あるんでしょうか。この２〜３日、ずっと読みたかった漫画が一気に見つかり、気付いた時には19冊も積読状態でした。せっかくなので１冊ずつ丁寧に読もうと思います。
さて、今日はエロス３冊です。
足りない時間/日高ショーコ
デビュー作ですがやっと読めました。日高さんは飄々とした攻が多いですね。そして１冊目なのに画力がすごい。『シグナル』収録の渋谷達の原点がここにあります。表題作はそこに登場する教師×デザイナの腐れ縁CP。はっきりしない攻も多い気がする……でもこれが多大なリアリティを生んでいるんですよね。人は器用じゃなくても、できるだけ逸脱しない人生にしようとしているものです。
そして日高さんの好きなところは局部を積極的に描かないのにエロさが漂う空気です。ただいつもキレイにまとまりすぎている感もあるので、良くも悪くも衝撃的な作品を読んでみたい気もします。
犬も歩けばフォーリンラブ/高嶋上総
これは普通なら苦手な部類なのですが、いかした表紙で試し読みしてみますと、もうクロがかわいい！特に犬型(WILD HALF的に読んでしまった…)のクロが動物贔屓の僕の心をくすぐりまくりでした。こういう設定はありきたりですが色んな事件を起こせそうだし、もっと続編があってもいいと思います。幼馴染カップルの中編も、即物的な感じはしますがBL漫画って感じでした。
聞き覚えのある人だと思ったら『ハーレムビートは夜明けまで』の作者だそうです。
ビストロRYUへようこそ/橋本あおい
これも表紙と設定が面白そうだったので買いましたが、他の短編がかなりエロくて驚きました。もう少し丁寧に作りこめば、レストランという舞台が生かせたと思うんだけど……そこへいくと表題作のスピンオフとも言うべきオーナー×シェフの話の方が良かったですね。多分エロがなくても、すっきりしたコメディを描ける人ではないでしょうか。
