なまくらどもの記録 ver.2

読了記録(節操無しエンタメ系)

読了本

  • はるかかなたの年代記〈2〉荒ましき驃騎兵 (集英社スーパーダッシュ文庫)」<チョールト>と「同居」しながら学園生活を送るユウ。仲間たちとはうまくいっているが、思わぬラブコメトラブルにどぎまぎ。なにこのラブコメシチュエーション。というか、風呂平気な女子多すぎ(笑)。私は必殺技的なものよりも、合わせ技的な方が好きなので、この展開はちょっと……でした。<チョールト>のつっこみが好きなのでまだ読みます。カティアは可愛くていいけど、いいんちょがなんかみてるだけでかわいそうで……うう。

『お前におもっくそムカついてるからに決まってんだろ。ったく、天然素材のラブコメ野郎はこれだから手に負えねえ』
<チョールト>「はるかかなたの年代記〈2〉荒ましき驃騎兵 (集英社スーパーダッシュ文庫)」(白川敏行集英社スーパーダッシュ文庫)p91より

  • 理想の花嫁 (ソフトバンク文庫)」ロンドンの貧民街で暮らすデヴォンは、襲われて倒れているところを侯爵に助けられた。彼の屋敷で暮らすうち、ふたりはひかれ合うが、その身分の差は絶望的で……。こういうのが読みたかった!いわゆる「ハーレクイン」の設定ですが、お互いきちんとひかれあって、その結果としての「過ち」で、その後の展開も予想通りではあってもげっへっへ、とニヤニヤさせられました。ヒーローがプライドばかりのダメ男ではなく、過去のために醜聞を嫌ってはいるけれどそんなに積極的でもないいい人で、はねっかえりなところもあるデヴォンをこよなく愛し、でも欲望に身を焦がしながらも我慢我慢。サイテーなたくらみがばれた時にも、笑えてしかたがなかった。私はヒーローがかっこいなーと思うのではなく、ヒーローが困るのを楽しく読んでいるような。ヒロインは貧民街で育った美女の割には純粋で、しかも背が低いというのがむちゃくちゃチャームポイントでした。ちっちゃい子(胸はでかい)がでかい男の人と、という絵面的に組み合わせがいいよなー。犬とおばあさん、弟もいい味だしていてよかった。妹と弟が主人公の続編もあるようなので楽しみです。

 自分が幸せになれることをしたい。
理想の花嫁 (ソフトバンク文庫)」(サマンサ・ジェイムズ・松井里弥訳・ソフトバンク文庫)p404より