2012-02-01
■そりゃそうだ(笑)
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今日読んだいい言葉:
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とあるかたに、なんとなく富ノ沢「あめんちあ」を勧めた。大苦戦の末読み終わったようだが、しばらく富ノ沢は読みたくないと感想がきた。まあ、普通はそうだ。私もそう思うが被害者をふやせそうなときはついね。
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「まあ、普通はそうだ」って……。こんなフレーズはふつうの人からはなかなか出てきません。法王の面目が躍如としています。
こんな文章を読むとなんだか拙豚も人に本を薦めてみたくなる。ということで、この本はいいですよ。
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- 作者: 石川桂郎
- 出版社/メーカー: 烏有書林
- 発売日: 2011/12/20
- メディア: 単行本
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作者は床屋さんだそうだ。そのせいかどうか、文体の切れ味がはんぱではない。怪談が好きな人も読んで損はないはず。
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あとこれもいいですよ。
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- 作者: 鈴木創士
- 出版社/メーカー: 現代思潮新社
- 発売日: 2012/01
- メディア: 単行本
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石井恭二という人の凄さが、これを読んではじめてわかりました。
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おうそうそう、法王といえば、「サブ・ローザ」のなかにはこんなフレーズが出てくる。
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フーコーは「ブルトンはフランスのゲーテである」と言ったが、当時の私にはまだその真意はわかるはずもなかったし、わかろうとも思わなかった。
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ブルトンに親しんでいない拙豚にもフーコーの真意はわからない。だが、この言葉をひっくりかえした「ゲーテはドイツのブルトンである」は、実に正しい! 200%正しいフレーズである。21世紀のいま、ゲーテを読もうとするならば、その「色彩論」「新メルジーヌ」「ファウスト」「イタリア紀行」「西東詩集」などを読もうとするならば、すべからく「ドイツのブルトン、ドイツのブルトン、……」と何度かくりかえしてから読むべし。かならずやめくるめく読書体験が得られるであろう。
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2012-01-28
■恐ルベキ、戦慄スベキ、
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某巨大掲示板には、あらかじめいろいろな情報が書き込まれていた。いわく「轟く咆吼」、いわく「会場崩壊の危機」、いわく「ゴジラがひょいっと戦闘機をはたき落とすようなもの」……もちろん匿名掲示板の常として、相当の誇張がふくまれているには違いない。しかし話半分としてもかなり危険なイベントのようである。火のないところに煙は立たないというではないか。念のため、会場ではなるべく出口近くに座り、何かあったらすぐ避難できるようにしておこうと思った。
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しかしこの計画はイベント開始前に早くも蹉跌を見せた。せっかく出口近くに座ったのに、さらに出口近くに座られてしまったのだった。すっかり退路を絶たれた格好である。
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イベントがはじまった。最初のうちは和やかに過ぎていった。しかしやがて出演者に向けて、次の一言が発せられた。「罵倒されたい? この場で。」
室内は凍りつき、一つおいて隣の席に座っていた体格のいい方が、あわてて部屋から逃げていった。(この方は最後まで戻ってこなかった。) だがいかんせん、拙豚はすでに逃げ道をふさがれている。
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二百人が倉庫に入れられたのに十人しか戻ってこないという、まるで「ヴァテック」の一挿話のようなはなし、ご主人のほかは、一人しかその姿を見たことがない奥さんのはなし、恋愛小説を書くと世界が破滅する人のはなし、復刻ついでに社名まで復刻するはなし。現実のすぐ隣には、なんと不思議な世界が口を開けているものだろう。まるで新アラビア夜話の世界のようでもあった。
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らんぎく
2012/01/29 01:03
見たな
puhipuhi
2012/01/29 08:25
あとにも先にも、あんなに恐ろしかったことはありません
2012-01-23
■『揺籃』納入完了
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矢野目源一歌集『揺籃』、もっと残っていたと思ったら10冊しか見つからない。とりあえずあるだけ古書肆マルドロールさんに送りました。代わりに、ほとんど完売したと思った『世界最古のもの』が大量に出てきた。ああ!
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2012-01-21
■うんうん
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- 作者: エドワード・リア,Edward Lear,柳瀬尚紀
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2003/05/16
- メディア: 文庫
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わけあって今日は一日中押韻でうんうん唸っていた。これほど充実しない土曜日の過ごし方があるだろうか。でもこういうのはプチプチつぶしと同じで、一応のけりがつくまではなかなか中途でやめるのがむずかしい。「俺が一杯、お前が一杯、二日酔いで大失敗」……うーんいまひとつだなー……さるにても『ナンセンスの絵本』の柳瀬尚紀訳は凄い! ただひたすら、その前にひれ伏すのみ。
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小野塚力さんからタレコミあり。「今月の石神井書林の目録に矢野目訳のカンディードの原稿が。あと、某マイナス二号のゆりかごが目録に掲載されてます」 ……大事なことなので何度でも言いますが、矢野目源一歌集「揺籃」はまだ在庫があります。これはわがエディション・プヒプヒの全刊行物のなかでもダントツに売れない本で、平井功訳詩集がほとんど瞬殺完売になったのと好対照。詩と歌のあいだにある大いなる深遠をのぞきみる思いです。
ということで、急遽マルドロールさんに追加納入することにしました。近日中に買えるようになると思うので興味ある方はぜひ。玲はる名さんの別冊解説もついています。
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2012-01-18
■意外に売れる
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櫻井清彦 うちの店子だった古書肆マルドロールさんが引っ越した http://maldoror.web.fc2.com/ なぜかプヒプヒの本は意外に売れるらしい へえー
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ふおふおふおふお(得意満面)。
ということで今日また30部納入しました。品切れで一部にご迷惑をかけていた『迷路』も復活しています。寒い冬は面妖な幻想文学を満喫するのが一番です。なにとぞよろしく〜。
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櫻井さん、『回想の幻想文学会』書きませんか。ばんばん売ってさしあげますことよ。
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