JWブロードキャスティング5月 スティーブン・レットの話を検討する その2

 さて第二回目です。話の流れの順に見ていきましょう。

スティーブン・レットが熱く語る!|マイナスドライバー の本音を語るブログ

 まず、貴重なものとは何かという話です。

・貴重なものとは?
・①所有物、金銭 ②時間 ③建設の業における体力や技術
※②③はちょろっとしか話されてないので割愛します。
・①に関して

 スティーブン・レットは、貴重なものとは何かという話の中で、上記のみっつをあげています。少し変だと思いませんか。

 クリスチャンにとって貴重なものとは何だったでしょうか。それは、見えないもの、霊的なものではありませんでしたか。神の思い、キリストへの信仰、公正を愛する心などが大切ですよね。

 けれども、ここでレットが貴重なものとして話しているのは、物質的なものです。レットが求めているのは、お金と無償の奉仕活動です。

 レットが求めているのは、お金と無償の奉仕をものみの塔協会のために差し出すということです。ここには、貧しい会衆を思いやる神はいません。そこにいるのは、人間の組織とその長です。

レットが求めているのは、お金と無償の奉仕をものみの塔協会のために差し出すということだ

 そして、レットはこう続けます。

・『この組織は130年以上に渡って資金を懇願したことが、一度もなく、
これからもありません』
・『毎月の計算書をエホバの証人の一人一人に送って、世界的な業の
費用をまかなうのに、いくら寄付すべきか金額を提案することもない』
・『私は研究生に言ってきた。仮に20年、集会に出席して寄付箱に1銭も
入れないとしても誰にもわかりません。エホバはご存知ですが、私たち
にはわかりません。寄付は匿名で行われ、心からの物である。
誰が何を寄付したかはわかりません』

 どうして、130年間もの間、資金を懇願したことはないのに、最近になって、資金が足りないのでしょうか。レットは、この後に、その理由として、王国会館のさらなる建設が必要になったかのような話しをしますが、そんなわけはないんです。

 レットは、知っているのに決して口にはしませんが、これまでずっと、ものみの塔協会は、会衆相手に、ローンを貸し出して、その金利によって、富を生み出していました。しかし、このビジネスモデルは、2014年に破綻しました。

 どうして破綻する流れになったのかは、その実態が表にはでてきません。けれども、2014年にものみの塔協会が、会衆への不動産ローンによって、もうけるということができなくなり、その結果、資金源を失ったという事情があります。

ものみの塔協会が寄付を求めるのは、2014年に会衆への不動産ローンによって儲けることができなくなったのがひとつの大きな原因

 これを、統治体も、ものみの塔協会も語らない。知っていながら語らないのですから、彼らは、故意犯なんです。会衆の兄弟・姉妹の無知や無能さにつけこんでいるのです。

 兄弟・姉妹たち。僕は、みなさんを愛しているのでいいます。レットに関して、笑顔や謙遜さ、親しみやすさなどを感じるといった感想もでていますが、ひっかからないでくださいよ。

 彼は、不動産ローンが破綻したということは、会衆には隠しておきたいのです。彼は、トップですから、もちろんそのことを知っています。けれども、会衆には語らないのです。それで、彼は、蛇です。

 「まむしらの子らよ。」とキリストは、語られましたが、まさに、そのマムシです。