emacsでリアルタイムに構文チェックを行う方法(flymake)

emacs でリアルタイムに構文チェックする方法です.flymakeを使います.仕組みとしては

  • コーディング中に C-x C-s を押すと,バックグラウンドで make が走る
  • make がエラーを出した場合は,該当するコードをハイライト表示する

だけです.恐ろしく便利です.

インストール

emacs22以降であればflymakeはデフォルトでインストール済です.

設定

flymakeは,構文チェックの処理を外部プログラムに丸投げしています.たとえば構文チェッカとして make を使う場合は,以下の設定を ~/.emacs に書くだけです.

(require 'flymake)
(defun flymake-get-make-cmdline (source base-dir)
  (list "make"
        (list "-s" "-C"
              base-dir
              (concat "CHK_SOURCES=" source)
              "SYNTAX_CHECK_MODE=1")))

使い方

  1. emacsでソースを開きます
  2. 次に M-x flymake-mode で flymake-mode に切り替えます.
  3. 通常通りコーディングする
  4. C-x C-s でソースを保存すると,構文チェックが始まる
  5. 構文エラーが見つかった場合は,該当する行がハイライト表示される.
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