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中国の通信教育やってます 

2011-07-06

日本語能力試験1級と中検2級を比較(ぐだぐだ)

試験の前に、中検2級をうけにいくと学生にいったら、

「2級はどれくらいですか?」と聞かれたので「みんな(の受ける試験)でいえば1級(日本語能力試験)ぐらいかな?」と答えました。

憎らしいことに「先生、話せないのに2級ですか?」とかいいやがりました(笑)


さて、本題。

異なる言語の試験を比べることに意義はあまりありませんが、

「日本語の1級と中検2級は同じレベルなのか?」について考えてみます。


日本語能力検定試験1級(正確にはN1級)

幅広い場面で使われる日本語を理解することができる。語彙約1万

漢字文化圏の学生の合格までの学習時間:1800〜2300 時間(漢字圏以外は3100〜4500時間)

時間数はhttp://www.studytoday.com/JLPT.asp?lang=JP より。

語彙数は旧1級が1万だったことからの推測。


中検は、学習記録をつけているかたのブログを読むと900時間ぐらいで合格していますが、中国語検定は中国語検定でも実用中国語検定のサイトをみると、


2級:

4000語    1500時間 HSK6・7級

5000〜6000語 2000時間 HSK8級

と書いてあります。実中2級≠中検2級かどうかはわかりませんが、

実中2級のHSKとの比較が6〜8級なので、中検2級と大体同じとみていいでしょう。


実中の学習時間数をみると、1500〜2000時間ですから、日本語1級の1800〜2300 時間よりすくないです。学習時間からみれば、「中検2級<日本語1級」かなとおもいます。

(ただ、HSK8級は確かに2000時間なのですが、これは漢字をしらない学習者の時間だと思います。しかも正規の授業の時間です。漢字を学習する必要のない日本人ならもう少し早い?でも、授業外の実際の勉強時間をふくめるともっと多い?)


中国語試験のほうが語彙が少ないから日本語1級のほうが難しいじゃないか、と思われるかもしれません。確かに覚えるという労力ではそうでしょう。

しかし、レベルという点では、どうでしょうか?

日本語の語彙のカバー率は1万語で90%ですが、中国語は5000語で90%です。

ですから、語彙レベルとしては同じぐらいかと思います。


日本の大学の中国語学科の学生の卒業までの目標として2級が挙げられていることが多いです(私立大学)。

中国の大学日本語学科では3年生前期末ぐらいに1級の試験をうけにいきます。

有名大学ならほぼ全員合格だと思いますが、中堅国立レベルだと、60%ぐらいでしょうか(うちは毎年%が上下します)。

3年生で合格後は、それ以上伸びない学生がほとんどですから、

ほとんどの学生にとっては、「卒業時までの最高レベル=1級」です。

卒業までの目標として考えると「中検2級=日本語1級」でしょう。

中国の大学は実学・語学重視ですから、日本の学生より到達レベルは高いと思います。そういう面では、

中検2級<日本語1級」かな?



HSK6級<中検2級<HSK8級=日本語1級<中検準1級

こんな感じ?


日本語の1級は、他の日本の語学検定と比較して簡単過ぎるという批判が日本語語学検定受験者からあるようですが、合格率だけみて考えてやしませんかね?

日本語の1級あれば基礎力は十分。語彙面でいっても90%カバーしてます。

あとは自分の専門の用語を覚えたり、それぞれの分野に進んでいけばいいだけで、それ以上の語学検定は趣味の分野になってしまいます。

難しい試験を受けたいなら、J-testやビジネス日本語の検定もあります(BJTはなくなったのかな?)。

そもそも日本留学試験が日本語2級レベルですからね(作文はありますが)。

面接がないということをいう人がいますが、あまり必要性はないです。

日系企業は面接しますし、留学に使うなら、授業が聞けなくて困るのは自分です。

それにコストがかかり過ぎます。世界60数カ国で試験が実施されてますから、会話テスターを派遣したりすればお金かかります(HSK形式の独り語りをテープに吹き込むという方法なら安いでしょうが)。

そもそも、実は会話力をしっかり測るというのはなかなか難しかったりします。

会話の試験官に興味がある人は「OPIテスター」でぐぐってみてください。

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