【備忘録】大西さんがらみで、知り合った橘川さんの覚え書き

どうも、夫のほうです。

歳を取ったせいなのか、ちょっと仕事が落ち着いているせいなのか、書く内容が長文になってきていたり、取り留めがなくなってきている。この投稿もそうです。

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いちおう備忘録としてメモ的な意味で書いているのですが、ハテナブログが無くなってしまうと備忘録としての意味もなくなってしまうから、ハテナブログが無くならないことを祈るばかりです。

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さて、会社のほぼ創業メンバーだった大先輩が亡くなったことをうけて、知り合いになった、大先輩と同い年の橘川さんと会いました。業界的には超有名人。なんと、今週末に紙の雑誌の創刊パーティーを予定している、ということで、話を聞いたのですが、いろいろやりたいことがあふれているとのことで非常に面白かった。

 

その橘川さんがいったいどんな人だったか、がわかるのが下記の記事なので、備忘録として記した次第。やりたいことも基本的には、現代における「質のいい場の創造」だと認識したのですが、本当にあっているかどうかはわからないです。

 

週刊キツカワ 第1回
0号「場が主役の時代」
「ロックはミニコミ」早過ぎるインターネット作った橘川幸夫が語る
https://ascii.jp/elem/000/001/270/1270697/


週刊キツカワ 第2回
1号「深夜放送の時代」
深夜放送はイノベーション橘川幸夫が語る1960年代のラジオ
https://ascii.jp/elem/000/001/273/1273834/


週刊キツカワ 第3回
2号「メディアを作る」
「締切は不愉快」 いま明かされるロッキング・オン創刊秘話
https://ascii.jp/elem/000/001/278/1278511/


週刊キツカワ 第4回
3号「新しい技術とメディア」
新しい技術を使って儲けるために知っておくべきコツ
https://ascii.jp/elem/000/001/401/1401018/


週刊キツカワ 第5回
4号「ロックからのテイクオフ」
デヴィッド・ボウイからパンクの移行は商業ロックへの反動だった
https://ascii.jp/elem/000/001/405/1405930/


週刊キツカワ 第6回
5号「通信装置としての雑誌」
まるで2ちゃんねる、すべて投稿で成り立たせた雑誌「ポンプ」
https://ascii.jp/elem/000/001/409/1409543/


週刊キツカワ 第7回
6号「ネットワークメディアの本質」
ネットメディアは良質な投稿とレスポンスじゃないといけない
https://ascii.jp/elem/000/001/412/1412074/


週刊キツカワ 第8回
7号「紙媒体の限界」
40年前にTwitterを実現していた雑誌「ポンプ」が見た限界
https://ascii.jp/elem/000/001/413/1413733/


週刊キツカワ 第9回
8号「無限の面積」
草の根BBS乱立時に一番おもしろかったのは「いがらしみきお
https://ascii.jp/elem/000/001/417/1417594/


週刊キツカワ 最終回
9号「参加型メディアの未来」
20年後、人類は「ヒマ」という問題に直面することになる
https://ascii.jp/elem/000/001/441/1441699/

織田裕二のヒューマニエンス「怒りの回」【備忘録】※番組の放送は1年ちょい前

面白かったこと

・人間以外の動物の怒りはすべて「威嚇」。

・怒るときに左手を強く握るといいかもしれない。

・人間だけが「第三者」の立場で怒る。「不公平」であることに対して憤るため、集団で行動するための知恵かもしれない。

・「怒り」は、その内容を紙に書かせて、実際に紙を破いて捨てることで鎮めることができる。

(番組では客観視したものを実際に捨てることで切り離す効果があると説明)

6秒ガマンしろっていう話はでなかった。

 

 

 

 

映画『青春ジャック 止められるか、俺たちを2』感想 ※備忘録として 

『青春ジャック 止められるか、俺たちを2』を観てきた。

以下、感想をまとまらない思いつくままに書く。

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・『止められるか、俺たちを2』は、第一作よりも面白かったかもしれない。面白いという表現は正確ではにないかもしれないが、あたたかいというか・・・。それは監督の違いなのか、描かれた時代の違いなのか・・・。(逆に言えば、井上監督は1と比べられてしまう中、よく作ったとも言えるかも)

・主人公の井上の年齢は学年でいうと6つ上(年齢は5歳上)のアネキと同じ。自分よりは少し上なのだが、「表現したいことが何もない」と悩む主人公と共感するところがあったからかもしれない。

・その「あたたかさ」を醸し出しているのは本作の影の主役である木全さんであり、それを演じる東出くんであるように思う。この1年で東出くん映画は「Winny「WILL」とたてつづけに見ているがいい味を出しており、スキャンダル前よりも好きになった。

若松プロ河合塾のPR動画を作ったことはまったく知らなかった。が、本作の監督が名物予備校講師を通じて、つながった結果だったとは面白かった。

・劇中、『噂の真相』の岡留編集長が登場する場面がある。若松監督は映画で、岡留編集長は雑誌でゲリラ活動をしていたんだなと思った。そういう意味では宝島社の蓮見社長も近しいところにいたような気がするし、時代的場所的に近しい場所にいたような気がする唐十郎は演劇でゲリラをしていたのかも。

 

■本編とはイマイチ関係ないかもしれない感想

河合塾で名物講師の牧野剛が酒を飲みながら授業をするシーンがある。すっかり忘れていたが、自分が通っていた代々木ゼミナールでも生徒が講師に貢物をする習慣があり、似たような状況があった。とても懐かしかった。今ではありえないと思うが、日本全国にああした風景があったのだろう。いわゆる団塊Jr世代の琴線に触れるのではないだろうか。

ネットから拾った河合塾講師・牧野剛の授業イメージ



■その後、本ブログを書くために、ちょこちょこ調べた後の追記。

・若松監督を自分は通っていないのだが、おそらく3期に分類されるような気がする。1期は若松プロを立ち上げてピンク映画を撮りまくっていた時期、2期は家庭用ビデオにおされてテレビ映画を作っていた時期、3期は2000年以降の海外の映画祭で評価される作品などを作った時期。この映画は、1から2へと移行する時期の苦悩する時期だと思われる。

・ピンク映画のことを調べていて、単なるエロ映画ではないことを今さら知る。「エロ要素を入れていればOKの、何でもありの映画」という新認識だが、正しいのだろうか、今後の調査課題かも。(おそらく当時はアダルトコンテンツを入手しずらいため、エロ要素を入れれば見に来てくれるという状況だったから可能だったと思われる)

・誰も指摘しないが、「怒りをエネルギーにして表現をする」「親分肌でめちゃくちゃなんだけど憎めない」「いろいろやりつつも、生きていくために金の工面に四苦八苦する」といった部分などは、蓮見さんにも共通するような気がする。両者をよく知る大西さんが亡くなったのが残念。ぜひ聞きたかった。

 

こんなところかな。いったん。

 

引っかかった動画URLを以下に記す。

脚本・監督で主演のモデルとなった井上さんへのインタビュー
https://www.taki-alum.jp/2976/


今の自分を代弁した記事
https://www.three-minutes-philosophy.com/tomerare2/


舞台挨拶
https://www.youtube.com/watch?v=Zc9OxWTAmMc



織田裕二のヒューマニエンス「嘘の回」【備忘録】

面白かったこと

・人間の嘘のつき始めは3~4歳ぐらい。社会性を認知してきたという意味なので褒めてあげるべき。

・人間が嘘を見破れる確率は54%。論文で発表された業界では有名数字とのこと。

 

・大学での研究結果。

 成人男性が嘘を言う回数は1日平均1.3回前後、女性は1.6回前後。

 →オンナのほうがオトコよりも嘘を言う

 成人男性が嘘を言われたと思った回数は男女変わらず1日平均0.3回前後。

 →人間はウソを言われていることに気づいていない。(社会を構成するためには当然?そうでないと社会が成り立たない)

【 読んだ本の感想『読みたいことを、書けばいい』 】※あとで自分が読むとき用の備忘録として

<まとめ> 

不思議な本だった。「なるほど」と「違うな」の割合は8対2。最も言いたいことはタイトルで言い切ってしまっているので、ある意味中身はおまけみたいなものと言えるかもしれない。

冒頭、ゴリラの話のエピソード(中学生時代に読んだ雑誌に職業適性チャートがあり、最初のQが「あんたはゴリラか?」とあり、YESを選んだら「あなたはゴリラだから人間になろう」という結論になったが、この設問に意味があったのかと衝撃を受けたというもの)があって、著者はわけがわからないと憤り、「ゴリラ~‥を書いた人に会ったらハリセンで頭をたたきたい」と言うのだが、このエピソードで著者は「このゴリラの設問は書いた人が書きたくて書いた(=自分が読みたかったから書いた)のであり、その結果自分が楽しかった」と気づき、その結果本書のタイトルである「読みたいことを書けばいい」と気づいたわけで、しかもその後何十年もエピソードとして忘れずにいるのだから、ある意味ゴリラの設問はすごいテキストだったってことだ。

とはいえ、書いた人はすっかり忘れていると思う。これこそが、著者が本書で言うところの「誰かあなたの書いたことを後世読んで影響を受けることが書いて残す意義」なのだろう。ずーっと言葉の重要性を説いておいてのオチも◎。サクッと読んで古本屋と思ってたけど、読み返すたびに気づきがありそうなので撤回。本棚に残しておくことにしたw。

いろいろ書いたが、ゲラゲラ笑いながら、楽しく読めた。こういう原稿を書ける人は本当にすごいと思う。

 

<なるほどと思ったところ>

・自分が読みたいことを書けば、自分が楽しい ← 当たり前なんだけど、わかってなかった

・文字が多い本はそれだけで読みたくなくなる。大切なことは文字が少ないこと

・すべての文章は、自分のために書かれるものだ ← 改めて納得w

・広告の仕事の流れ ←シンプルでわかりやすい つまるところは「言葉」も納得

・TVCMは15文字で言う、もしくはワンメッセージ

・何を言うかより、誰が言うか

・広告代理店の心得は「その場限りの誠心誠意、短いけれど本気の恋」

・広告は合コンの自己紹介に似ている =黙っていては何も起こらない&自慢話は最悪

・広告はヘアサロンに似ている 広告制作者は顧客の希望を聞いて仕事をする ただし希望が似合わない場合もあるので思いとどまってもらうのも仕事

・広告は投資ではなく投機。博打に近い。

・誰かがもう書いているなら読み手でいい(=自分が書く必要はない)

・何を書いたかより、誰が書いたか

・履歴書の書き方

・つまらない人間とは「自分の内面を語る人」

・貨幣と言語は同じもの のところ ← 言いたいことはわかるところもある

・書くことはたった一人のベンチャー

 

 

<これは違うなと思うか、意味がよくわからなかったところ>

・結論の重さは過程に支えられる…のところ

・起承転結…のところ

・貨幣と言語は同じもの のところ ← が、たとえとしては強引な気がした

 

3月11日は××記念日

世の中は、3.11といえば東日本大震災の日ですが、

我が家においては、別の意味が加わることになりました。

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「審議により特別に許可」と教授会が言ったから3・11は進級記念日

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なんとか息子が大学4年生になることができました。

 

 

映画『哀れなるものたち』を観てきた

ども夫のほうです。

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最近、また我が家ブログを書くようになりました。

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なぜかと言えば、Facebookで書く際、テキストが長くなりすぎてしまい、これでは読まれないだろう、と客観的には思うものの、でも書かずにはいられないので、これをどう解決したらいいかと考えた末に、ブログで気にせず書き、抜粋したものをfbに上げればいいのではないかと思ったからです。

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というわけで、今日は妻と映画『哀れなるものたち』を観た感想。

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非常に感想を書くのが難しい映画でしたが、

面白かったか、面白くなかったかと聞かれれば面白かった!

ウィキペディアでは、「シュールなSFロマンティック・コメディ」と記述されていますが、これは当たっている部分もあるけど、なんか違う気がする。

映画の批評サイトなどの感想を見ると、

・“現代版”“女性版”フランケンシュタイン

・大人のお伽話

などとあり、まあ間違っていないんですが・・・。

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私がまとめると、

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マッドサイエンティストが生み出した「大人の女性のカラダに生まれたたてのこどもの脳を移植されたアンバランスな生き物」が成長する、映像が豪華で美しいダーク&グロファンタジー

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ということになるだろうか。

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どの部分に焦点を当てるかで、解釈はいろいろできそうな点が面白い。

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主人公と結婚する男性に無償の愛を見ることもできそうだし、主人公に振り回される独善的な男(上の男性とは違う人物)に、男の身勝手さを見ることもできそうだ。

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私的には、

・美術が素晴らしい

・話はわけがわからないが引き込まれる(=舞台的)

・社会性を持つことで人は成り立つんだなと再認識

・「娼婦は人類最古の職業」を思い出した

・本能の赴くままに生きるのは、やはり人間じゃないなと思う反面、本能のままに生きてもいいような気がするw

といった感じです。

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ちょうど米アカデミー賞が開催され、主人公ベラを演じたエマ・ストーンが主演女優賞を受賞しましたが、納得です。