évocation

年をとると涙もろくなって困るが、このブログの文章でまたまた涙腺が緩んだ。ここには言葉を習うことのありがたみが純粋な形であらわれている。

年齢は関係ない。だいいちCDニューエクスプレスとかそういうのだって、現地の人からみれば小三のドリルみたいなものだ。

なかんずく吐胸を突かれるのは、「いちばん驚いたのは、占いの結果が読めるようになったことです」のくだりだ。つまりこの人にとって、言葉の功徳は、周囲とのコミュニケーションではない。超自然との触れ合いだ。なんだかとても他人事とは思えない(うるうる)。

あとすばらしいのは「まず口に出してから書く」という先輩女子のアドバイス。言葉はもともと音だった。だからいつも音を伴わなければならない。そうしてはじめて言霊として降りてくる。