iPad発売、アップルストアで触ってきました

いよいよ発売開始となったiPad。今回はオンライン予約をすることも可能であったので、店頭に並んで買った人は購買者の半数ぐらいであったようですが、すでにこの週末で予約分も含めて30万台売れたそうです。これは、ウォールストリートのアナリストの予想販売台数の半分であったものの、初代のiPhoneの27万台よりはやや多いということで、まずまずの滑り出しと言えるでしょう。写真でご覧のとおりショッピングモールではけっこうな行列ができていました。

しかし、今回売り出されたiPadWiFi版なので、インターネットに接続できるのはWiFiがあるスポットのみ。 つまりiPod Touchがそうであるようにいつでもどこでもインターネットが使えるツールではありません。iPhoneのようにどこでもインターネットが使える3G版の売り出しは今月末となります。そこで今回のiPad購入を見送りですが、新しいディバイスにはどうしても目がないため、発売日にアップルストアで触ってきました。シアトル郊外のモール内にあるお店は混んでいたものの午後であったためか、それほど競争率は高くなくiPadを問題なく試すことができました。

まず、手に取った素直な感想から言うと
「わ〜iPhoneが拡大されてる〜、画像がきれい見やすい、でもちょっと重い」でした。

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図書館のebook貸出サービス

朝、自宅から会社へ通勤するバスの中で、最近よく見かける光景があります。
同じく、会社へ通勤中と思われるビジネスマンらしき人が
おもむろにカバンを開け、新刊本ハードカバー版ほどのサイズのビジネス手帳らしきものを取り出して・・・
ということなのですが、よく見てみるとこれはアマゾン社が販売している電子ブック端末、キンドルなのです。
自宅から会社までの道のりには、マイクロソフトなど、多くの企業があるため
バスの乗客層は、ビジネスマンがほとんどということもあるのだと思いますが、改めてアメリカでのキンドルの人気を見たようでした。


ところで、シアトルをはじめシアトル市近郊にあるKing County Library Systemでは、
図書館における電子書籍(ebook)の貸し出しサービスが積極的に行なわれています。


 

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Twitterで企業のブランド力を高める方法

ソーシャルメディアでは、ブランド力ということがとても重要になる。それは、ソーシャルメディアが、一方通行ではなく、双方向、いや多方向でコミュニケーションするメディアであるからだ。たくさんの人のあいだでブランドが認識されていれば、最初から興味が共有されているのでお互いの話も弾んで、それが相乗効果を生んで伝搬性の高いメディアとして力が強くなる。

早い話、すでに個人としてのブランドが確立している著名人のツイッターアカウントがあっという間にフォロワーがつくのは、これが理由である。皆、その人に興味があり、その人やその人のファンと語り合いたいのだ。Tiffany宝石店のFacebookのファンページを見ると企業のブランド力とソーシャルメディア力の関係がよくわかる。「はじめてティファニーをプレゼントされた経験」をファンが語りあうなんて100年以上かけて作られたブランドだからこそできることだ。


それでは、さほどブランド力が強くない企業がTwitterのようなソーシャルメディアを活用してブランド力を高めるにはどうしたらよいか。これまでの弊社の経験、そして参加したセミナーなどで聞いたことを5ポイントにまとめてみた。

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地方自治体のiPhoneアプリ活用法”The Citizens Connect”

今回は、アメリカ ボストン市の、テクノロジーを用いた画期的な試みをご紹介したいと思います。
その名も"The Citizens Connect iPhone Application"
iPhoneのアプリ機能を使って、「市」と「市民」を繋ぐという新しい取り組みです。


このアプリを使って、人々は市の行うべきサービスを市へ直接知らせることが容易に出来る仕組みとなっています。



例えば、壁の落書き、道路の没落によるくぼみ、そして信号機の故障などを、市民が見つけた場合に
その写真、そして場所や状態の説明をコメントとして送信することで、その要望はアプリを通じてボストン市へダイレクトに届くという仕組み。
そしてアイフォンのカメラで写真を撮ってコメントを付けるだけで簡単に送信することができるようです。
またリクエストを送信すると、自動的に追跡番号が配布され、自分のリクエストの状態をチェックすることができます。


これまでは、市のホットラインが設けられていたのですが「遅い」「面倒」といった問題もあり、利用するのは一握りの市民だったといいます。
今回のサービスを通じて、早く、ダイレクトにより多くの市民から市へと要望が届き、修繕などが迅速に行えるということは大きな利点です。
また、アプリはボストン市民だけではなく、ボストンを訪れる人々のための情報源ともなるはずです。
しかもアプリのダウンロードは無料で行えるため、誰でも簡単に市と繋がることができるのです。


市と市民がより身近にに繋がることができる ボストン市のこのサービス、とても画期的であり且つ実用的なのではないでしょうか。



山本有子(インターン)