして受け入れる
- 異なるスキル、専門性をもった人材がチームを作り、会社、組織を動かす
- 個性(スキル、経験)を常に磨き、積み重ね、アピールする。
- 個別の会社ではなく、その業界に就職している、というプロスポーツ選手の様な意識
- 意識としての楽観論に富み、挑戦する事
- 自分の好きな事、得意な事を仕事にする。
最後に、このような素晴らしい体験をする機会を作っていただいたJTPA関係者の方々、カンファレンスで関わったメンバーの方々に感謝します。ありがとうございました。
来年もぜひ、カンファレンス2010が開催されることを楽しみにしています。