ビーンズ文庫完結済おすすめシリーズ
「マメレージ・キャンペーン」支援として、角川ビーンズ文庫で最近完結したシリーズでおすすめなもの。
- 「オペラシリーズ」(栗原ちひろ・角川ビーンズ文庫)東方の薬師で、体内に魔物を飼っているため常に病弱に見えるが剣は強いカナギ。自分には心がないといいはる白皙の詩人こと、ソラ。カナギを狙う暗殺者として現れたミリアン。三人の旅を描いたシリーズです。会話のテンポが非常によいので楽しめました。表紙を見るとごてごてした印象ですが、一本気でものごとを単純にしたがるカナギはぜーんぜん虚飾的ではないです。少女少女もしてないし、BLでもないので、男性でも楽しめると思います。「翼の帰る処」が気に入った方にはおすすめ。最初の巻より、二巻目のラストからが盛り上がってきます。
- 「光の精煉師ディオン」(村田栞・角川ビーンズ文庫)化学物質の融合と分解を、石と「炉」で操ることのできる「精煉師」のみが所属する部隊の二人の少年が主人公のシリーズ。恋愛要素こそほぼないですが、男の子+青年らが軍隊で(といっても傭兵っぽいノリだけど)わいわい楽しくやっている感じを楽しむのにはとてもよいシリーズでした。そういうのが好きな人にはおすすめです。途中の女装に脱線な感じも含めて面白かった。
- 「マギの魔法使い」(瑞山いつき・角川ビーンズ文庫)「化粧は魔女の武器」と言い放つ白魔女、エメリイが常に現実的にあろうとする姿勢が楽しく読めました。今回のお勧めの中では、この作品が一番ラブ中心です。ツンデレ的には、ヒーローのデレが終盤爆発(笑)。相当な破壊力でした。最初の数巻よりは、最後の方が面白くなってきます。