読了本
- 「ヤッさん (双葉文庫)」ホームレスのヤッさんは、料理に詳しいのでその知識と味覚を活かしてアドバイザーのようなことをしつつ、料理店などでまかないなどをもらったりしている。そのヤッさんの弟子になった青年のお話。なかなか面白かった。
- 「ペテロの葬列」杉村三郎シリーズ。先にドラマを見てしまっていたので、ネタばれしまくりでしたが、ドラマがいかにうまく演出しているかがよくわかりました。役者の魅力を使いつつ、原作にない人物をいれつつ、よく盛り上げるなあ。すごいわ。原作では、ラストへの展開がちょっといきなりすぎたかな?ディティールはさすが宮部さんだなあと思ったけど、ドラマほどの緊迫感はなかった気がしました。さすがにこれでこのシリーズは完結かな?
- 「そばかすの少年 (光文社古典新訳文庫)」片腕で孤児の「そばかす」がふらりと訪れた森で雇われ、一人の男として成長していく姿を描いた作品。あまり新訳だからこそのよさは感じなかったけれど、旧訳と同様楽しく読めました。やはり竹宮恵子さんのマンガ化のイメージがしっかりと私の中に根付いています。