読了本

• 「東京すみっこごはん (光文社文庫)」さみしい気持ちのときに見つけた「すみっこごはん」集まった人々がかわりばんこに料理をする。うまいときもあれば、まずいときもある。それでも集まるのは……。落ちはまあおいておいて、高校生のカースト問題は根が深そうでこわい。それでも生きていけるところが見つかればいいなあ。まあ運というか……出会いだと思うんだけどね。なんでも。

　美味しいって、不思議だ。
　ただそれだけのことなのに、気持ちが満たされて、力が湧いてくる。状況は何ひとつ変わっていないのに、何とかなるような気になっていく。
「東京すみっこごはん」（成田名璃子・光文社文庫）p88より

• 「クリスマスのシェフは命がけ (コージーブックス)」ホワイトハウスの厨房の責任者が主人公のコージーミステリ。その巻き込まれっぷりが見事。まさにコージー。もうちょっと料理がメインにくるともっと面白くなりそうなんだけどなあ……。後半は主人公がけがしたのもあって、あまり料理にスポットが当たらなかった。言葉の通じないキャラなども新しく登場して、なかなか面白なりそうです。恋愛はあまり楽しくないけど。なんでこの男がいいの！みたいな話が多いよな＞コージー。