さいころじすと日記

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2007-08-31

[][]ブリーフサイコセラピー学会長野大会で1番良かったもの─栗田智未氏の発表

ブリーフセラピー業界の大きな課題としては、「ブリーフセラピーの効果をエビデンスで示せていない」のと、「エビデンスに対する関心が低い」というのが個人的に感じていて----実際、学会誌にしても研究発表にしても、多くは1ケースのケース報告・発表であり、統計的な手法を用いての分析や数量的な指標による効果の測定を行ったものは非常に少ない。丹野義彦氏(2001)が、過去15年の心理臨床学研究で発表された研究を調べ、「日本における臨床心理学研究の大部分が事例研究であり、さらに事例研究の大部分は5事例以下、半数が1事例のみの研究で占められている」と述べているけど、ブリーフサイコセラピー学会も心理臨床学会と同じような状況だと言える。「“実践を通しての研究”が多く、“実践に関する研究”は少ない」(下山、2004)のである。

手前味噌だが、前回の横浜大会、前々回の岩手(滝沢村)大会で、SFAの効果について実証的に、数量的な指標を用いて分析を行ったものを発表したのだけど、いずれも聴講者が10人程度という悲惨なものだった。自分の発表の質がいいかどうか、魅力的かどうか、アピール度が高いかどうかなどを棚に上げたとしても、エビデンス・ベースドに対する関心の低さには強い懸念を感じてしまう。「このままではブリーフセラピーの発展はない」と両方の発表でも言ったし、前回大会のときには学会長の遠山宜哉氏と話をしたときにもその旨を伝えた。それを受けてかどうかはわからないけど、その後の学会誌のレターに、CBTにおける効果研究などを引き合いにしてエビデンス・ベースドの重要性・必要性を書いてくださったが、現状としては変わっていないと言える。

マスターセラピストによるケース発表・報告は確かに魅力的だけど、聞いたからって「自分でもできる」ことには必ずしもならないし、これらの発表によって、彼らが使った技法が「有効ですよ」と世の中に説得力を持ってアピールできるわけではない。1ケースのみの事例発表・報告は否定しないけど、それでもスコット・ミラーたちがやっているように、質的な記述だけでなく、数量的なデータもとっておき、それも発表で提示することが必要だと思う。

栗田氏の研究は、大学生の進路相談において、統制群とSFAによる面接を行ったグループ(SFA群)と基本的傾聴技法を行ったグループ(BL群)との効果の比較(研究1、2)や、「例外質問」・「スケーリング・クエスチョン」「コーピング・クエスチョン」を実施した現在志向のSFAと、「ミラクル・クエスチョン」・「スケーリング・クエスチョン」「コーピング・クエスチョン」を実施した未来志向のSFAの比較(研究3)を行っており、SFAの効果を支持する結果が得られている。

実験デザイン、方法、検定など、いずれにおいても素晴らしい、文句のつけどころがないものだった。サンプル数がいずれの群も1ケタ代と少なかったのが残念なところだけど、「天井効果が見られた被験者を除外した」などの理由からなので批判には耐えられるだろうし、さらにそういった実験に対する厳密な姿勢に好感が持てた。さらにうれしいのは「前のtakashiさんの発表を聴いて勇気づけられました」と言ってくれたこと。いや〜、大した研究じゃないのに----照れますね。

私にとって、今大会のベストの研究発表だし、今大会のすべてのプログラムの中でも1番良かった。

栗田氏は広島大学大学院の院生である。とにかく若いし、バイタリティに溢れている方だ。今後ますますの研究活動を期待したいし、おそらく将来のブリーフセラピーの業界を背負ってくれると思う。

2007-08-30

[]お知らせ

ブリーフサイコセラピー学会長野大会関係の紹介エントリーは、大会のあった日のエントリーに加筆する形で更新しています。

2007-08-26

[][][]善光寺参り─「真実の愛」を求める男

(※9月3日、1:15加筆)

f:id:psychologist:20070830231630j:image 善光寺仲見世通り

f:id:psychologist:20070830231737j:image 善光寺仁王門

f:id:psychologist:20070830231800j:image 善光寺本堂

学会終了後、弟分O君と仲良く(苦笑)会場すぐ近くにある善光寺へお参り。「極楽浄土への入口」と誉れ高い寺とのことで、重厚かつ格調高い造りが印象的だ。ただ、本堂や以外は改修工事に入っている箇所が多く、ちょっと雰囲気が味わえなかったのが残念。

学会のときにも話題提供があったのだけど、善光寺は2つの宗派が管理しているものの、どの宗派にも属さない(厳密に言えば、宗派が別れる前からあった寺ということもある)、そしてどんな宗教・宗派の人でも参拝を歓迎している寺だそうで----ブリーフサイコセラピー学会の精神とも共通してますね。

残念ながら、16時半で本堂内の内陣が閉じられていたため、仏様は拝めず----でも、参拝してきました。この場合ご利益が得られるかわかりませんが----。

参拝後は、境内内のお土産屋へ。広い店の中に、種類豊富に御守や御札などのグッズ?が売っている。てか、御守だけでも種類多すぎ!! お土産に2つの御守と自分用の御守というか、御守携帯ストラップを購入。

どんな御守かって? そりゃ、縁結びに決まっているじゃないの!!

カカッテコイ!щ(゚▽゚щ)

御守のパッケージにはこう書かれています。

四つ葉のクローバーの幸運にあやかり、真実の愛に出会われますように。

「真実の愛」ですか----そんなものあるんでしょうかねぇ----。

(〃´o`)=3 フゥ


さらにその後、「恋愛みくじ」なるものも200円払って引いてみました。男2人で恋愛みくじです、怪しすぎます。結果----中吉でした。詳しい内容はこんな感じ----、


恋の歌

雪の降る一人の夜はつらくても熱い二人の愛があります

愛情運(※おそらく、上の歌の意味だと思います)

一人の夜々は辛くても 実にすばらしい人に遇い 熱い愛を交す運勢の下にあります 気付かないでも恋されているかもしれません その時こそひとつの愛に生きましょう 今こそ倖(しあわせ)を祈りましょう

マジっすか!! 仏様、そんなもったいぶらないで早く熱い愛を交わさせてくださいよ!! 幸せは毎日祈ってますけど----。

南無ぅ( ̄人 ̄)ちーん

その他の内容ですが----一部紹介すると----

  • 年齢差:同い年が理想的だが、1歳女が上でもよい。(えーっ、年下じゃダメなの?)
  • 待ち合わせ:友人を交えて、楽しい食事のできる場所がよい。(楽しい食事のできる場所ならたくさん知ってるよ)
  • 縁談:この2、3年内に多く話がある。早く決断しないこと。(決断したいけど----)
  • 結婚:まだ早い、最低3年は待て。(とても待てません)
  • 学問:甘えがつよい。目標に立ち向かう勇気を持て。(勇気ですか----)

中吉の割には微妙な結果ですね----・・・_| ̄|○・・・はうぅ・・・


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お参りの後は、近くのそば屋「大丸」でそばとくずきりを喰らう。純手打ちのそば屋で、激ウマでした。

そして、車で長距離運転して帰宅。何か熱い夏が終わったという感じですわ。

[]日本ブリーフサイコセラピー大会 第17回長野大会 3日目(最終日)

大会3日目の午前中は3つの時間帯に分けられての研究発表。朝イチに聞きに行ったのは、栗田智未氏の「大学生の進路相談場面における解決志向アプローチの有効性─実験的手法による検討」という発表。実は、私が今大会の研究発表で一番聞きに行きたい&期待している発表だ。これについては独立したエントリーとしてじっくり紹介したい。

次に聞きにいった研究発表は、織田信男氏(岩手大学)による「良いこと日記の可能性」。ブリーフセラピーの理論を元に小野直広(1995)が考案した“黒字ノート”、黒字ノートを元に織田氏が考案した“良いこと日記”、森田療法の日記、認知行動療法(CBT)の日記について、それぞれの特徴を示し比較した上で、良いこと日記の可能性について話題提供したものだ。

これも非常におもしろい発表。効果研究も行っているということなので、さっそく論文を仕入れよう。

ちなみに、発表のときも紹介があったが、SFAの開発者スティーヴ・ディ・シェーザー(1985)には、日記を活用したユニークな「書け、読め、焼け課題」をクライエントに出したケースが述べられている。

失恋によって抑うつ感や強迫感に陥っている女性に、

  1. 快適な場所を探し、毎日、同じ時刻に次の課題を1時間行うこと。
  2. 奇数日には、恋人との良い思い出、悪い思い出を書き出してください。その時間ずっと書き続けること。同じ内容でもOK。
  3. 偶数日には、前日書いたノートを読み、それから焼いてください。
  4. もし、こうした望ましくない考えが、他の予定外の時間にわいてきたら、「今は、別なことを考えなくてはならない。これは正規の時間に考えよう」と独り言を言うか、とりあえずメモにしておき、正規の時間に思い出して、そちらに集中してください。

という課題をやってもらった結果、5日目までに強迫感が改善されたとのこと。


研究発表最後の枠は、N氏の「アクティングアウトと“選択”と“決断”と----─ある“復職”から─」を聞きに行く。N氏が所属する、Y氏を代表とするグループは毎大会積極的に発表をしていて、おまけにどれも困難事例と言えるもので、聴いていて大いに参考になる。今回発表されたケースも、非常に制限された状況の中で、またクライエントの激しいきめ細かく動きまわって環境調整をし、そしてリソースを最大限に活用して何とかしているところがすごい。

ただ、このグループの方々みんなに言えるのだけど、配布資料なしで、パワーポイントのスライドにケースの詳細や逐語をびっちり書くプレゼンテーションのスタイルは非常にいただけない。おまけに提示する内容が多いためスライドはすぐ切り替わるし。回収すればいいのだから、スライドを配布資料にして配るのが発表者としてのマナーだと思う。

ちなみに、私は教育心理学系の大学院にいたこともあって、「教育工学」の講義のときにパワーポイントによるスライド資料の作り方についてもみっちり指導を受けた。

 「スライドは“読む”ものではなく“眺める”ものだ」

とずいぶん言われたものだ。パッと見た瞬間に書かれた内容が把握できるようでなければ、いいスライドとは言えないと思う。

2007-08-25

[][]日本ブリーフサイコセラピー大会 第17回長野大会 2日目 after story─タイカフェで壁に登る男

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学会2日目終了後は、国際ホテル21で懇親会。並ぶ料理やデザートの数々。うまそー。ただ、この後おそらく2次会・3次会があるので、控えめに呑む・喰う。以前から知っていたものの中々話す機会がなかった先生、学会の準備・運営をしてくれた信州大学の院生・学生、久しぶりに会えた先生などなど、いろんな方と話ができた。


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途中、アトラクションとして、小・中・高校生の女子からなる和太鼓集団、「鬼島太鼓」による演奏。ヘヴィ・メタルのような中々激しい演奏。テクニックもスゴ腕。いやあ、ドラムと比べて太鼓ってやはり音に深みがあるし、何か血沸き肉踊りますね。


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20時半ごろ会場を後にし、懇親会で誘い合ったメンバー19人で2次会へ。これまた行き当たりばったりで店を探したものの、すぐに見つけることができた。こっからはペースを上げて焼酎(もちろんロックで)やカクテルをいただく。

( ´∀`)つt[]


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23時、店の閉店とともに2次会終了。ただ、まだ飲み足りないし、夜はこれからでしょ!! 当然ながら、同じ考えの人がいるわけで----S師匠、T姉さん、T姐さん、I女医、Tさんと3次会へ突入。

...((((=・o・)ノ ゴーゴー♪

店を探していたら、かなーり不思議で怪しい雰囲気を漂わせるタイカフェを発見。オープンスタイルの店で、店の手前がタイ雑貨店と酒が飲めるカウンターがあり、奥にカラフルな布で仕切られたテーブル席がある。タイテイストを演出するためかわからないけど、エアコンがない----。でも、この日の長野の夜は涼しかったので問題なし。

f:id:psychologist:20070829074421j:image 愉快!?な仲間たち


f:id:psychologist:20070829074647j:image タイの焼酎アラック

かけつけ1杯はお米とココナッツで作られたタイの蒸留酒(つまり焼酎)のアラック(ARAK)をロックでいただく。アルコール度数は30度。アルコール度数の高さは感じなかったものの、人によっては薬品っぽいと感じてしまうかもしれない、ツーンとする香りが印象的。その後は、カクテルを3杯ほど。昨日と打って変わって、呑んでも呑んでも酔いません。


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とにかく不思議な店で、座ったテーブルのすぐそばには上の階に昇る、脚立のような狭くて急な階段がある。階段の上り口の壁には「Members Only」と書かれている。また、階段の下側には、強化ガラスでフタがつけられた井戸がある。2階には何人か客がいるようで、なぜかときおり「ドスン」という大きな音が聞こえてくる。いったい何やってんだ? 2階の客が帰った後、どうにも気になったT姐さんと私は店の人にお願いして上がらせてもらうことに。

すると、ボルダリング(フリークライミングの一種で、ロープなどつけずに3〜4m程度の岩や人工壁を登るもの)の練習スペースがある。なるほど、「ドスン」という音は客がマットに落ちたときのものだったのね。さらに奥に行くと、屋外のテラスがある。“バカと煙は高いところがお好き”─ボルダリングにはまっている私は、ええ、さっそく昇りましたよ、酒呑んでいるけど(苦笑)。飲み食いしすぎているので、筋力トレーニングがてらサクっとやりました。壁が垂直なので比較的簡単でした。

てなわけで、店の人から「もう閉めますんで----」と言われる24時半まで呑んで語り合いました。

[]日本ブリーフサイコセラピー大会 第17回長野大会 2日目─大会長企画、大会企画シンポジウム

大会長、中西公一郎氏(信州大学)による大会長企画は、「ソリューションの面接ビデオから----」。彼によるSFAの面接ビデオを見て検討するものだ。初回のみで終わったケース(※ただし、クライエントは彼の勉強会に参加している人の中から、今回のデモンストレーションに志願した人なので、厳密な意味では臨床のケースではない)の面接を全部見た後、フロアからの質疑に答えるもの。

こういう面接ビデオを見ることができるのは貴重だけど、個人的には適宜解説を入れながら進めて欲しかったところ。質問者がたまたまいい質問をしてくれたので、結果的にいい解説がなされたけど----ヘンな質問者やヘンな質問だったらそれこそグダグダになっていた可能性がある。重要なところは逐語で書かれた資料を配るなど、もう少し綿密な講演・研修にして欲しかった。


午後は大会企画シンポジウムが2本。

まずは、宮田敬一氏(大阪大学、ブリーフサイコセラピー学会初代会長)、白木孝二氏(Nagoya Connect & Share)、児島達美氏(長崎純心大学、ブリーフサイコセラピー学会2代目会長)による「“鼎談” これまでのブリーフ、これからのブリーフ ディ・シェーザー、キム・バーグ、ヘイリー、そしてワツラウィックへの追悼をこめて」。昨年から、ブリーフセラピーの諸理論・技法の開発者が相次いで亡くなっていることを受けて企画されたシンポジウムだ。スティーヴ・ディ・シェーザーとインス・キム・バーグはSFAの開発者、ジョン・ヘイリーは戦略派家族療法の開発者であり、またミルトン・エリクソンを世に広めた立役者の1人、ポール・ワツラウィックはMRIの開発者のひとりである。

彼ら開発者と交流のあった3人のシンポジストが順番に、思い出・エピソードや開発者らが伝えようとしていた考え、彼らの業績などを語った。「ブリーフオタク」な私としては、とても興味深いものだったし、開発者らの素顔も知ることができた。


2つめの大会企画シンポジウムは、黒沢幸子氏(目白大学)と森俊夫氏(東京大学大学院)による「スクールカウンセリングのツボ」。学校を「生きたコミュニティ」として捉え、仝鎚姪相談活動、▲灰鵐汽襯董璽轡腑鵝↓心理教育プログラム、ご躓_霪、ゥ轡好謄犢獣曚5本柱とするコミュニティ・アプローチを展開する必要性やそのコツについて、2人の漫才のような掛け合いのもと、話題提供が行われた。

そういえば、今回の大会と同じ日に大阪で臨床心理士会による学校臨床心理士研修会があったけど----それに出るためにブリーフサイコセラピー学会に参加しなかった人もチラホラいるけど、このシンポジウムに関しては「大阪より長野に来たほうがよかったよ」と言えるかな。

黒沢氏は、石隈利紀氏(筑波大学)と並んで、実践面でも理論面でも日本のSCをリードしている方だというのが私の印象。臨床心理士会の用語で言うところの、「臨床心理面接」も「臨床心理的地域援助」の両方ともセンスがいい人だと思う。そういう人は中々いるものではないし、日本の臨床心理士会全体としては未だ「個別面接」に強くこだわる人も多い、というか主流を占めていると思われる状況や、臨床心理士の指定校でのトレーニングも個別面接や心理査定が中心の状況では貴重な存在とも言える。

森・黒沢のワークショップで学ぶ解決志向ブリーフセラピー

森・黒沢のワークショップで学ぶ解決志向ブリーフセラピー

先生のためのやさしいブリーフセラピー―読めば面接が楽しくなる

先生のためのやさしいブリーフセラピー―読めば面接が楽しくなる

[]日本ブリーフサイコセラピー大会 第17回長野大会 2日目─某研究発表

午前中最初のプログラムは研究発表。4つの発表が同時並行で行われるが、私はそのうちH氏の「境界性人格障害と診断された女性への行動療法的アプローチ」を聞きに行く。これを選んだのは----途中で見立てが「広汎性発達障害の不適応状態」に変わっているからだ。何をもって見立てを変えたのか、広汎性発達障害と変えた上でどのような支援をしたのか、詳しい内容が気になったので選んだ。


クライエントの困っているところに焦点を当て、行動療法的な介入により8回で終結したということで、それはそれでいい支援が展開されたと思う。「結果がよければすべてよし」とも言えるけど、気になるところもあった。

  • 見立てが単なる面接場面での印象のみで判断している。
  • 発表者の所属先には発達障害の専門家がいるのに、見立ての後リファーなり相談をしていない。

結局、広汎性発達障害とラベルを代える・貼る意味・意義・メリットが私には感じられなかった。少なくともクライエントの役には立ってないような。完全にカウンセラー内で自己完結してしまっている。「“広汎性発達障害の可能性もある”ことを頭の片隅に入れて対応した」ならわかるのだけど----。見立てとその後の対応がつながってない。

ラベルがどうであれ、「クライエントさんの〜というニーズに行動療法的に対応した」ということであれば、よかったのではと思う。これは、(この日の飲み会でO先生がおっしゃってたが)実際の支援の質どうのこうのというよりは、単に発表のまとめ方の問題とも言える。それだけに、ちょっと残念だった。

(※あくまでも個人的な感想です)

2007-08-24

[][]日本ブリーフサイコセラピー大会 第17回長野大会 初日 after story

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ワークショップ終了後は、はい、おきまりの飲み会ですね。事前に飲み会参加者を募っていて、「参加したい方はワークショップ終了後に、大学の〜に来てください」って告知していて----事前の感じから「あまり参加者はいないだろうなぁ」と思っていたけど、集合場所に行ったら10人以上人がいて-----おまけに大物がズラり。さらに後から数人ほど合流するということで、思ってもいない展開に。

( ゜Д゜) ス、スゲー!

参加者を少なめに見積もっていたので店は予約しておらず----とりあえず集団でゾロゾロと大門から権堂の街を練り歩きながら、よさげな店をあたっていくことに。それにしても、大門や権堂の街は、昭和30〜40年代テイスト溢れる趣き。そして、ところどころにいかにも妖しい・怪しい風俗店があり、客引きをされる----ディープです、マニアックです。ラッキーなことに、2件目にあたった「酔笑(すいしょう)」という大衆居酒屋の2階の個室を確保!! これで心置きなく話ができる、騒げる、呑める、喰える。

メンバーは、S師匠、海外の大物によるブリーフ関係のワークショップですばらしい通訳をされるK先生、EMDRの第一人者のI先生、ミルトン・エリクソン関係の著作や普及活動で著名なN先生、エリクソン・クラブのK先生、SFAの著作・普及活動で著名なN先生・O先生・S先生・T先生----いやはや豪華。この時間は某所で学会の常任理事会が行われているけど、この豪華さは「裏理事会」ができそうなほど(笑)。それから、弟分のO君、最近知り合ったI嬢、O先生の知り合いの院生、SFAの重鎮H先生の若きお弟子さん3人と、“ベテラン&若手“という両極端な構成。なんか、私1人、中途半端な立場だな。もう「若手」とは言えんし、かといって「ベテラン」でもないし、「中堅」というのもはばかれるし----。それにしてもO君にI嬢、想定外の豪華メンバーにだいぶ緊張の模様----。態度のデカい私は、初っ端から足崩して完全リラックスモードだけど(←真似しちゃだめよww)。

σ(^_^;)

“長野らしい”メニューは無かったものの、料理のクオリティは中々。長距離運転+ワークショップで腹が減っていた私はガッツリ喰らう。酒も、ビール中ジョッキの後は、長野の地酒をたしなむ。しかし、疲れが溜まっていたせいか、日本酒3杯飲んだだけで酔いがまわってきた----。酔った勢いで、I嬢に熱く偉そうにSFAを語っていたような----。

ウィーッ へ(( ̄ー ̄*))))....〜〜((((* ̄ー ̄))ノ ヒック

気がついたら、あっという間に23時半に。4時間半もやっていたのね。まだまだ学会はこれからです。

[]日本ブリーフサイコセラピー大会 第17回長野大会 初日 ワークショップ 「ソリューション・フォーカスト・アプローチの実際」 その2

ワークショップ冒頭、ひな子先生が自己紹介の後、参加者の構成を質問する----すると、大方がブリーフサイコセラピー学会初参加で、なおかつSFAの研修を受けるのもはじめてとのことで----これにはびっくり!! 一方、「SFAを現場で使っている方」ということで手を挙げた数少ない1人の私は、ひな子先生から指名され、参加理由・ニードを話すことに(汗)。

(^^;)


最初は、SFAの理論や考え方について話題提供。シンプルな配布資料を元にしたシンプルな解説。うまい、無駄がない。

続いて“イエス・セット”のワーク。イエス・セットとは、現代催眠の父であり、ブリーフセラピーの父でもあるミルトン・エリクソンが編み出した、相手が「はい」とか「そうですね」と答える/感じる言葉がけを続けることによって、親和性や肯定的反応を高めるテクニックだ。質問が多く、また多少その内容が奇異と受け取られてしまうSFAによる面接を円滑に進めるためには必須のテクニックだ。

ワークは、ペアを組み、話し手と聞き手を決め、話し手が聞き手に対し5分間イエス・セットを続けるというもの。これが中々難しい----5分がとても長い。服装などの見た目、おそらく今日経験しているであろうこと、仕事から推測できること----いろいろ考え指摘するものの、だんだんネタが尽きてくる。

ひな子先生曰く、「価値観に関わることついてイエス・セットしてしまうと失敗することが多い」とのこと。なるほど。でも、これってネタがなくなってくるとついついやってしまうな。そして、それをするとだいたいははずす----。


続いて、ミラクル・クエスチョン、例外質問、スケーリング・クエスチョン、コーピング・クエスチョンといったSFAの質問技法やコンプリメントについて解説・話題提供。


その後は、ひたすらワーク、エクササイズ。3人でグループを作り、話し役・聞き役・観察者を決めてのワーク。話し役は、「最近ちょっと困っていること」を考えてもらい、それを「私は〜で困っている。〜したい」という形で聞き手に伝える。そして、聞き役が話し手にイエス・セットをした後、ミラクル・クエスチョンをして質問を続ける。それが10分ほど。その後は、その他の質問をして10分対話を続ける。観察者はそのやりとりを見てて気づいたことをメモする。終わった後は3人で5分ほどシェアリングし、話し役をコンプリメント。

気がつけば、終了時刻の18時前。ほんと楽しくて時間が経つのがものすごく早く感じられたワークショップでした。

やはり、ときどき、原点・基本に立ち返ることの大切さを感じたワークショップだった。そして、原点・基本に立ち返るたびに新たな発見や気づきが得られるSFAに、あらためてその魅力を再確認することができた。

それにしても、ひな子先生、優しさと温かさに満ちつつも、凛とした、一本筋の通った強さもあり----私がひな子先生と初めて出会ったのはちょうど10年前、歳を経てますます魅力的になっています。

[]日本ブリーフサイコセラピー大会 第17回長野大会 初日 ワークショップ 「ソリューション・フォーカスト・アプローチの実際」

今回のワークショップは、

  • 感情モニタリング法─まずは、セラピストが生き生きすること。そしてあなたのセラピーに新風を!(大多和二郎、横浜心理臨床オフィス)
  • RDI(Relationship Development Intervention)─家族のエンパワーメントを重視した新しい療育プログラム(白木孝二、Nagoya Connect & Share)
  • 統合失調症の認知行動療法入門─カリスマじゃない臨床家ができるごくまっとうなアプローチに向けて(菊池安希子、国立精神・神経センター精神保健研究所)
  • ハリー・ポッターに学ぶエリクソニアン・アプローチ(津川秀夫、吉備国際大学)
  • ソリューション・フォーカスト・アプローチの実際(田中ひな子、原宿カウンセリングセンター)

の5本立て。私は、相当迷ったのだけど、田中氏のワークショップに参加することに(※事前申込です)。

ブリーフセラピーの代表的な理論・技法であるソリューション・フォーカスト・アプローチ(以下SFA)と出会って、ちょうど10年。仕事でSFAを使い始めて6年目。ここ最近は、エリクソニアン・アプローチ、ナラティヴ・セラピー、構造派家族療法、CBTなど他の理論・技法にも手を広げているけど、ここでもう一度原点に戻って自分を振り返りたいことや、最近SFAを教える立場にもなっているので、著名な先生のワークショップのやり方を学びたいといった理由から今回これを選んだ。

田中氏は私のとても大好きで尊敬している臨床家だ。大ファンですね。個人的にも親しくさせていただいてます(というわけで、以下「ひな子先生」で)。長谷川啓三氏や白木孝二氏など、日本にSFAを導入・紹介した立役者はいるが、日本でここまでSFAが広まったのは田中氏によるところに大きいのでは、というのが個人的な印象。


続く----。

[]日本ブリーフサイコセラピー大会 第17回長野大会─プロローグ

f:id:psychologist:20070828154053j:image

待ちに待ったブリーフサイコセラピー学会がやってきた。今年唯一参加する学会で、また1番好きな学会だ。


13時からのワークショップ参加のため、朝6時に起き、7時過ぎに家を出る。今回は車で行くことに。途中、弟分のO君を拾い、男2人で仲良くドライブ(苦笑)。


長野インターまでの道のりは思ったより遠い----というのも、この日は集中工事の日なのか、中央自動車道が10ヶ所ぐらいで車線規制をしてて、おまけに2ヶ所で工事渋滞----。途中サービスエリアで簡単に飯を食って、かっ飛ばして、長野インターに降りたら12時20分を過ぎ----(汗)。これがtakashiクオリティか。

宿泊ホテル近くのコインパーキングに車を泊め、タクシーに乗って、会場の信州大学教育学部に向かう。受付についたのは12時50分。これで間に合うかと思ったら、受付に人がいっぱい並んでいて----。おまけに私の受けるワークショップの会場は受付から一番遠いところ----。結局、ワークショップ会場に入ったのは、開始10分後----すいません。「受付は各ワークショップの会場でやってもいいのでは?」とも思ったけど、まあしょうがない。

今回、夏ということもあり、大会のスタッフは浴衣・甚平姿。学会員受付の女子学生スタッフが超萌えだったので、まあそんな野暮なことを考えるのはやめやめ(苦笑)。

(;´Д`)俺は許しちゃうヨ! ハァハァ

2007-08-23

[]それでは、長野でお会いしましょう

いよいよ、明日から、24〜26日、長野の信州大学で日本ブリーフサイコセラピー学会が開催されます。

もちろん、フル参戦いたします。懇親会も、もろもろの飲み会も全て参戦です。夜の長野市の街でも暴れます(笑)。

まあ、今年は学会の大会はこれしか出ないですし----。


それでは、長野で。

とりあえず、今日は今から、明日からの暴飲暴食生活に備え、ウェイトトレーニングをしてきます。

[]セクシーに痩せる、男と女の体脂肪コントロール講座

Tarzan (ターザン) 2007年 9/12号 [雑誌]

Tarzan (ターザン) 2007年 9/12号 [雑誌]

最新号、495号の雑誌「Tarzan」の特集は、

「セクシーに痩せる、男と女の体脂肪コントロール講座」

表紙と特集インタビューはTOKIOの山口達也。表紙では、上半身裸+ジーンズを腰履きしてDolce&Gabbanaのボクサーブリーフをチラっと見せて、これでもかというぐらい男のセクシーさをアピールしています。彼、1972年生まれだったのですね----私よりも年上。いっとき太っていたけど、今は見事に締まった体になってますね。サーフィンで日焼けした肌が、体の締まりをより強調しています。


インタビューでは、彼の考える「セクシー」について語っています。名言いっぱいです。


30代はカラダをキープする人と崩れていく人の分かれ目だと思う。

そのとおりですね。私はまだ、境界線上にあるかな。私の場合はキープじゃだめで、痩せないと、締めないとな。


今どきの若い男はみんな細すぎ。セクシーさのかけらもない。服は似合うけど使えない体だよね

最近ユニクロでも「Just Fit」てな感じで、細身の男がぴったし着られるタイプの服が売られているけど----なんかね健康的じゃないな。まあ、オレは着られないし。


個人的には細い女性が好き。でも、不健康な細さにはちょっと引くな。

細い女性は苦手ですが、華奢な女性は好きな私。骨格や線が細いけどほどよい肉付き----理想です。

(*´д`*)


自分が見られている意識のないときの、自然にしている女性が素敵だなって思う。

何気ない仕草とかいいですよね。

2007-08-22

[][]日本学校カウンセリング学会ワークショップ─「アメリカにおける生徒指導・問題行動の考え方と指導の実際」 その2

日本における生徒指導の大きな問題は、極端に言えば、「思想だけで方法や技術がない」ということだ。

思想と言った場合には、ひとつには旧態依然とした体育会系の管理主義、もうひとつは来談者中心療法を背景とした受容・共感。いずれにしても、目の前で起こっている生徒の問題行動、とりわけ、行為障害や発達障害の子どものパニックや他害行動に対しては何の役にも立たないどころか、子どもに害になる場合もある。

一方、アメリカは、いかにもアメリカらしく、様々な状況への対処について方法・技術が蓄積されている。極端な例を挙げれば、パニックなどで他害行動を起こしている子どもへの取り押さえ・拘束についても方法が確立されていて、その資格もいくつかあるとのことだ。学校では必ず1人以上、資格を持った教職員がいて、彼によって定期的に教職員で訓練が行われて取り押さえ・拘束についての共通認識・理解が図られている。

日本では、「不審者対策」ではない、「子ども」の取り押さえについて教職員が研修を受けようものならマスコミや保護者から袋叩きに遭う可能性があるが、実は、子ども・教職員双方の身の安全を守る上でも、他の子どもの安全を守る上でも、さらには問題行動を起こしている子どもの将来を守る上でも(アメリカでは他害行動に対する処分が厳しく、取り押さえなければ、逮捕されるような、取り返しのつかないことを子どもが犯してしまうこともあるため)、取り押さえ・拘束について安全で効果的なやり方を知っておくことは極めて重要である。

取り押さえについては、法的なプロセスが定められていて、そのプロセスを踏んでなければ教職員が処分を受けることになる。取り押さえをした場合は、その後詳細な報告書を提出しなければならないし、聴取も受けることになる。逆に言えば、プロセスをきちんと踏んでいれば、取り押さえの際子どもが亡くなることがあっても、加害者となる教職員は法的に守られることになる(※守られるといっても、「無罪」になるとは限らないが、「殺人罪」といった重罪の適用からは免れる)

こうした方法・技術は、警察・刑務所との連携・協力の中で学校現場にも浸透していったという。実は、日本でも刑務所や少年院・鑑別所といった施設において取り押さえ・拘束の方法・技術はかなりの蓄積がある。しかし、日本ではそれらは学校現場に下りてきていない。なお、現在鑑別所では取り押さえの際はその様子をビデオで撮影しているところがあるとのこと。


技術の話を少ししておこう。例えば、子どもに腕を噛まれた場合、反射的に手を引いてしまうが、これは噛み付いた方の歯が折れる、噛まれた方は負傷箇所を広げることにもなり、どちらにとっても危険である。噛まれた場合は、噛まれた手を相手の方に押すのがいいとのこと。髪を掴まれた場合も同様に相手側に掴まれた頭で押すのがいいとのこと。また、パニック状態で暴れている子どもに対峙する場合は、少なくとも腕の長さ分距離を取り、子どもの正面に立たず、斜め横か横に常に位置を取ることが必要である。


そう考えると、このブログでも何回か述べているように、やはり心理士もしっかりフィジカル・トレーニングを積んでおくことは大事なわけで。今年度は、仕事の関係で子どもを追っかけて捕まえることも多いが、日々トレーニングを積んでいることと格闘技マニアのおかげで、子ども効果的かつ安全にそれができるようになっていると思う。

2007-08-20

[]絶対の愛 TIME(韓国・日本、2006年)

(※8月21日3:30、加筆・修正)

本能的な欲望とは、変化を求めるもの。

人間とは、流れゆく時に耐えるもの。

愛とは、繰り返される日々に変化を見いだそうとすること。

人生とは、流れゆく時の中に永遠などないと悟ること。

ここにお互いを激しく愛する恋人たちがいる。

長い関係でもその愛は廃れず、胸の高鳴り、相性、情熱、そして思慕は変わらない。

私は彼らに問いを投げかけた。非常に不条理な問いを。

(キム・ギドク)

低予算・短時間での製作、美しい映像と音楽、鋭い感性とスキャンダラスな演出・表現、人間の奥深い欲望や原罪、愛を、不条理で残酷な大人の童話として描き続けている、韓国映画界の鬼才・天才・異端児、キム・ギドク。このブログでもおなじみですね。一部の作品を除いて、観る者を激しく鬱にさせると同時に言いようのないカタルシスをもたらしてくれるということで、熱狂的なファンがいる監督・脚本家です。ベルリン国際映画祭とヴェネチア国際映画祭で監督賞を受賞している数少ない監督であり、作品を発表するたびに多くの賞をもらっているものの、韓国映画界では評価されず冷遇されている悲劇の監督でもあります。

その最新作『絶対の愛』をついに観ましたよ。遠方はるばるミニシアターに行ってきました。


(※ネタバレしない程度のストーリー紹介)

「永遠に愛し合いたい」─付き合って2年になるセヒとジウ。互いを深く愛している。しかしセヒは、彼が自分に飽きるのではないかと強い不安に駆られており、たびたびエキセントリックな言動をして彼を試そうとする。そしてある日、セヒは愛の不安から彼の前から姿を消し、整形手術をして自分の顔をつくり変える。やがて新しい顔になった彼女は、違う名前を名乗ってジウの前に現れる。真実を知らず、彼女を愛し始めるジウ。しかし、一方で、ジウは姿を消したセヒへの思いも断ち切れずにいた。セヒはジウと出会った頃の新鮮な気持ちを感じ満たされるものの、以前の自分へ強く嫉妬する----。ジウに本当のことを話せずに苦悩するセヒは、ついに彼に真実を告げる----しかし、そのことを受け入れられないジウは、彼女の前から姿を消す----。

「紹介しすぎじゃん」「ネタバレしてるじゃん!!」と思ったあなた。大丈夫です。この作品はそう簡単なものではありません。また、真実を知ったジウが取る行動、そしてラストも我々の想像の域をはるかに超えます。これが、キム・ギドクがキム・ギドクたるゆえんです。

演出・表現はあいかわらず童話的です。わかりやすく言えば「世にも奇妙な物語」に近いと言ってもいいでしょう。もちろん、その質は圧倒的に違いますが。「そんな展開ありえない」「そんなことするわけない」と思うわけですが、それら演出・表現はメッセージの象徴的な機能を果たしているだけにすぎず、そしてそれらによって伝えたいメッセージがあまりに強烈で凄いので、観客は強く強く引き込まれ納得せざるを得なくなります。

ラストはただただ救いようがないです。悲惨です。悲しい・哀しいです。しかし、『サマリア』同様、これまた多様な解釈ができます。基本的には悲劇でしょうけど、喜劇にも見えます。「彼の手にかかれば、美醜の境界線も、悲劇と喜劇の境界線も、常識と非常識の境界線も、たち消える」─パンフレットにこう書かれていましたが----まさに円環的な世界がここにあります。


韓国は世界で有数の整形大国。韓国人の10人にひとり、女性に限れば6人に1人は整形手術をしているという。キム・ギドクは、この作品で整形手術を否定も肯定もしていないが、整形手術をしようと考えている人はこの作品を観た上で決断をしてもらったらと思う。なお、冒頭の整形手術シーンは、何人かの実際の手術シーンをつなげたもので、けっこうグロいです。

整形後のセヒ(スェヒ)を演じたソン・ヒョナは、1994年にミス・コリアに輝いている。2004年にまぶたと歯茎の整形をカミングアウトしている。また、韓国芸能界で麻薬のエクスタシー汚染が問題となった2002年、容疑者として逮捕され、その拘束服姿をインターネットで流された(後に有罪となり、執行猶予判決が科されている)過去がある。ある意味、彼女でなければ演じられなかった役であろう。

2007-08-19

[]Jack is back!!

Do you understand the difference between dying for something and dying for nothing? Today I can die for something, my way, my choice.

“意味のある死”と“犬死に”の違いがわかるか? 今日の俺の死は無駄にならない。これが俺の生き方だ。

(ジャック・バウアー)

[rakuten:joshin-cddvd:10081244:detail]

「心理士たるもの、彼のごとくあるべし」─心理系特殊工作員takashiが惚れる「漢の中の漢」、侍、死人(しびと)、心理士の任務を遂行する上での理想のモデルの1人、ジャック・バウアーがもうすぐ降臨します。

既にヘンテコなCMで、「24日は『24の日』」とキャンペーンが打たれてますね。

2007-08-18

[][]日本学校カウンセリング学会ワークショップ─「アメリカにおける生徒指導・問題行動の考え方と指導の実際」 その1

ウィスコンシン州ケトルモレイン学校区で特別支援教師・自閉症コーディネーター・専任教師として活躍されている池田実氏を招聘して、2日間のワークショップが開催された。1日目は、「アメリカにおける生徒指導・問題行動の考え方と指導の実際」をテーマに、行為障害や広汎性発達障害に伴う問題行動への生徒指導上の対応について、2日目は「アメリカにおける特別支援教育・自閉症の考え方と指導の実際」をテーマに、アメリカでの特別支援教育の実態や自閉症児の捉え方、IEP作成について話題提供をしてもらう、という内容だ。


池田氏はアメリカで、医療入所施設、病院での行為障害・情緒障害の子どもへの治療・支援活動の後、学校現場に入り上記の活動をしている。アメリカで20年以上、特別な支援ニーズを持った子どもへの治療・支援の第一線にいる。現在は指導的な役割を担っており、独自の支援プログラム・システム「池田メソッド」を開発するなどの優れた業績からブルーリボン賞も受賞している。

日本での特別支援教育政策の策定・実施にあたって、文科省の担当官がまず最初に視察・調査に行ったのがこの池田氏のところだという。ただまあ、現在の日本の一連の特別支援教育施策は、「いったい何を見てきたのか」と激しくツッコミを入れたいというか、泣きたくなるほどどうしようもないのだけど。


例えば、アメリカの学校には多様な専門家が入って子どもの教育・支援にあたっている。教師、スクールナース、スクールサイコロジスト、ガイダンスカウンセラー、スクールポリス、情緒障害専任教員などなど、日本とは大違い。

生徒数あたりの配置されている教職員の数も----500人規模の学校の場合、日本だと20〜30人の教職員が配置されているのに対し、アメリカでは60人超も配置されている。ボランティアや保護者も積極的に学校に入り教職員や子どもたちをサポートしている。さらに、日本の教員は、本来の教育活動以外の仕事も多すぎる----。

(個人的には、教職員の負担軽減や教育予算削減の観点からも学校での部活動は廃止し、民営化すべきだと考えている)


具体的な内容については順次更新していきたい。

2007-08-17

[]飲み会 part2

昨日に続いて今日も飲み会。今日は、スポーツクラブのボクササイズレッスンのインストラクターと一緒に出ているメンバーたちと居酒屋へ。


昨日とうって変わって----とある酒豪の元ヤン(現ヤン!?)姐さんに絡まれたせいで、飲みまくり。

Ц(*=д=)/(ノT-T)ノ アタシノサケガノメネェーノカ!


今日も飲みすぎた----絶対体重増えてるな----。

2007-08-16

[]飲み会 part1

親しい心理士仲間たちと飲み会。

仲間のKさんの家で、Kさんの手料理と窓から見える花火、お酒を楽しみながら、会話を楽しむ。


でも、今日の私はちょっと寡黙に、物思いに耽りながらビール、ワイン、焼酎、泡盛といろんな酒をいただく。

窓から見える花火が儚く見えた。

2007-08-15

[]正義の味方も----

「アンパンマン、悪い奴がいじめるよー」

「よし、僕が退治してやる!!」

「アンパンマン、お腹が減ったよー」

「僕の顔を食べて!!」


もしジャムおじさんがいなかったら、アンパンマンはどうするんだろ?

2007-08-14

[][]自殺問題

豊胸手術の女性、自殺率3倍=心理的問題、解消されず?−米調査8月13日7時0分配信 時事通信

 【シリコンバレー12日時事】米医学専門誌アヌルズ・オブ・プラスティック・サージェリー8月号に掲載された調査報告によると、豊胸手術を受けた女性の自殺率が一般平均の3倍に達することが分かった。1965〜93年に手術を受けた3527人を追跡調査した。

 豊胸手術と自殺との因果関係は解明されていないが、調査報告を執筆した大学教授は米紙に「手術を受けた女性の多くが心理的な問題を抱えており、手術後もその状況が改善しなかったのではないか」との見方を示した。

 米国では、出産後に体形を元に戻したい母親と外見的な若さを維持したいベビーブーマー(団塊世代)を中心に美容整形が人気で、2006年の美容整形手術は過去最高の約1100万件に達した。中でも豊胸手術が最も多かった。

(時事通信、8月13日)

退役軍人の自殺は一般人の約2倍=米調査

【シカゴ11日】米国で11日発表された調査で、同国の退役軍人の自殺者は一般の人の約2倍に上ることが明らかになった。調査を行った学者は、イラクやアフガニスタンから戻った兵士の精神的なケアの必要性を強調している。(写真は、イラクのバグダッド近郊で戦闘車両に乗った米兵士)

 調査によると、最も自殺しやすいのが軍役で不具になった男性や、感情的もしくは心理的なトラウマを被った人たち。白人で年を取り、学歴の高い元戦闘員も自殺率が最も高い。自殺にはたいてい火器が使用される。

 調査は約32万1000人を対象に行われ、うち約3分の1は2度の世界大戦、朝鮮戦争、ベトナム戦争、第1次の湾岸戦争をまたぐ1917−1994年に軍務に就いた元戦闘員。調査の中心となったポートランド州立大のカプラン教授は、調査には最近イラクやアフガニスタンから戻った兵士のデータは含まれていないが、これらの人々には高いレベルでトラウマによる障害が見受けられるとして、長期間にわたってこれらの人々を見守っていく必要があると指摘している。

(時事通信、6月12日)

退役軍人より豊胸手術をした女性の方が自殺率が高いとは----?

2007-08-13

[][]2人のH先生を偲ぶ

別れは突然に----。

先週1週間のうちに、お世話になった2人の先生が亡くなった。2人とも亡くなるにはまだ早すぎる年齢だった。


ひとりはベテランの心理士。私の生息地の心理士会の設立から発展まで指導的な役割を果たし、SC制度の普及にご尽力された方だ。交流した年月は長くなく、それほど深い関わりではなかったが、グループSVや仕事のことでお世話になったことがあった。

仕事の途中倒れ、そのまま帰らぬ人となった。最後まで仕事に生きた人だった。



もうひとりのH先生は、大学院時代の教官のひとり。社会心理学が専門だった。非常に活発で精力的で前傾姿勢、歯に衣着せぬ辛口な発言----大いに刺激を受けた。先生の臨床心理学批判は、非常に共感が持てるもので、今の私のスタイルにも影響を与えている。鬼軍曹のようなハードさだったが、そのおかげでド素人の私が多少統計を理解できるようになった。ただ、ときに刺激が強すぎたり、考え方が違うところがあったので、付き合いについては少し距離をおいていた。近年は、学校での心理学の授業やコミュニケーショントレーニングの導入について研究や実践を重ねていた。方法論は違うものの、学校教育における心理学のアプローチの導入に力を注いだ方だった。

多趣味でスポーツマン、疲れを知らないタフな人----「死んでも死なない人」、そんな印象すら持っていた。

しかし、知らぬうちに病魔に冒され、発覚したときには余命いくばくだったという。残りの人生を家族と過ごし、身辺の整理をし、告別式の準備も進めた。そして、医者に宣告された倍の余命を生きた。彼のプロデュースによる告別式は、いかにも彼らしいものだった。最後の最後まで自分らしさを貫いた。しかし、それゆえに涙を誘われた。



心からご冥福をお祈りします。

2007-08-12

[][]やっぱりね

赤ちゃん教育ビデオに効果なし=言語習得遅れる恐れも−米大調査8月11日16時0分配信 時事通信

 【シリコンバレー10日時事】米ワシントン大学教授らがこのほど発表した研究報告によると、生後8カ月から1年4カ月の赤ちゃんに早期教育ビデオ番組を見せた場合、言語習得が遅れる恐れがあることが分かった。研究に参加したディミトリ・クリスタキス教授は「そうした番組は効果がなく、むしろ有害かもしれない」と警告した。

 調査は1000人以上の保護者から聞き取り方式で実施。全体の32%が「英才教育」などと宣伝するビデオを赤ちゃんに見せていたが、ビデオを1時間見せるごとに、見せない場合に比べ習得言語数が6〜8語少なかったという。

(時事通信、8月11日)

2007-08-11

[]自問自答

闘えるのか?

守れるのか?

背負えるのか?

意志を貫けるのか?

途中で逃げないか?

まちがってないか?

後悔しないか?

思い上がっていないか?

2007-08-08

[]最近のメニュー(肉体改造強化月間)

週休5日生活。といっても、今週まで週休5日とは思えないほど研修や講演の仕事やら、論文作成やら、事例発表仕事に追われていましたが、ようやく落ち着いてきました。まあ、仕事に追われていたといっても、通常の仕事は3日休みなので、時間をもて余すことも多くて、既にダメ人間になっています。

まあ、時間があるので、余った時間はひたすらスポーツクラブで肉体改造ですよ。仕事での疲れがない分、かなりみっちりやれます。

さて、ここ最近のトレーニング・メニューはこんな感じ。

  • 月:ヒップポップ・ダンス(45分)、ヨガ(45分)
  • 火:ヒップポップ・ダンス、自重トレーニング、フリーウェイトトレーニング3セット、上半身のマシンウェイトトレーニング3セット、ランニング(3km、10〜13km/h)orプールスイミング&ウォーキング
  • 水:ヒップポップ・ダンス(60分+自主練習20分)
  • 木:自重トレーニング、下半身のマシンウェイトトレーニング2セット、ランニング(3km、10〜13km/h)
  • 金:ソフトなキック・ボクササイズ、ハードなキック・ボクササイズ、プールウォーキング(クールダウン)
  • 土or日:(予定が空いている場合)自重トレーニング、フリーウェイトトレーニング、上半身のマシンウェイトトレーニング3セット、ランニング(3km、10〜13km/h)orプールスイミング&ウォーキング

長期休暇恒例、火曜日に昼のヒップポップ・ダンスのレッスンに加え、金曜日にはキックボクササイズのレッスン2本(※人気のためレッスンが増えた)出ることにしました。


ウェイトトレーニングは、こんな感じ。

フリーウェイトトレーニング(ダンベル)

  • アームカール:9kg×10回、7kg×10回、5kg×10回
  • ラテラルレイズ:7kg×10回、5kg×10回、4kg×10回(※サムレスグリップ)
  • トレイセプスエクステンション:9kg×10回、7kg×10回、5kg×10回(※サムレスグリップ)

インターバルをほとんど取らないで、(その代わりに)負荷を少しずつ減らしていくディセンディング法でオールアウトさせています。アームカール以外は、親指をはずしてダンベルを握る“サムレスグリップ”でやってます。


自重トレーニング

  • マットに寝た状態で背筋50回。
  • バランスボールに、両肘を乗せる形でうつぶせにもたれかかり、体がまっすぐの状態で2分維持する。
  • (たまに)7kgのダンベルを胸に抱えて、上半身を軽く上げる腹筋、スローペースで10回×2

マシンウェイトトレーニング

上半身

  • 背筋:15回×3セット
  • 腹筋:傾斜30度、手の甲を頭の後ろに添えた上体で通常の腹筋(クランチ)15回×2セット、レッグレイズ15回×2セット

(※以下の5つは、1セット目を以下の負荷で行い、2セット目・3セット目を、ダンベル・トレーニングと同様、ディセンディング法で行いオールアウトする)

  • バタフライ:19.7kg×8回
  • ショルダープレス:29.7kg×8回
  • ラットプルダウンビハインドネック:49.5kg×8回
  • ベンチプレス:約48.7kg×8回
  • ロータリトルソ:40kg×15回

その他、他のスポーツクラブにビジターで行って、フリーウェイト・トレーニングをしたり、ボルダリングをしに行ってます。それらの甲斐あって、体が少し締まってきました。

2007-08-07

[]トランスフォーマー TRANSFORMAERS(アメリカ、2007年)

この8月の最大の話題作であるものの、実写作品であることや、監督が大味で有名なマイケル・ベイ、製作総指揮が最近ご乱心気味のスピルバーグということで、一抹の不安を抱えながらとりあえず観に行ったけど----。


まあなんて、大味でご都合主義で寒い映画----。ロボットたちがカートゥーン・アニメのノリで動き回ったりしゃべったりするのが寒い、うざい----。

ストーリーは、さえない男が、たまたま買ったボロ車、実は正義のロボットとともに地球支配をもくろむ悪のロボットたちと戦う、という実に単純なもの。


街中での戦闘シーンはさすがに凄い。ロボット以外のスタントシーンはできる限り実写にこだわってCGを使わなかっただけあって、圧倒的な迫力がある。ただ、街中で戦う必然性はないけど----。あと、「スパイダーマン3」でもそうだったが、CGによる動きがあまりに速すぎて、凄いことはわかるのだけど、何がやっているのか/起こっているのかわかりにくかった、てか目が痛い。

途中B級コメディ映画と思えるほどチープなギャグが連発----多少は笑えたが、寒すぎるものも。

単純にスカっとしたい人、迫力ある戦闘シーンを見たい人なら楽しめると思います。

2007-08-06

[][][]ボルダリング(フリークライミング)に挑戦!! その3

8月4日の日記の続き。

「takashiさん、力はあるけど、これは力だけではダメなのよ」─そう言うと、スタッフのおばさんはこれまたおもむろに壁を登り始めた----。

(  ゜ ▽ ゜ ;)エッ!! マジ?

おばさんは赤色よりも難易度の高いオレンジ色の岩をサクサクと移動する----。

「takashiさん、ボルダリングは筋力も大事だけど、するときはいかに力を“入れる”ところと“抜く”ところを使い分けるかなんですよ」「できるだけ力をセーブしながらすることが大事で、そうしないと多くの距離を移動できなくなるんです」

なるほど。でも、おばさんもよく見ると、上腕二等筋のつき方が尋常じゃない----血管浮いているし。

Σ(゚д゚lll)ガーン


やはり力だけではダメなのだ。いろいろ教えてもらったことをまとめると。

  • 体は壁に寄せる・つけた方が楽になる。
  • 手はひっかける程度で、膝を曲げて体にかかる負担を足に分散させると楽になる。(足が伸びきった状態になると手に負担がかかってくる)

なるほどねー。何かセラピー/カウンセリングにも通じる話だな。


夏休み中、何回か行って鍛えたいと思います。


それにしても、終わった後、両手と肩がもう乳酸溜まりまくりパンパンになりすぎ----着替えるのに両手を挙げるのもひと苦労、車の運転も、パワーステアリング機能が壊れているのかと思うぐらいハンドルが重く感じる----。

2007-08-05

[]花火大会にて─オレは心が狭い?

先日、スポーツクラブ仲間20人以上と花火大会に行ってきた。

仲間といっても、前回同様、そこにかわいい浴衣美女はいない----てか、参加者の中で一番若いのオレだし。おじさん、おばさんに囲まれてってやつね。

σ(^_^;)


海や川での花火が多い中、この花火大会は珍しい地上花火。事前にどでかいビニールシートで場所取りをし、酒やら食い物を買い込んで乗り込む。

街中での花火なので、そんなに大きな花火は打てないのだけど、間近で見られるので迫力がすごい。近いこともあり、風向きによっては灰や火の粉が降りかかってくるぐらいだ。酒飲みながら、仰向けに寝そべって、空に上がる花火をまったり鑑賞。いやー、いいもんです。

ウィーッ へ(( ̄ー ̄*))))....〜〜((((* ̄ー ̄))ノ ヒック


しかし、途中、高校生らしきカップルが、いきなりシートの前の空いているところに勝手に座りだした。ここを花火の関係者が用意した席だと勘違いしているのか----? 後ろや横に座っている我々に何の確認もしないで座り、肩を寄せ合い勝手に2人の世界に入る。

何人かの仲間に、「あの2人勝手に座ってますよ。どうします?」なんて聞いてみるものの、みんな元々いい人たちだし、酒も入って上機嫌ということもあり「まあまあ、いいやん」という返事。


でも、途中から2人のイチャつき具合がエスカレート。野郎が彼女を後ろから抱きしめて、キスとかし始めやがる。さすがに、他の人たちも「おいおい」と言い始めるものの、注意まではしに行かない。

心の狭い私はさすがにイライラしてきたので、何か言ってやろうといろいろと頭の中でセリフを考える。でも、私も基本的には「いい人」「小心者」なので----考えたセリフの中から1番ソフトなものを言うことに。迷惑行為に対するアサーションで定番とも言える「事実を指摘する」ってやつですね。

takashi:「あのー、今更どけとは言わないけど、ここは人のところだから」

カップル:「す、すいません」

うーん、我ながらヘタレだなあ。「勝手に人のところに座るなよ」とか「ここで楽しんでいるみんながいかに迷惑しているかわかる?」なんてセリフも考えていたのだけど。で、カップル全然反省の色ないし。


で、1時間半弱で花火大会が終了。するとカップル即効で消えていった----あいさつとか礼ぐらいしろよな!! てか、片付けも手伝えよ!!

凸(`Д´メ)凸

こいつらのせいでちょっと消化不良の花火大会になりました----。


花火大会の後は酔いを覚ましてから、スポーツクラブでウェイトトレーニング。

2007-08-04

[]祝!! アクセス500000達成!!

<(_ _)>


おかげさまで「さいころじすと日記」へのアクセス数が50万を超えました。

ランキング登録などしないで、この数字を達成できたことは非常にうれしいです。

これからも続けていきますので、ご愛読のほどよろしくお願いします。

[][][]ボルダリング(フリークライミング)に挑戦!! その2

ボルダリングのスタッフは2人。50代後半と思われるおじさんと40代と思われるおばさん。

最初、注意事項など説明され承諾書にサインした後、念入りにストレッチをしてさっそくやってみることに。ちなみに、この時間の参加者は私と悪友の2人だけ。貸切状態。

「まずは、石の色関係なしでやってみましょう」─1mぐらいのところまで登り全身を駆使して横(右)に移動していく。壁に打ち込まれたたくさんの石は、大きくて手でがっちりつかめたり足をしっかり乗せたりできるものもあれば、逆手でしかつかめなかったり、2、3本の指の第1関節ぐらいしかひっかけられないもの、小さくてつかみようがない・足を乗せようもないものもある。おまけに写真を見てのとおり、壁自体手前に傾斜しているところもある。

開始早々、手・腕がかなりきつい状態になる。手前に壁が傾斜しているところでは、片手を離すたびに体が振られる。そのとき、全体重に近い負荷が残りの片手にかかってくる。場合によっては、片手の数本の指先だけで体を支えることもある。途中、足を踏み外し、落ちかけるものの腕力を使い懸垂して何とか持ちこたえさらに進む。

  • スタッフのおじさん:「お兄さん、初めてにしてはやるねえ。ふだん何かされているの?」
  • takashi:「ええ、毎日スポーツクラブに行って鍛えてます」

というものの、半分の7mぐらいを超えたところで、右手を伸ばして右先の岩をつかもうとしたときに体が振られ、支えている左手も力が入らなくなって抜けてしまい、あえなく背中から落下----。下腕がもうパンパンになって、少し感覚がない。汗ダラダラ。

・・・(゜_゜i)タラー・・・

腕のストレッチをして少し休んだ後、再度挑戦。しかし、力を振り絞って進むものの、さっきよりも手前のところで今度は足を滑らせそのまま落下----。ちなみに、シューズ持参なのだけど、選択を間違えた。ボルダリングをする場合、靴底が柔らかくて反りやすいものではなく、硬くて反らない方が適している。スタッフが履いていたロックシューズは、軽石のような固い靴底で反らない(曲がらない)。

パンパンになった腕をストレッチしたりマッサージしたりしている横で、スタッフのおじさんがおもむろに壁に登り、移動し始める。

んなななななっ!!

( ゚Д゚)ヒョエー

まるでサルのように身軽に、そして華麗に、すごい速さであっという間に14m先のゴールまで行ってしまった----私が7m行く時間より短いだろうか。悪友が、「何歳ですか?」と思わず聞く。「もう定年過ぎてます」。

んげげげげげっ!!!!

でも、おじさんを良く見ると、加齢で筋肉が無くなって細くなっているのではなく、筋肉はそのままに脂肪が極限まで絞られているという、軽量級ボクサーのような体つき。

少し休んで、今度は、特定の色の岩だけを使って移動する課題に挑戦。14mの幅がある壁は、便宜上5m弱ずつぐらいでA・B・Cと3つのセクションに区切られている。A・B・Cそれぞれ特徴がある。まずはAで赤色の岩で挑戦。赤は難易度が最も低いこともあり、つかみやすく足もひっかかりやすい。ただ、私の場合、手足が短いこともあり、中々ひと苦労。右足をめいいっぱい伸ばし、小さい岩にひっかける。左手で体を押し出しながら、右に重心を移動し、右上にある岩を右手でつかむ。この時点で左手と左足はどこにも触れていない。右手に力を入れ体をひきつけながら軽く懸垂し、右足を浮かせてそこに左足を乗せる。そして、左手を右手のところに重ねようとした瞬間体が振られ左に開く。そして----落下----。

「takashiさん、力はあるけど、これは力だけではダメなのよ」─そう言うと、スタッフのおばさんはこれまたおもむろに壁を登り始めた----。


続く----。

2007-08-03

[][][]takashiはなぜ壁を登るのか?─ボルダリング(フリークライミング)に挑戦!!

人はなぜ山に登るのか? そこに山があるからさ(by ジョージ・マロリー)

f:id:psychologist:20070802213302j:image

takashiはなぜ壁を登るのか?

 A:日頃の肉体の鍛錬の成果を試してみる。

 B:リビドーのうずきを抑える。

 C:心理系特殊工作員と名乗る以上、己の肉体だけで壁ぐらい登れないとね。

 D:バカと煙は高いところがお好き。

というわけで、昨日、悪友を誘って念願のボルダリングをやってきました。ボルダリングはフリークライミングの一種で、2〜4mの岩や石、屋内に作られた人工壁を命綱なしに登っていくというものです(落ちてもいいように下に厚いマットが敷かれています)。元々はフリークライミングの練習の一環だったんですが、その手軽さからひとつのスポーツとして確立されてきています。

やっぱね、いくら鍛えても実際に使える筋肉じゃないと意味がないと思うわけで。マシンベンチプレスなら50kgほどを8〜10回、3セットぐらい上げられるし、先日小学4年生の子どもを片手で持ち上げたので----女性をお姫様抱っこするのは楽勝なんですけど----まあ、実際に己の筋肉がどれほど機能するのか、“筋肉試し”をしたくなったのです。最近、地震災害時における心理士の支援も行われるようになったわけだから、心理士もちょっとしたガケや壁ぐらい登れないとね(苦笑)。

しかし、この筋肉バカ?な考えが大いに間違っていることをこのときの私は知るよしもなかった----。


行ったところは、幅14m、高さ最高7mと、全国でも有数の大きさを誇る屋内ボルダリング練習場(※4m以上を登る場合にはロープをつけます)。写真の左下にいる人を見ればその大きさがわかると思います。スタッフの話によれば、この日の午前中には、自衛隊員や海上保安庁の隊員がやってきたとのこと。プロやセミプロ、消防士といった猛者もときどき来るとのことだ。


参加したのは入門者用のレッスン。壁を上に登るのではなく、横に移動していくという内容。普段鍛えているし、「腕や肩の筋肉でなんとかなるでしょ」「こんなの簡単じゃね?」と思ったわけですが----すいません、ボルダリング、ナメてました、勘違いしてました


続く----。

2007-08-02

[][]ブリーフセラピーを学ぶということ

昨日のカウンセリング・セラピーを学ぶという話に関連して----。

気がつけば、ブリーフセラピーについてはたまに“教える立場”になっている私----。まだ「教える立場としては早いんじゃないか」と思うところもあるのだけど、教えることで学べることも、教えることでしか学べないこともあるので、これまた果敢に挑んでいる。

先日、某大学で2日間のブリーフセラピーの入門研修会をしてきた。今回が4年目・4回目とすっかり私の夏の風物詩となっている。私を心理学の世界に入るきっかけとなった先生と組んで、サブの講師としてさせてもらっている。

参加者は心理関係者は少なく、教育関係者や企業の人が多い。研修会はワーク重視。解説・説明をしたらとにかくワークをやってもらいブリーフセラピーを体感してもらう。従来のセラピーとは基本的に発想が違うので、それは理屈で説明するよりは体感してもらうのが1番だ。

格闘技、例えば空手のレッスンで言えば、まず空手の概要をレクチャーした上で、突きや蹴りといった個々の技(ブリーフで言えば質問技法)を学んでもらうといった感じだ。で、学んだらさっそく乱取り、ちょっとしたスパーリング。突きや蹴りを実際にしてもらう。つまりロールプレイってこと。

ただ、こうした練習のときに参加者が考えがち・やりがちなのは、「効果的な一撃を与えよう」とがんばってしまうこと。当たれば確かにいいのだけど、現時点では外れる可能性のほうが高いし、外れたら元も子もない----なので、それよりはまず、うまく当たるかどうかちょっと置いておいて、「型」どおりに練習して、その後少しずつ技のバリエーションを増やしていくことの方が、当面大事だと私は思うわけで。相手にぴったりフィットした質問ができることもそれはそれで大事なんだけど、とりあえずはフィットしそうな質問をいくつも用意できることの方がブリーフセラピーのマスターにつながります。もし、ぴったしフィットする質問がわからなければ、考えた複数の質問を伝えて、話し手に自由に選んでもらって話してもらえばいいわけだし。


そういや、S師匠の勉強会のときに、師匠から「クライエントの発言に対して瞬時に10の質問考えろ!!」なんて言われていたっけ。たぶんこの勉強会のときに体に刻まれたものが上記の考えに至らせたのだな。師匠のシゴキの甲斐あって、研修会のワークのときに、ワークのグループに入ってちょっと見本を見せることがあったのだけど、瞬時に複数の質問が自然に出てきましたね。ほっ(苦笑)。


ところで、研修会の中で、こうしたブリーフの質問技法に対して違和感を持つ参加者も当然いる。ロジャースを勉強・実践している方は特にそうだと思う。ブリーフが空手だったら、ロジャースは柔道ぐらい(※喩え自体には特に意味はありません)違うと言えるわけで----ワークの際にはいったん割り切ってやってもらうこともときに必要になってくる。まあ、実際の面接では織り交ぜたり、どちらかをメインにやってもらったり何でもありだけど。


ブリーフが空手、ロジャースが柔道だったら、実際の面接は総合格闘技だと言える。場合によっては、戦争での戦闘行為だ。ひとつの流派にこだわっていたらとても生き伸びることはできない。「持ち札は多ければ多いほどいい」のである。

2007-08-01

[]滋賀CBT勉強会 after story─地鶏料理を堪能

勉強会の後は、私を囲んで(笑)の食事会。nishikawaさんお薦めの地鶏料理の店で、鶏料理の数々を堪能。

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地鶏料理を出す店は多いけど、ここの店はひと味もふた味も違う。さすが、肉の新鮮度をウリにしていることもあって、生肉・刺身系のメニューが豊富。どれも、旨い。

また、私は内臓系の肉は基本的に苦手なのだけど、ここの肝肉は臭みがなくおいしかった。

締めは鶏のコラーゲンスープの鶏肉茶漬けと胡麻プリン。ごちそうさまでした。

[][]滋賀CBT勉強会

仕事の後、車をかっとばし滋賀県へ。心理屋の朋友、CBTセンターのnishikawaさんが主催するCBT勉強会(事例検討会)に参加。彼からの依頼もあったのだけど、とにかく果敢に実践して実践して早くCBTをマスターしたいという思いも強いので、厚かましくも、前々回発表したのにも関わらず今回も事例を発表させていただくことに。


ちょっと話が反れるけど----。

私のセラピー/カウンセリングの勉強のスタイルは自分で言うのもなんだけど、とにかく「前傾姿勢」「果敢」。言い換えれば、「無謀」「厚かましい」「図々しい」「自己中」。昔、ブリーフセラピーをマスターすべく2年ほど通ったS師匠の勉強会でもそうだった。「後発組で臨床心理の専門的なトレーニングを受けていない」という負い目や、原理主義というほどSFAにどっぷりはまっていたこともあったけど、とにかく行きまくったし、恥も外聞も関係なく質問しまくったし、飲み会も最後まで付き合って、ときにS師匠の近くに座ってその言動の全てを聞き逃さず覚えんかというぐらい食いついて-----ほとんど嫌がらせかストーカーと言えるぐらい(苦笑)。大物のワークショップもガンガン参加し、サインをもらい質問もし、自分が作った「ブリーフセラピー関連の文献リスト」を渡すなんてこともした。良くも悪くも相手の印象に残ってもらい、そのことで人脈を広げていき、いろいろ教えてもらう----今の私があるのも、心理屋でとりあえず飯が食えているのも、まあこんな無茶をしたことが多少影響しているかなと思う。まぁ、若さゆえできたところもあるけど。

ワークショップや勉強会で学んだことも、それほどためらわず即実践に使ってみる、いうのも私のスタイル、スタンス。実際に使ってみないと、失敗などを経験しないと、理論や技法は身に刻まれないと思うからだ。私はカウンセリング/セラピーのセンスというのに恵まれていないので、なおさらこうするしかないとも言える。もちろん、人体実験のようになるのは論外だけど、一方で医者なり心理士でもそうだけど成長の裏には少なからずクライエントの犠牲があることを強く自覚しておかなければならないとも思う。


話が反れたけど----今年1月ぐらいから気合を入れて勉強しているCBT。ガンガンというほどじゃないけど、現在、ある職場で受け持つケースのうち30%ほどはCBT的なアプローチを使っている。「CBT的」と書いたのは、職場の性質上、本格的なかっちりとした「心理療法」というのはそうできない/するのは控えた方がいいからだ。残りの60%は「ブリーフ的」なアプローチを使っている。いずれにしても、カウンセリング/セラピーよりも、カウンセリング・セラピーの理論・技法を背景にしたガイダンスや個人コンサルテーションの方が圧倒的に多い。


今回勉強会で提供した事例は、数少ないかっちりとした心理療法を行ったもの。

みんなで意見を言い合ったり、参加者からツッコミやアドバイスもらったりして思ったのは----まあ、やはり理論・技法を「知っている」ことと「理解する」ことと「使いこなす」ことの間には著しい距離があること。私は、CBTについてはまだ「知っている」段階であることを痛感した。道のりはやはり長い。

それから、どうも「ブリーフとCBTを使い分ける」という意識がヘンに働いてしまって、「SFAとCBTの融合」ができていないということ、その方向に実践が向かっていかないということも感じた。心理士の自動思考が出ているってやつですか。頭が(なんちゃって)CBTモードになっていると、ブリーフを意識的無意識的に封じてしまっている----。

このへんも経験を積んでいくことで多少は洗練されていくかなと。鍛錬ですね。ただ、事例を進めながら感じた違和感や懸念というものが、参加者のツッコミやアドバイスと一致することもそれなりにあった。このへんは、カウンセラー・セラピストとして、CBTの初学者として少しは成長できていると実感することもできた。


nishikawaさんも言っていたけど----ブリーフにしてもCBTにしても、その有効性や利便性を感じて勉強する人は増えているけど、実際に「使う」ということに対してためらっている人は多い。「まだ使えるほど勉強していない」「使う自信がない」というのが理由らしいのだけど、正直これは「もったいないなあ」と思う。どういう形でもいいので果敢に使って欲しいと思う。

使う際の気配りは必要だけど、失敗を恐れては前に進めないよね----なんだこれ、自分の恋愛のスタンスと真逆じゃないか(苦笑)。