さいころじすと日記

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2007-02-28

[]春夏秋冬、そして春 Spring, Summer, Fall, Winter... and Spring(韓国、2003年)

春夏秋冬そして春 [DVD]

春夏秋冬そして春 [DVD]

山の中の湖に浮かぶ寺を舞台に、老僧と少年僧との交流と、少年僧が業を背負いながら青年、壮年と成長していく姿を描いた作品。

物語は5部構成。人が罪を犯し、罪を背負い、そしてその罪を浄化していく過程を、春、夏、秋、冬、春と美しい季節の移り変わりとともに描き、人が生きるとは何かを問いかけている。

(※ネタバレしない程度の紹介)

山間の湖に浮かぶ小さな庵には老僧と幼年の男の子が暮らしていた。その男の子が17歳の少年にになったある日、庵に養生のために少女がやってくる。欲望を抑えきれない少年は、彼女と結ばれるが、老僧に見つかり、彼女は寺から出ていくことに…。

物語はゆっくり進む。セリフもあまりない。しかし、観るものを惹きつける演出は、さすがキム・ギドク。

今回観たのは「無修正版」。たしかに生々しい性描写があるものの、何が無修正なのかいまいちわからなかった。まあ、性描写のシーンはなくても、つまり行為の前後だけでも、この作品は十分成立する(もしかしたら、「通常版」はそうなのかもしれない)のだけど、それを敢えて描くところが、キム・ギドクの趣味の悪さだ。しかし、やはり彼の作品には必要だ。


仏教思想を前面に押し出した作品で、キム・ギドクの演出によってそのメッセージが感動的(しかし、一部重い)に伝わってくる。ちなみに、キム・ギドク自身はカトリックの家庭に育った。何らかの宗教的なテーマを作品に盛り込むのもキム・ギドク作品の特徴である。

ただ、ツッコミどころも。少年僧が、少年、青年、中年、壮年と成長していくわけだけど、それを演じる人がみんな違うということ。青年・中年・壮年、あるいはせめて、青年と中年は同じ役者にして欲しかった。なお、壮年役はキム・ギドクが自ら演じている。

この作品は、当時アメリカにおける韓国映画の興行収入記録を塗り替えたらしい----いくら東洋の神秘的なものが注目されていたとしても、この作品がアメリカで受け入れられるとは----アメリカはよくわからん。

2007-02-27

[][]肉体改造の勧め ミッション1

今回は少し真面目に肉体改造について語ります。

2年前、太っていたので、健康のため、また醜い外見をましにするため痩せなければと始めた肉体改造。しかし、やってみると、健康上でのメリットだけでなく、仕事においてもいろんな面でメリットが出てきました。

(ちょっと話が反れますが)

また、ブログで自分のことを心理系特殊工作員と名乗っているように、仕事に(方法論)おける興味・関心が、心理療法/カウンセリングから、コンサルテーションやソーシャルワーク、危機介入に代わってきました。もちろん今でも個別カウンセリングを仕事でしてますが、実際のところは個別コンサルテーションと言う方が私の面接スタイルを言い表すのに適していると言えます。現在の自分の職場での必要性からも来ているのですが、(一応の肩書きとしての)「カウンセラー」としてのモデルとして、従来型・古典的な「個別カウンセリング中心」ではないモデルを追求するようになりました。ただ、心理療法家やカウンセラーの業界を見てもあんまり参考になるモデルがない----(石隈先生らの心理教育的援助サービスは有用なモデルのひとつですが)。そこで、臨床心理以外の業界でいろいろ見てみるわけですが、今のところその中で最も参考になっているのが、軍事、特に特殊部隊----。


考えてみれば----「起こってはならない」・「あってはならないこと」に備え、日々鍛錬を積み、それらが起こったときにプロフェッショナルな対応を速やかに行う----その意味では軍人も心理士も同じだと言えます。

もはやミリタリーマニアに片足突っ込んでいるわけですが(苦笑)、最近は臨床心理関係の本やWebよりも、軍事もののそれらや、ドキュメントやドラマ・映画に触れることも多くなっています。また、縁あって自衛隊関係者、特に幹部自衛官(階級で「三等陸・海・空尉」以上)に知り合いがいるのですが、彼らといろいろと話をしていると、自分の心理士としての在り方についていろいろと刺激的な示唆を得ることができます。

海外の特殊部隊にしても自衛隊の幹部自衛官にしても、フィジカル(身体)・トレーニングだけでなく、メンタル・トレーニング、さらには心理学の勉強もかなり積んでいます。まあ、基本的には体育会系なので、精神論にはまって、メンタルヘルスに対して軽視する傾向は無きにしも非ずですが----。

じゃあ、一方、心理士はどうでしょうか? 心理学の勉強やメンタルトレーニングはかなり積んでますが、基本的に文化系な心理士でフィジカル・トレーニングを日々積んでいる人は少数派と言えるでしょう。臨床心理の世界でも「身体論」なるものがありますし、「フォーカシング」や「動作法」「催眠」など身体的な感覚にアプローチするものがありますが、これは基本的には学ぶ過程で身体の感覚が磨かれるものの、身体そのものを鍛えるものではないですよね。

こんなこと書くと、「心理士もフィジカル・トレーニングを積め!!」「心理士も体を鍛えよ!!」「フィジカル・トレーニングをすれば心理療法がうまくなる!!」てなことを主張したいのかと思われそうですが----まあ、そんな単純・短絡的なことを言いたいわけではなく----しかし、「心身相関」と言っているわりには、多くの心理士の日々のトレーニングが「心」とか「頭」に偏っているのではないかと。もう少しバランスをとってもいいだろうし、自分の心理療法の腕を上げるためのリソースの開発のためにフィジカル・トレーニングを積むというのも必要なのではと思うわけで----。

長くなったので、ひとまずここまで。後日、肉体改造によって変わった自分の仕事・面接について書きます。

2007-02-26

[]うつせみ(韓国・日本、2004年)

うつせみ [DVD]

うつせみ [DVD]

監督はこのブログですっかりおなじみとなっている鬼才キム・ギドク。評論家や国際的な評価が高いのにも関わらず、韓国国内の興行成績はさっぱりな悲運の監督だ。

彼の作品では珍しい、ラブストーリーを前面に出したもの。といっても、いわゆる「韓流ブーム」で注目されたドラマや映画作品とは全くモノが違うので、「冬のソナタ」のノリで観るのは控えていただきたい(苦笑)。

(※ネタバレしない程度の紹介)

青年テソクは、留守宅に侵入しては、家主が帰ってくるまでそこで生活するという日々を送っている。特に何かを盗むわけでなく、ときにやり残されている家事までしてしまう。

ある日、豪邸に侵入するテソク。しかし、誰もいないと思っていた家に家主の妻のソナがいた。ソナは日々夫から暴力(いわゆる「DV」ですね)を受け、すっかり心を閉ざしてしまっている。ソナはテソクを見つけても特に何をするでもなく、その意外な姿を見てテソクは家を出る。しかし、彼女のことが気になって再び家に戻ってきたとき、帰ってきた夫から暴力を受けているソナがいた。テソクは夫からソナを助け、2人は留守宅を転々とする生活をはじめる。

不思議な愛の物語ってところか。ギドク作品の中では重くないので、比較的気軽に見られる作品。最初にギドク作品を見るにはいいかも。相変わらず映像と音楽が美しすぎる。

作品中、ほとんどセリフがないのに、飽きさせないどころか、観るものを引き込んでいく演出、そしてテソク役のチェヒとソナ役のイ・スンヨンの演技力は見事としかいいようがない。

ラストはあり得ないけど、とても引き込まれるし、納得させられる。ある意味究極の愛の形ですね。また、DV夫に対する最も残酷な復讐とも言えますね。

それにしても、イ・スンヨンは高橋かおりに、チェヒは坂口憲二、夫は清水省吾に似ています。リメイクするならぜひこの3人でww。

[]守護神 THE GUARDIAN(アメリカ、2006年)

最近、韓国映画、それもかなりマニアックな作品を見ていたので、気分転換にハリウッドの王道作品を映画館に観に行く。監督:アンドリュー・ディヴィス、主演:ケビン・コスナー、アシュトン・カッチャー。アメリカ沿岸警備隊の救難士(レスキュー・スイマー)を描いた物語。

(※ネタバレしない程度の紹介)

ケビン・ランドール(ケビン・コスナー)は、これまで200人以上もの海上遭難者の命を救った伝説的な救難士である。しかし、ある日、任務中の事故で相棒を亡くしたことでPTSD症状に陥ってしまう。上官の命令で、Aスクールの教官になるよう命じられ赴任する。「Aスクール」─そこは、アメリカ沿岸警備隊において、志願する人の中から選ばれたものしか入ることのできない、救難士を養成する学校である。ランドールは、これまでの学校のやり方とは違う、実技に徹した指導・訓練をしていく。そこで彼は、類稀なる救難士としての才能を持ちながら、自分と同じ苦悩を抱え、ときに荒れるジェイク・フィッシャー(アシュトン・カッチャー)と出会う。

ストーリーとしては、王道の「感動・泣かせ」路線。可も無く不可も無い。しかし、迫力満点の救難シーンは見所満点。これだけでも映画館で観る価値アリ。また、肉体改造に励む者としては、Aスクールの生徒や教官たちの強靭な肉体も見所だ(オリンピック選手も出ている)。ケビン・コスナーやアシュトンン・カッチャーもハードなトレーニングでかなり凄い体になっている。

それにしても、救難士の仕事はハード----。常に生死の狭間、死線にいるわけだし、人を救うときもあれば、人が死ぬのを見届けるしかないときもある----。救難士のメンタリティの在り方は、我々心理の人間も大いに学ぶところがある。

2007-02-25

[][]ドキュメント市民マラソン シーズン2

某所で行われた市民マラソンに参加してきました。去年はインフルエンザで出られなかったので1年越しのリベンジです。エントリーしたのは3km。3mkより上は10kmとハーフなので----。

朝9:35分スタートということで、7時に起床。前日の天気予報は「晴れ」だったのに、曇っているし寒い----。朝食は、いつもならヨーグルトとシリアルなのだけど、エネルギー確保のためカップのパン入りコンスープも喰らう。

9時前会場入り受付を済ませる。まあ、とにかく寒い。車の外気温計では3℃。念入りに静的ストレッチ、そして動的ストレッチ。それから、山の中ということで花粉症の症状が強く出ることを心配してたけど、特に影響がなくて、ホッ。参加者はとにかく中高生が多い。それから、家族で参加する部門もあるため、小さな子どもを連れた保護者もけっこういる。会場で、心理士仲間のMさんや、勤務先で世話になっている方と会い、少しおしゃべり。

そしていよいよスタート。1月の市民マラソンのときはアキレス腱を痛めていたけど、それも完治。冷たい風も吹いてきて中々体が温まらず、筋肉が中々ほぐれないけど、足は軽いので快調に走れる。

山の中の街ということで、きつい傾斜で距離が短い上り下りが繰り返すけど、特にペースを落とすことなくゴール。

今回は記録ははっきり出ないけど、自分の時計では、13分を切った!!

1月の市民マラソンでは、5kmを27分、平均時速11kmだったのに対して、今回は3kmを13分弱。時速にして13.8km。このペースで5km走った場合、22分弱でゴールできる計算になる。正式な記録と順位は後日郵送されるとのことで、楽しみだ。

ゴールして着替えた後、地域おこしでいろいろ出ていた露店を回る。

f:id:psychologist:20070225132942j:image 地元のもち米で作ったつきたてお餅

きな粉餅、大根おろしがかかったお餅、野沢菜漬けでくるんだお餅、3つで100円(きな粉餅は先に食べてしまった----)

f:id:psychologist:20070225133013j:image自衛隊特製の豚汁

こちらは参加者に無料で振舞われる豚汁。自衛隊の炊き出し班による特性の豚汁です。自衛隊も地域貢献の一環としてこういった活動をしていますね。

(゚д゚)ウマー


それにしても、走るマラソンは順調に進化してますが、恋のマラソンの方は一向にゴールが見えません----。

お後がよろしいようで----。

2007-02-24

[][]寿命診断

Let’s寿命診断 健康ですか?

やってみました。

推定寿命106歳

でした。そんなに長生きしたくないです。

2007-02-23

[]受取人不明 Address Unknown(韓国、2001年)

(※2月24日、15:30修正・加筆)

受取人不明 [DVD]

受取人不明 [DVD]

「サマリア」を見てから、キム・ギドク監督や彼の作品について批評しているブログなんかを見まくっているけど、それらの中で「サマリアでだいぶ彼の作風が変わった」とか「サマリア以降、暴力的・性的表現がマイルドになった」とか「最近、キム・ギドクは丸くなった」といったニュアンスのことが書かれていることが多い。この作品を見て「まったくそのとおり」だと感じた。

(※ネタバレしない程度の簡単な紹介)

70年代末期の米軍基地の隣接するある村。米兵と娼婦だった母の間に生まれたチャングク。母はエキセントリックな性格から村人から嫌われている。母はアメリカに帰ってしまった父に手紙を送るがいつも「受取人不明」で戻ってくる。“混血”ということで差別され、仕事にもつけず、貧しく学校にもいけないチャングクは、不本意ながらも母親の恋人である、犬を捕獲・解体し、その肉を売りさばく男の仕事を手伝っている----。

幼い頃に兄に火薬銃で撃たれ片目を失明した女子高校生のウノク。失明した目に強い劣等感を感じ目を髪で隠している。兄は自堕落な生活を送り、戦死した父の年金と母親が内職で稼いだお金をたかって遊んでいる。ある日、目の治療を口実に彼女に米兵が近づいてくる----。

戦争で負傷したため働けない父に代わって肖像画を描く店で働くチフム。貧困に加え、稼いだ金を不良に巻き上げられる日々。ときどきチャングクに助けられている。ウノクに想いを寄せるが、彼女に中々受け入れてもらえない----。

心に深い傷を持った3人の若者の希望と絶望に満ちた青春が描かれている。いや、「希望」とか「青春」という言葉はこの作品を紹介するのに使ってはいけないな。

「男と女」「父と子」「母と子」の愛や男同士の友情が描かれていると言えるのだけど、とにもかくにも、もうね、彼の表現・演出が、徹底的に残酷で、重くて、悲惨で、壮絶で、衝撃的で、エロくて、グロくて、醜くて、悪趣味なんだな。見る人への「嫌がらせ」と言ってもいいぐらい。閉塞感とやり場のない怒りで満ち満ちて、気を抜いていると病んでしまいそうなほど。「残酷な童話」ですね。

あっ、この作品、犬好きの方にはお勧めできません。冒頭のテロップで“動物の安全は保障されています”って出てますが、ちょっと犬の扱いがアレなんで----。


それでも、キム・ギドクの作品に引き込まれてしまう。不思議です。

2007-02-21

[]まだまだ続く韓国映画祭り

レンタル屋に置いてあるキム・ギドク作品を一気借り。借りたいと思っていた「コースト・ガード」が置いてなかった----今度リクエストしておこう。彼の作品でないものも1本借りてきた。

春夏秋冬そして春 [DVD]

春夏秋冬そして春 [DVD]

借りてきたのは無修正版(てかこれしかなかった)。少年僧が業を背負いながら成長をしていくさまを、美しい四季の景色と共に描いている。


うつせみ [DVD]

うつせみ [DVD]

キム・ギドク作品ではめずらしいラブ・ストーリー(といっても、そこらへんのとはワケが違うが)。夫との関係に悩んでいた妻は、ある日侵入してきた家宅窃盗犯の青年と留守宅を転々とする生活を始める。


受取人不明 [DVD]

受取人不明 [DVD]

70年代末期の米軍基地周辺の村を舞台に、米兵と娼婦である母の間に生まれたチャングク、幼い頃に片目を失明し、その目の治療のため、治療を口実に彼女に近づいてくる米兵と付き合うウノク、ウノクに想いを寄せる貧しい家庭のチフム、という心に深い傷を持った3人の若者の希望と絶望に満ちた青春が描かれている。



DMZ 非武装地帯 追憶の三十八度線 [DVD]

DMZ 非武装地帯 追憶の三十八度線 [DVD]

こちらはキム・ギドク作品じゃないもの。1979年、朴正煕大統領の暗殺後、それに乗じて侵入してきた北朝鮮の精鋭部隊と韓国軍が衝突をした。あわや第二次朝鮮戦争に発展しかけた実際の事件を描いたもの。

2007-02-20

[][]殺人の追憶 MEMORIES OF MURDER(韓国、2003年)

すっかり映画ブログになっていますが----。

殺人の追憶 [DVD]

殺人の追憶 [DVD]

今回紹介する作品は、軍事政権時代末期〜民主化の過渡期である1986年から1991年にかけてソウル市近郊の農村で起きた連続女子強姦殺人事件を独自の視点・解釈で描いたフィクション作品。監督はホン・ジュノ、出演はソン・ガンホ、キム・サンギョン、音楽は日本人の岩代太郎。PG-12指定。



(※公式ホームページなどで書かれているストーリー紹介)

1986年、ソウル近郊の農村で若い女性の裸死体が発見された。無惨にも手足を拘束のうえ強姦されており、その後も同じ手口の連続殺人事件が相次いで発生。現地には特別捜査本部が設置され、地元の刑事パク・トゥマン(ソン・ガンホ)とソウル市警から派遣されたソ・テユン(キム・サンギョン)が、この難事件に挑む。性格も捜査方法も異なる二人は対立を続け何度も失敗を重ねながら、ついに有力な容疑者を捕らえるのだが----。

1986年の最初の事件を発端にして、1991年までに10人の女性が殺されている。3000人にも上る容疑者への取調べをし、延べ180万人もの警察官を動員したのにも関わらず、犯人を逮捕することはできず、未解決のまま現在に至っている。

日本で言えば、下山事件や3億円強盗事件といった未解決事件を描くようなもので、「未解決」という結論がわかっている中、その結論までをどう見せるかが製作者側に問われるわけだけど----。

映画では、3000人にも上る取調べや延べ180万人の警察官を動員したといったところは全然描かれず、2人の刑事が徐々に精神的に追い詰められる様が緊迫感溢れる演出で描かれている。


ストーリーや演出、映像、音楽のよさ(美しいメロディ)などは中々いい。追い詰められ精神的に壊れていく刑事を2人の役者は見事に演じている。

ただ、問題は、当時のあまりにズサンかつ幼稚で非人権的な韓国警察の捜査に対し嫌悪感を強く感じてしまうと、この映画の評価は著しく下がってしまうということ。例えば前半、知的障害者を拷問し犯人に仕立てようとするシーンがある。これを「(監督が告発する)当時の韓国警察の捜査の(一部?)の実態」と見られればいいのだけど、ストーリーや演出の一環として評価をしてしまうとたちまちダメになってしまうだろう。

この映画は、「閉鎖的」に代表される韓国の田舎社会の問題や、普通の人間に潜む“陰”の部分を鋭く描いている点も評価できる。

2007-02-18

[]親切なクムジャさん SYMPATHY FO LADY VENGEANCE(韓国、2005年)

監督・脚本は「JSA」や「オールドボーイ」で知られるパク・チャヌク。主演やパク監督の「JSA」のヒロインを演じブレイク、その透明感溢れる美貌から「酸素のような女」と言われるようになったイ・ヨンエ。最近では韓国のテレビドラマ「宮廷女官チャングム」でアジア全土でその魅力が知られるようになった。R-15指定。

(※ネタバレしない程度の紹介)

誘拐された娘の命を助けるために、誘拐した男が以前犯した子どもへの猟奇殺人の罪をかぶって自首し、13年服役したクムジャ。服役中、誰に対しても笑顔を絶やさず接し、他の囚人が嫌がる仕事を進んでし、困っている囚人を助け、キリスト教への深い信仰を持った。いつの日か彼女は「親切なクムジャさん」として天使のように崇められるようになる。

しかし、こうした彼女の行為は自分を陥れた男への壮大な復讐計画の序章に過ぎなかった----。出所後、刑務所で助けた元囚人たちに協力させて、復讐計画がいよいよ実行に移される----。

イ・ヨンエがこれまでのイメージを大きく覆す役を演じたことで話題になった作品。「天使のような悪魔」「悪魔のような天使」を見事なまでに演じている、というか、おそらく彼女にしか演じられなかったと思う。イ・ヨンエが冷たい顔して言った「余計なお世話よ」、天使のような笑顔で言った「早く死んでね」が、作品公開後流行ったらしい。


作品は、クムジャが男を殺して終わり、みたいな単純な復讐劇かと思ったら、最後の30分が意外&凄まじい展開に----。

こ、怖すぎる----ガクガク(((( ;゜Д゜))))ブルブル。かなり心理的に怖い映画です。日本ではR-15指定になってるけど、誘拐した子どもを虐待するシーンは、日本でも欧米でもおそらく撮ることができないだろうなあ。しかし、このシーンにより、映画で提起しているテーマがよりはっきりと刺激的に伝わってくる。とにかく、この恐さは半端じゃない。


それにしても、「甘い人生」「サマリア」、そしてこの作品を見て感じたのは、韓国映画のクオリティが高いこと。個人的にはアメリカや日本も足元も及ばないと感じている。たしかに最近、日本の映画も元気がいいが、どうも「お涙ちょうだい」の泣かせる・感動させることを狙った作品が多くてあまり好きになれない。それに対し、韓国映画は、社会問題や人間の根源的な欲望や醜さ残酷さ、狂気といった重くて難しいテーマを芸術性の高い映像で、なおかつ低予算で作っている。芸術性を追求する余り、リアリティにかけたり、「表現のための表現」と感じる演出も多いが、それらは「象徴的なメッセージ」なので、あまりツッコんでもしょうがない。

[]キム・ギドクの他の作品

「サマリア」で、監督・脚本をしたキム・ギドクに関心を持った。おいおい見たいなと思うものをピックアップ。amazonでの紹介文の一部も併せて載せておきます。

コースト・ガード [DVD]

コースト・ガード [DVD]

夜7時以降、海岸にいる不審な人物は、北のスパイをみなすという掟に忠実に、海岸で横たわる男を射殺した。しかし、その男はGFとの情事を楽しんでいた民間人。人間違いでも任務に忠実だったと表彰されるカン上等兵だったが、殺された男の恋人は精神を病んでしまい、家族から攻められ、彼自身も常軌を逸していく…。


弓 [DVD]

弓 [DVD]

海に浮かぶ船の上でふたりきりで暮らす老人と少女。老人は10年前に連れて来たこの少女が17歳の誕生日を迎えた時、彼女と結婚しようと考えていた。ところが、少女が青年と恋に落ちてしまい…。

(※「サマリア」でチェヨン役を演じたハン・ヨルムが少女を演じている。一歩間違えたら、「ド変態ロリコンじいさんの少女監禁モノ」なテーマを、キム・ギドクがどう描いているのか楽しみなところ)

2007-02-17

[][]肉体改造の副作用?

更新をお楽しみに!!

ウェイトトレニーング、ランニング、スイミング、ボクササイズ----編

  • 鏡を見る時間が増えた。筋肉が切れているかチェック。
  • 電車で吊り革につかまると(かかとをわずかに浮かす程度に)懸垂をしてしまう。また吊り革を強く引っ張り、上腕ニ等筋の張りや大きさを確認してしまう。
  • 肉を食う量が増えた。
  • トレーニング後に飲むプロテインは格別(ビールではないw)。
  • 体に疲労を感じないと1日が終わらないと思ってしまう。スポーツクラブに行けない日は体が違和感でいっぱい。
  • 男女問わず、人を見るときに体全体のバランスや筋肉のつき具合をチェックしてしまう。
  • 痩せて着られなくなった服がいっぱい。とくにジーンズがいっぱい。
  • スーツを買うときウエストサイズに合わせると胸囲がきつくて着られない。胸囲に合わせるとウエストがブカブカ。
  • ほとんど毎日通っているので、ウェア、シューズ、ドリンクなどで出費がかさむ。
  • 長袖を着ても袖を肘までまくってしまう。

ヒップポップダンス編

  • ヒップポップミュージックを運転中かけると、無意識に体を動かしリズムをとってしまう。さらには、アイソレーションの練習もしてしまう。
  • 街中や店内でスポーツクラブのレッスンで練習した/しているがかかると、踊りたくなる衝動に駆られる。歩くときには裏拍とって歩いてしまう。
  • ロックやポップスを聴いていても裏拍をとってしまう。
  • 仕事の帰りに駅なんかでストリートダンスをしている人を見かけると、スーツ姿でじっくり観察してしまう。
  • 腰をますますエロく動かせるようになった(?)

近々、肉体改造の効果をスポーツ科学や心理学の観点から真面目に書く予定。

2007-02-16

[][]サマリア SAMARITAN GIRL(韓国、2004年)

サマリア [DVD]

サマリア [DVD]

サマリアの少女

サマリアの少女

監督・脚本・編集・美術監督:キム・ギドク。その過激でスキャンダラスな表現や独自の視点からの鋭い社会的メッセージから、作品を発表するたびに毎回大きなセンセーションを巻き起こしている、韓国映画界の異端児とも言える彼の第10作。なお、彼の作品のほとんどは韓国では18禁である。R-15指定。


(ネタバレしない程度の、パッケージに書いてあるレベルの紹介)

女子高校生のチェヨンとヨジン。いつも明るく屈託のない笑顔をしているけど、どこか精神的なモロさもあるチェヨン。真面目で気が強く姉さん肌のヨジン。いつも2人は一緒。

チェヨンは、ヨジンとヨーロッパ旅行に行きたいという思いから、いつ頃からか体を売っている。チェヨンは何のためらいも感じないどころか、自分を仏教の説話に登場する娼婦バスミルダ(彼女を抱いた男はみんな仏教徒になる)に例え、「自分は男を幸せにしている」とまで言う。体を売るチェヨンの行為を嫌い、彼女を買う男たちを憎みながらも、心配のあまり、ヨジンは彼女の頼みを受け入れ、客への連絡と見張りとお金の管理をしている。しかしある日、ヨジンが少しの間目を離したスキに、警察官にホテルの部屋に踏み込まれ、それから逃げようとしたチェヨンが窓から飛び降り還らぬ人となる----。

「自分のせいでチェヨンは死んだ」----ヨジンは彼女への罪滅ぼしのためにある決意をし、実行する----。そして、その行動をある日目撃した父は----。

とにかく、悲しくて痛くて重くて暗くてせつなくて残酷で壮絶で衝撃的な作品。ここ何年かで見た映画の中では圧倒的なほどの傑作。しかし、「傑作」とか「名作」という表現はこの作品には適切な表現ではないな。確実に賛否両論分かれると思うし、この手の作品を敬遠する人もいるだろうけど、何はともあれ見て欲しいかなと。

演出に関してはツッコミたいところもいくつかある(特にラスト)のだけど、ツッコミどころがあるということで観た人に様々な解釈ができる余地を残しているとも言える。例えば、チェヨンが売春をするまでに至ったのかがまったく描かれていないので、彼女の行動の背景が見えないのだけど、考えてみれば「なぜ売春しているのか?」という問い自体愚問であり、それは観た人が各々で解釈すればいいことだ。


ちなみに、ヨジン役を演じたのが当時高校3年生のクァク・チミン、チェヨン役を演じたのが当時大学2年生のハン・ヨルム。韓国人の女性は、肌が白くて幼顔の人が多く、また2人ともこの作品が女優としてのデビュー作ということもあって演技力に少し問題があるのだけど、そのことにより、「女子高生を演じている」というよりは極めて自然に「リアルな女子高生」になっている。

それにしても、作品中、ヨジンが銭湯でセックスをした後のチェヨンの体を洗うシーンがある。性器やバストトップは映っていないが、2人とも全裸で全身の姿がロングショットで映っている。10代の売春を描いた作品に出ること自体、儒教文化がまだ残っている韓国では物議を醸すことなのに、当時18歳と20歳の女性が女子高校生役として全裸シーンに挑むとは----純粋に敬意を感じます。なお、このシーンは映画の中でも、最も美しいシーンですね(性的な印象は全然感じなかったです)。引き込まれました。

日本でリメイクするなら----チェヨン役は宮崎あおい、蒼井優あたり、ヨジン役は井上真央・北川景子だろうか。

2007-02-15

[]しばらくアジア映画三昧

とりあえず、借りてきた作品を備忘録がてら書いてみる。レビューは後日のエントリーで。


  • 「7人のマッハ!!!!!!!」 BORN TO FIGHT(タイ、2004年)

 超絶ムエタイ格闘映画「マッハ!!!!!!!」で世界を驚愕させた製作チームによる第2弾。


  • レディ・ウェポン LADY WEAPON(香港、1993年)

 女性2人が主役の香港カンフーアクション


  • 親切なクムジャさん SYMPATHY FO LADY VENGEANCE(韓国、2005年)

 「チャングム」でおなじみ“お嫁さんにしたい女優NO.1”に輝き続ける清純派女優イ・ヨンエが、これまでのイメージを覆す復讐者を演じている。カンヌ国際映画祭特別賞3冠。R-15指定。


  • サマリア SAMARITAN GIRL(韓国、2004年)

 女子高校生の援助交際をテーマに、10代の少女の友情と揺れる心を描いている。ベルリン国際映画祭監督賞受賞作品。R-15指定。


  • 殺人の追憶 MEMORIES OF MURDER(韓国、2003年)

 実在の猟奇殺人事件をモチーフにしたサイコサスペンス。PG-12指定。

2007-02-14

[]バレンタインデー間接キッス

タイトルはもちろん、おニャン子クラブの名曲?「バレンタインデー・キッス」をもじったもの。って書いても何のことだかわからない若い人ももう多いだろうなー。“キッス”というのが時代を感じさせますねー。


はい、今日はバレンタインデーでしたね。いつもどおりがんばって仕事です。こういう日に限って思いっきり仕事量が多くなって残業というのがtakashiクオリティ----。

(>_<)

はい、今日の晩飯は吉野家で牛すき鍋定食(肉大盛)でした。それが何か?

(>_<)


はい、いつもどおりスポーツクラブに行きました。恒例のヒップポップダンスレッスンで踊りまくってきました。今月は、現在ブレイク中のグエン・ステファニーの曲で、ロック系やポップ系の要素が多いフリですねー。かなり激しい動きですね。


レッスン終了後、インストラクターの先生と夜の常連客の中でお母さん的な存在でいろいろお世話になっているおばさまからチョコレートをいただく。さらに、今日は、自分のと間違えて、カフェとかでつるんでいる仲良しのおばさまのペットボトルの水を飲むオレ----間接キスという奴だな。自分のボケで、バレンタインデーにおばさまと間接キス----これもtakahsiクオリティ。

(>_<)(>_<)


帰り、受付嬢からチョコをもらう。ええ、今日来た男性客すべてに配っているチョコですが、それが何か?

(>_<)(>_<)(>_<)

2007-02-13

[]スパイダーマン2 SPIDER-MAN.2(アメリカ、2004年)

ファンタジー系の映画はあんまり好きではないし、アメコミのキャラやあまりにも勧善懲悪な単純なストーリも好きではないのだけど、サム・ライミ監督によるスパイダーマンシリーズは中々おもしろいし、ヒーローの孤独や悩みも描かれていて奥深い。

人を救う立場にある人間、人を救う力を持っている人間が、ときに「救えなかった」「救いきれなかった」場合にそのこととどう折り合うか、使命・仕事しての自分とプライベートの自分との線引きといったテーマは、我々心理職も直面しているものである。

CGの完成度も中々。

ツッコミどころもある。まずは、敵キャラであるドクター・オクトパスが、人工知能が搭載した鋼鉄アームに乗っ取られただけで、なぜあそこまで強くなるのかが不思議、というか、アメコミでそんなことツッコミを入れること自体野暮か----。

それから、これは1からも思っていたけど、ヒロインのキルスティン・ダンストのビジュアルが不安定すぎること。基本的に私の好みではない、というのを割り引いたとしても、すごい美人ともかわいいとも感じない----。いや、ときおり、ものすごく色っぽく&かわいく見えることもあるし、最新主演作の「マリー・アントワネット」ではキュートな魅力も振りまいているけど----。

2007-02-12

[]3連休はDVDで映画三昧

アルティメット(フランス、2004年)

アルティメット DTSスペシャル・エディション [DVD]

アルティメット DTSスペシャル・エディション [DVD]

リュック・ベッソン脚本・制作。

まあ、既にリュック・ベッソンの脚本のデキには端から期待していないので、ストーリーや設定に対するツッコミは置いておいて----。

「No スタント」「No CG」「No ワイヤー」を謳った極限のアクションや格闘は確かにすごい(※ただし、全体の1割ほどはワイヤーを使っているらしい)。だけど、カメラワークが全て台無しにしている。とにかくね、カット割が細かすぎ。もっとワンカットで、じっくり見せて欲しかった。

ローラ役のダニー・ヴェリッシモは中々かわいいです。



甘い人生 a Bittersweet Life(韓国、2005年)

甘い人生 特別日本版 [DVD]

甘い人生 特別日本版 [DVD]

「キラースマイル」と言われる甘いマスク(しかし、原田泰造にも似ている)で日本でも人気がある、イ・ビョンホン主演作。R-15指定。

作品を一言で言えば、「日本版“この男凶暴につき”」だろうか。

マフィアのボスの忠実な部下として表の仕事から裏の仕事まで冷徹にこなすソヌ(イ・ビョンホン)。ある日、愛人のヒスが浮気しているのではないかと疑うボスから、彼女を監視し、浮気している場合は自分に連絡をするか始末をするよう命令される。案の定、愛人は浮気していたが、純粋無垢なヒスに惹かれたソヌは、彼女を殺したくないという思いからボスのいずれの指示も実行しなかった。しかし、このたったひとつの過ちによって、ソヌは組織から命を狙われることになる----。


イ・ビョンホンは、冷酷かつ頭がキレる、しかし女性に対して極めて不器用で、愛を知らない孤独な男を見事に演じている。格闘や銃撃戦もキレがありスタイリッシュ(普段から格闘技の訓練をしていると思われる)。相当体を張っているし、拷問されたり泥土に生き埋めにされたりと、今までの彼の作品にはなかった「血みどろ」の演技をしている。今の日本ではこんな演技できる俳優はいないなあ。しかし、それゆえに、「イ・ビョンホンの魅力でもっている作品」とも言うこともできる。

というのも、映画の性格がいまいちわかりずらい。ハード・ボイルド、あるいはフィルム・ノワールなのか、ラブストーリー+アクションなのか----「ヒスを守り一緒に逃亡する」「ヒスのために組織と戦う」なら分かりやすいのに、実際の展開はそのどちらでもない。それぞれの人物の背景や人物同士の関係もきっちり描かれていないので、それぞれの人物がなぜそのような行動をとるのか、説明し切れていない。

それから、無駄なシーン・話が多い。作品は2時間ぐらいあるが、1時間半ぐらいにすればもっとテンポのある作品になったと思う。このことも映画の性格をわかりずらくしている。

邦題の「甘い人生」も不適切。英語タイトルの「Bittersweet」こそ、この映画のテーマを見事に言い表しているのに----。

ヒスを演じるシン・ミナは中々かわいいです。日本人で言えば、蒼井優に近いかな。最初の登場シーンが特に彼女の魅力が出ていますね。白色でスケ気味+ミニスカートが、純粋無垢さとエロスさの両方を見事に演出しています。ただ、残念なのは、最初の登場シーンでは「影」や「憂い」を感じたのに、その後それが薄れてしまっていること。


まあ、苦言をいっぱい書いてしまいましたが、アクションのクオリティは中々高いですし、映像や音響、テーマ曲やBGMも完成度高いです。イ・ビョンホンの新境地を開く映画になったことは確実(これまでの彼が好き、という方からは否定的な意見もけっこう出るかもしれないけど)。凄惨・残酷なシーンばかりなので、それなりに覚悟が必要ですが----。

2007-02-10

[][]愚かなYahoo!!

http://geocities.yahoo.co.jp/gl/aucs_tsubuyaki/view/20070209

血液型診断の問題については、このブログではたびたび指摘してきた。しかし、普段の場面の中で、血液型診断のでたらめさや問題を指摘すること自体、なんともしにくい状況になっている。

最近、納豆・黒酢・にがりなど、「あるある大辞典」でとりあげられたかなりの物が、番組で言われる効果はでたらめだったということが明らかになっているが、こうしたメディアが広めたものでもっともデタラメで問題なのが血液型診断と言える。おそらく、血液型診断は、「最も広まって浸透した都市伝説」であると言えよう。

血液型診断は、心理学の業界で、学術レベルで数多くの研究がなされているが、血液型によって性格の傾向が違うと科学的・統計的に証明された研究はひとつ足りともない。書籍などで、自称研究者が血液型診断の有効性を訴えるようなものが出ているが、それらは、実験計画・データ収集・分析・考察のいずれかの段階で、あるいはこれらの複数、場合によっては全部において不備が見られる。捏造レベルのことが行われている場合もある。

そんなデタラメなものが、覆すことができないほどの一つの文化として広く日本人に浸透してしまったのは、まっとうな研究者の指摘を無視してメディアが垂れ流したせいである。先日、BROなどからの指摘を受け、TVで血液型診断を特集して報道することはできなくなったが、番組上で出演者が血液型診断の話をすることは平然と行われている。個人的には出演者のこうした話も禁止するべきだと思っている。

血液型診断の問題は、納豆とは比べ物にならない。納豆自体は食べ過ぎたら体に悪いが、普通に食べていれば健康にいいからだ。納豆自体に危険性はない。しかし血液型診断はその存在そのものに大きな差別的な問題をはらんでいる。

以前にも書いたが、血液型は人が生まれながらにして備わっている性質で、基本的に変えることのできないものだ。血液型によって「〜という性格だ」と性格傾向などを指摘することは、たとえば皮膚の色によってそれをするのと同じことだ。血液型診断が科学的に効果が証明されているならともかく、実際はまったくのデタラメ----つまり、デタラメなものを基準に、人の性格を決めつける、その意味で血液型診断はタチが悪い。

リンク先のページでは、血液型別でコメント欄の投稿を分けている。先の例で例れば、「黒人はこちら」「白人はこちら」と分けているのと同じことだ。

というわけで、yahooに抗議しようかと検討中。

[]人狼(日本、2000年)

人狼 JIN-ROH [DVD]

人狼 JIN-ROH [DVD]

押井守:原作・脚本、沖浦啓之:監督のアニメーション映画。

童話「赤ずきん」をモチーフにした、狼として生きることを選んだ男とその男との愛を夢見た女の物語。

戦後、昭和30〜40年代、反政府運動が盛んだった時代を舞台(ただし、第二次世界大戦で日本が勝利し、ドイツの統治下におかれるという設定)に、反政府運動対策として設置された首都圏治安警察機構で、迅速な機動力と強大な打撃力を持つ精鋭部隊警備部特殊機甲大隊の隊員、伏一貴は、地下ゲリラの掃討作戦中、目の前で少女に自爆されてしまう。

任を解かれ、さらにPTSD症状に悩まされる中、この少女の墓に行った伏は彼女の姉と名乗る女性と出会う----。


映画版「攻殻機動隊」など、得てして難解になりがちな押井作品だが、この作品は難解さが抑えられており(制作会社の判断で監督を押井にさせなかったとのこと)、演出もシンプルですんなり見れる。

といっても、後半は中々重く&暗く、ラストについては評価が分かれるところ。


個人的には中々の良作という感想。

2007-02-09

[]祝!! 肉体改造開始2周年!!

2005年の2月7日にスポーツクラブに入り開始した肉体改造----そのころからの勢いを落とすことなく、というかさらに勢いを増す形で続けております。

まったく運動していなかったデブデブな男が、気がつけば、ウェイトトレーニング、ヒップポップダンス、ヨガ、ボクササイズに励み、さらに市民マラソンや地区のバトミントンに参加するまでに至り、少しずつ「脱いだらすごい(はぁと)」な体になるのを実感しておりますww。以前から「ジュース類は飲まない」「炭水化物の食べ合わせはしない(パスタとパンは除く)」「スナック菓子は食べない」「大盛は注文しない(小食で食えないのだけど)」はしていますが、それ以外特に食事制限をせずにここまでやれました。


さて、この先1年の肉体改造の目標を立てるとしましょう。

  • 体脂肪率を12〜13%にする
  • 腹筋を6つに割る
  • ベンチプレス(ただし、マシン)自分の体重の重さ負荷を上げる。
  • 市民マラソン5kmで、参加者の半分を切る順位でゴールする。

日々鍛錬です。


さて、以下は期間限定で公開する、肉体改造開始間もない頃と現在の背筋画像の比較です。

2007-02-08

[]最近購入したCD

The Cloudy Dreamer(DVD付)

The Cloudy Dreamer(DVD付)

Do the Rock(初回限定盤)(DVD付)

Do the Rock(初回限定盤)(DVD付)

Scratch (初回限定盤)(DVD付)

Scratch (初回限定盤)(DVD付)

そら(初回限定盤)

そら(初回限定盤)

ノット・トゥ・レイト

ノット・トゥ・レイト

[][][]新春特別企画!! 年始にメンズエステで身を清める男─某高級メンズエステ体験レポート その5

店長 vs takashi

いよいよクライマックス

時間は16:00過ぎ、もう帰りたいところなんだけど、無料体験には「勧誘」が伴うわけで----。

無料体験の説明のときは悪友と2人一緒だったけど、終わった後の勧誘は、別々。分断作戦で心理的に断りにくい雰囲気を作るって計算だな。そういえば、無料体験の途中で、お姉ちゃんが「お連れの方、“申し込もうかなー”とおっしゃっていましたよ」って言っていたな。後で悪友に確認したら「そんなこと言っていないよ」って返事。中々腹黒いなぁ。

悪友には若いスタッフが、私には店長がつく----後々考えてみれば、おそらく、ターゲットを私ひとりに絞ったんだろうなあ。悪友はひやかしモード満載だったのに対して、私は紳士的に対応しすぎてしまったから----。

店長は前にも書いたけど、若干27歳。前に務めていたある都市の支店では、プロ野球選手やJリーガーの担当もしていたというやり手。お茶とパンフレットが私の前に出される。

店長:「いかがでしたか?」

Takashi:「中々おもしろかったです」

店長:「今日1回だけで、だいぶ減っています。これを続ければ、もっと素敵になれます。私たちとしても食事指導などもっといろいろして差し上げて、takashi様が素敵になるお手伝いがしたいです。ぜひぜひ、これを機会に続けて来ましょう」

と、おもむろに白紙にメモをしながら電卓で計算を始める。ちなみに、パンフレットにはコースの内容・説明は書いているけど値段はいっさい記載されていない。

店長:「お腹の痩身コースが1回18000円、顔の痩身コースが1回12000円。それで、まずは月2回、半年ほど来て下さるのがお薦めなので24回----なので72万。それで、今キャンペーン割引中ですのでそれを引かせてもらうと----60何万円になります

(※実際のコース名とは違います。また値段も実際のものからちょっと変えてあります)

ちなみに、エステの施術時に使うジェルやローション、その他スキンケアの関連品はこの値段に含まれていない。飲み屋のボトルキープのように自前で購入し、店に置いておくことになる。それが、24回分だと6万円を超えるとのこと----原価がいくらか勘ぐりたくなる。これがエステの儲かるシステムというやつだな。それにしても、合計70万弱----想像していた以上の値段。こんなもん出せるわけがない。70万円あれば、英会話教室に1〜2年行けるだろうし、車の購入の頭金にできるし(てか、軽や小型車なら買えてしまうものもある)、海外旅行に何回か行けるし、パソコンを3台以上買えるし、生活家電を一式買い換えられるし、1年間の学会や研修会参加のための参加費・交通費・宿泊費・食事代・飲み代がまかなえるし、行きつけの創作フレンチやイタリア料理の店に70回女性を連れて行っておごってもおつりが出るし----いろいろと70万円の価値やよりよい使い道について頭の中で考えてしまった(苦笑)。

まあ、いかにエステで70万円もの大金を使うことのバカバカしさを感じたわけで、それで当然ながら「そんな金ない」オーラを出していたら、そこをすかさず店長は次の手に出てきた。

もう少し続きます。

2007-02-07

[][]週刊少年マガジンでアスペルガー症候群が取り上げられています

今週と来週の2回に渡り、漫画雑誌「週刊少年マガジン」に、「15の夜─いじめられている君へ」という、アスペルガー症候群の男子生徒を描いた読みきり連載が掲載されます。内山登紀夫先生が監修をされています。

[]同じマガジンの中に----

今週の週刊少年マガジンの、私の大好きな漫画「絶望先生」のテーマはバレンタインデー。

ほとんどの男子にとってバレンタインデーは好きな子の好きな子が分かる日

まったくもってそのとおりでございます。

(>_<)

[]トレーニング for 市民マラソン シーズン2

というわけで、ストレスやら落ち込みやらやるせなさやら無力感、焦燥感、自己嫌悪感などを全部筋肉に変えるべく、トレーニングにますます没頭しますよ。

とりあえずは、2月末に参加する某市民マラソン3kmに向けてがんばりたいと思います。この市民マラソンは、近隣の高校の運動部の高校生、自衛隊員がけっこう参加することで知られる大会で、山の中でやることからコースも高低差が激しいとのこと。今回は3kmと、前の5kmに比べたら少ないけど、だからといってあなどってはいけない。


で、最近のトレーニングは、春休みモードになったのでこんな感じです。

  • 月:ヒップポップダンス、ヨガ
  • 火:ヒップポップダンス(昼)、ウェイトトレーニング2セット、ランニング(軽く1〜2km)or スイミング
  • 水:ヒップポップダンス
  • 木:ウェイトトレーニング2セット、ランニング(3〜5km)
  • 金:ボクササイズレッスン、スイミング
  • 土:(空いている場合)ウェイトトレーニング2セット、ランニング(軽く1〜2km)
  • 日:(暇で体力があるとき)バトミントン2時間

ダンスレッスンに週3回行っているので、体が絞れそうです。

2007-02-06

[]購入予定の本

でっちあげ 福岡「殺人教師」事件の真相

でっちあげ 福岡「殺人教師」事件の真相

2003年、福岡で、児童に自殺を強要するような暴言や暴力をしPTSDにさせたとして、ある教師が「殺人教師」として大々的にメディアに批判され、児童の保護者からも告訴された。

しかし、一審の裁判において、一連のいじめの事実は保護者によるでっちあげということが認定された。

著者による加害者とされる教師など、関係者のインタビューを中心にこの事件の事実に迫っているという。


スピリチュアルにハマる人、ハマらない人 (幻冬舎新書)

スピリチュアルにハマる人、ハマらない人 (幻冬舎新書)

[]まとめてレビュー

アサルト13 ASSAULT ON PRECINCT 13(アメリカ・フランス、2005年)

護送中のマフィア組織のボスが、天候悪化のため、近くにあった閉鎖直前の警察署へ移送される。そこへ、彼と結託していた悪徳警察官たちが彼を消しに襲撃。警察署の警官と収容された犯罪者が協力して、悪徳警察官に立ち向かう----。

イーサン・フォーク、ローレンス・フィッシュバーン、ガブリエル・バーンといった演技達者が出ているので期待したけど----ごく普通のB級アクション映画で終わってしまっているなあ。

それにしても、何でアメリカの映画に出てくる女性精神科医は、みなして美人でセクシー(服も露出多いし)なんだろ。


マイアミ・バイス MIAMI VICE(アメリカ、2006年)

麻薬組織撲滅のために、2人の警官が潜入をする、という単純なストーリー。

もっとこう、スタイリッシュで派手なアクションと、「リーサル・ウェポン」シリーズのようなコンビの警官の熱い友情が見られると思ったのだけど----コリン・ファレルとジェイミー・フォックスの鍛え上げられた肉体と、コン・リーの艶かしい肢体以外に特にいいものがなかったなあ----。ガンアクションはかなり控えめだし、ストーリー展開のテンポもいまひとつタルい。

だいたい、潜入捜査官だとしても、普通警察官がフェラーリに乗って高級マンションに住めるわけないし、ジェット機を操縦できるわけないし、潜入捜査官が潜入していきなりマフィアボスの秘書と目と目が合って「フォーリンラブ」そして「激しくセックス」ってのもありえない。アクション面でヘンにリアリティを追求している割には、ストーリーや設定に関しては現実とかけ離れている。

DVDレンタルでよかったよ。


妄想代理人(後半)

借りられていた妄想代理人の後半を一気に見る。

うーん----前半がよかったので期待したのに----後半や結末は非常にがっかりな展開だった。ストーリーは完全に破綻。あまりに先鋭的・前衛的な演出のみが突っ走り、広がりすぎた話がまとめられないまま無理やり終わっていったという印象を持った。

原作者・監督の言いたいことや結末の意味するところは確かにわかる、というか実にシンプルなこと。それはそれで面白いし・興味深い。でも、そのシンプルなことをわざわざ難しくして描いた感じ。もっとリアリティのある演出やストーリー展開でもよかったような。

何ていうのか、おそらくこれは原作者・監督が意図していたところなのかもしれないけど、後半は人の妄想を延々見せられた・聞かされた感じ。仕事としてならいいけど、娯楽として見る・聞くのにはちょっと耐えられないなあ。

[]ブログ再開

年明けから、末吉の呪いが炸裂したのか、プライベートにしても仕事にしても、研究・実践活動にしても凹むことばかりで気が滅入っていてブログを休んでいましたが----まだ、完全復活ではないですが、ブログは再開します。

それにしても、ほぼ毎日更新していたのをピタッと止めたわけですが、それはそれで悪くはないなあ、「このままやめてもいいかな」とも感じてしまいました。