日々是暇潰し RSSフィード

2007-02-03

[]イン・ザ・プール(奥田英朗・文春文庫)

イン・ザ・プール (文春文庫)

イン・ザ・プール (文春文庫)

変な精神科医とその患者の関わりを描く。精神科医のキャラクタが面白い。まあ、フィクションだから許される世界ではあるのだが。でも、好き嫌いは分かれるかも。俺は好き。

オススメ度:★★★★☆

[]クライマーズ・ハイ(横山秀夫・文春文庫)

クライマーズ・ハイ (文春文庫)

クライマーズ・ハイ (文春文庫)

新聞記者にスポットを当てた話。そういう読者が「知らない世界」を小説に落とし込む腕はさすがという感じか。「半落ち」よりはこっちの方が断然面白い気がする。近いうちに「第三の時効」も読んでみたいな。

オススメ度:★★★★☆

[]科学者(月本裕・アスペクト)

科学者

科学者

作者が、科学者から話を聞いて、そのことを書く、みたいな形式。そのインタビュー対象の科学者の言葉なのか、作者の言葉なのかわからんところもあるし。なんか、話題もページ数が少なすぎて消化不良な感じ。週刊誌連載でページが限られているのだろうからしょうがないような気もするけども。あとは、10年前の本だというのも割引材料ではある。

オススメ度:★★☆☆☆

[]冷たい校舎の時は止まる(辻村深月・講談社)上中下巻

冷たい校舎の時は止まる (上) (講談社ノベルズ)

冷たい校舎の時は止まる (上) (講談社ノベルズ)

冷たい校舎の時は止まる (中) (講談社ノベルズ)

冷たい校舎の時は止まる (中) (講談社ノベルズ)

冷たい校舎の時は止まる  (下) (講談社ノベルス)

冷たい校舎の時は止まる (下) (講談社ノベルス)

まず、作者と同じ名前の登場人物が作中に出てくるのはどうか。しかも、メインキャラクタの一人。なんで、そんなことをしたのかよくわからん。あとね、文章での誤読を誘うような書き方で現状把握を妨げるようなのは小説の本筋と外れているというか、それはどうよ?と思う。個人的にはアンフェアかな、と。アンフェアなミステリが好きな人もいるだろうけどね。

さて、面白いことは面白かったけど、いじめやら何やらが出てきて重い。最近、悲しい話に耐性が無いからなぁと思う。あんまり人にはオススメできんね。辻村深月は「凍りのくじら」は面白かったからもうちょい追いかけてみようかと思う。しばらくは。

オススメ度:★★★☆☆

[]人間は失敗作である(奥井一満・ブックマン社)

人間は失敗作である

人間は失敗作である

あんまり印象に残らなかった。人間の進化の話とか、他の生き物の進化の過程とか、人間の生物としての異常性だとかそんな話。

オススメ度:★☆☆☆☆

[]心を読み、かけひきに勝つ思考法(谷川浩司・古田敦也・PHP研究所)

心を読み、かけひきに勝つ思考法

心を読み、かけひきに勝つ思考法

対談形式で勝負について古田と谷川が語る。

159ページ〜

そうした、著名な方や才能のある方にお会いして思ったのは、すごく抽象的で説明しにくいんですけれども、ひとつのことをずっと究めてやってこられた方というのは、それが音楽であれ野球であれ、分野や手段は違うけれども、目指す目的はみんな同じなんじゃないかな、ということです。自分が何をしようと思ってるか、何を表現しようと思ってるかはそれぞれ違うように見えても、究極のところで目指しているのはすべて同じなのではないか。それが何かはわからないですけれども、どんな分野であれ何かひとつのことを究めたとしたら、その時にたどりつく境地というのは同じものなのではないのか、ということを思いましたね。

気になった記述は上記ぐらいかな。いつか、僕もこういうことが言えるようになったらいいな、と思う。ほとんどが当たり前と思えるような話が多かった。

オススメ度:★★☆☆☆

[]ぼくのメジャースプーン(辻村深月・講談社)

ぼくのメジャースプーン (講談社ノベルス)

ぼくのメジャースプーン (講談社ノベルス)

舞台設定は「子どもたちは夜と遊ぶ」の数年後。「子どもたち(以下略)」で「秋先生」がやったことの種明かしがあって、ああ、そうかと思うようなところはある。あるフォーマットの魔法が使える小学生がそれをどうやって使うかって話。人とどのように関わるかってことについての登場人物に代弁させた作者の語りは面白かった。満足。

オススメ度:★★★★☆

[]子どもたちは夜と遊ぶ(辻村深月・講談社)上下巻

子どもたちは夜と遊ぶ(上)

子どもたちは夜と遊ぶ(上)

子どもたちは夜と遊ぶ (下)

子どもたちは夜と遊ぶ (下)

そこでそうくるのか!と思うようなネタがいくつか。だって、仲の良い人が○○だってことを知らないわけが無いし。あるいは、頭が良いはずの人間たちが。終わり方はあんまり綺麗じゃないよね。僕は好きではない。やっぱトゥルーエンド耐性が落ちてるな。物語ぐらいハッピーエンドで、というか。

オススメ度:★★★☆☆

[]2000年間で最大の発明は何か(ジョン・ブロックマン編・高橋健次訳・草思社)

2000年間で最大の発明は何か

2000年間で最大の発明は何か

著名人が題名どおりのことを述べていく話。ピルをあげている人が多いのには驚いた。日本ではあんまり普及してないんだっけ。どうだったかな…。個人的には「お金」という概念が発明として凄いなぁと最近思います。「お金」に価値を持たせる権威も必要なんだけど、利便性のために、それを認めるのも最初は勇気が要ったよーな気がする。まあ、「お金という概念」がいつ発明されたか知らないし、それをあげてる人もいなかったけれども。

オススメ度:★★☆☆☆

[]名もなき毒(宮部みゆき・幻冬舎)

名もなき毒

名もなき毒

なんか、やりきれない話。話は読ませるんだけど、やっぱ、納得いかない動きを小説の登場人物にされると溜息が出る。というか、理で説明できないことが嫌いなんだな、僕は。わけわからん、非常識な人間でもいいけど、行動規範に一本筋が通ってて欲しいと思うわけで、この作品中のとある登場人物がすごく気に入らないので読むのがしんどかった。正しいのに害を受けるっつーのもやりきれないね。やっぱ、小説ぐらいはそういうの読みたくないかも。

オススメ度:★★★☆☆

[]フェルマーの最終定理(サイモン・シン・青木薫訳・新潮文庫)

フェルマーの最終定理 (新潮文庫)

フェルマーの最終定理 (新潮文庫)

整数問題の応用の話が面白かった。暗号とか。よく書けていると思う。ビッグバン宇宙論も買ってきて読もうかな。

オススメ度:★★★★☆

[]氷菓(米澤穂信・角川文庫)

氷菓 (角川文庫)

氷菓 (角川文庫)

この作家さんのミステリは相変わらず人は死なない。ほのぼのしてて良い。エンタテイメントとして好き。

オススメ度:★★★★☆

[]「性愛」格差論(斉藤環-酒井順子・中公新書ラクレ)

「性愛」格差論―萌えとモテの間で (中公新書ラクレ)

「性愛」格差論―萌えとモテの間で (中公新書ラクレ)

非常に面白かった。「オタク」「サブカル」「ヤンキー」という三層による分類とそれぞれに対する考察は興味深い。「サブカル」はあんまりふれられていないが、作者にとっては自明のことなのかもしれない。また、そのうち考えてみよう、と思う。酒井潤子の見方は、参考になるかどうかは別として、サンプルとしては面白いね。

オススメ度:★★★★☆

ののつく人ののつく人 2007/08/14 09:28 掲示板まだ見ていてくれてありがとう(ノД`)
マリオはニコニコでよく見てるよ!全自動系だけどっ
これからRO2へ行こうと企んでいるけど、oβ当たりみんなでどうよっ
この蒸発管理人がぁっってならコメント消しちゃって!ホントごめんね
忙しそうだけど体に気をつけて!βyёβyё!

メタボがアチイメタボがアチイ 2009/08/22 14:50
なんか俺妙に人気すぎるから昨日ハ メ ハ メした女の子に
理由聞いてみたら今メタボ超人気なんだってさ!!!!

お腹のポニョポニョだけじゃなくて包 茎が多いのも
ポイント高いっていうまさかのメタボ包 茎フィーバーwwwwwww

今月もうちょいで8 0 万貯まるし家でネトゲしまくって体型維持するわwww

http://okane.d-viking.com/9D8PuwD/

パイが世界を救う日パイが世界を救う日 2009/08/26 19:49
パイおパパイパパぱいいいぱいいい!!!!!!!!
なんでセ ッ ク スさせて貰えたのに5 万貰えたわけー?wwwww
てか初 体 験ゴチーーみたいなぁーwwwwwwwwww

今までこれ知らなかった俺ってアフォすぎぃーー(^▽^;;

http://koro.chuebrarin.com/zvicTnZ/

2006-12-03

[]最近の読書

相変わらず活字中毒なので移動時間とか細かい時間で結構読んでる。面白いと思ったものだけ。

[]ダックスフントのワープ(藤原伊織・文春文庫)

ダックスフントのワープ (文春文庫)

ダックスフントのワープ (文春文庫)

中篇が4個。面白い。表題作は無気力な主人公が自閉症気味の子供の家庭教師をする話。「世界に無関心」な人間に、主人公が近くてドキッとした。

[]さよなら妖精(創元推理文庫・米澤穂信)

さよなら妖精 (創元推理文庫)

さよなら妖精 (創元推理文庫)

安定してますな。以前に書いた「春季限定…」「夏季限定…」よりはじっとりしてる感じ。それでも、エンタテイメントとしてよくできている。

[]ダウン・ツ・ヘヴン(森博嗣・中公文庫)

ダウン・ツ・ヘヴン (中公文庫)

ダウン・ツ・ヘヴン (中公文庫)

相変わらず、目に心地いいというか、心に文章が流れ込んでくるような錯覚を覚える。

最後の夕食になるかもしれないなんて感覚は、僕たちには日常茶飯事だ。それは、本来ならば全ての人間が意識しなければならないことなのに、何故かみんな忘れていられるだけのこと。それとも、確率の問題だろうか。僕が言った五分五分という数字を甲斐は気にしているのかもしれないな、とも考えて、ますます可笑しくなった。

引用は199ページより。でも、森博嗣のこのシリーズを人に薦めようとは思わないんだよな。万人が面白いと思うとは思わないというか。自分の普通の人と違う部分が面白がってるんだろうな、と思うから。パイロットが書いた解説(文庫版)も興味深かった。

2006-10-06

[]春季限定いちごタルト事件(米沢穂信・創元推理文庫)

春期限定いちごタルト事件 (創元推理文庫)

春期限定いちごタルト事件 (創元推理文庫)

かる〜く読める感じ。恋愛でもない微妙な主人公格の二人が織り成す推理モノ。エンタテイメントはこうでなくっちゃ!と思います。オススメ。

[]夏季限定トロピカルパフェ事件(米沢穂信・創元推理文庫)

夏期限定トロピカルパフェ事件 (創元推理文庫)

夏期限定トロピカルパフェ事件 (創元推理文庫)

上の続編。話としてはそんなに変わらないけれども、ちょっと主人公とヒロインの関係に踏み込んじゃったりなんかして。続編がすごく楽しみです。

2006-09-26

[]ブレイブ・ストーリー(宮部みゆき・角川文庫)

ブレイブ・ストーリー (上) (角川文庫)

ブレイブ・ストーリー (上) (角川文庫)

ブレイブ・ストーリー (中) (角川文庫)

ブレイブ・ストーリー (中) (角川文庫)

ブレイブ・ストーリー (下) (角川文庫)

ブレイブ・ストーリー (下) (角川文庫)

上中下巻。長いといえば長いかな。宮部みゆきのゲーム好きっぷりがよくわかる。下巻のために上巻は我慢する感じがしたかな。最後まで読み通せるならば薦めてもいいかな、と思う。下巻はノンストップで読みきった。映画も下巻を読みきった後に見たくなった。

シャウィシャウィ 2006/09/28 01:19 コミックに関する感想が微妙に実体験を匂わせる響きを持っている、
つーのには……ツッコミ入れたらまずいの?w

pome(管理人)pome(管理人) 2006/09/28 02:50 いいよ。別に。もういいよ!くそう!w
まあ、色々あって荒んでる毎日デスw

DianaDiana 2006/10/01 12:14 一瞬、コメントをその後に編集したのか?とか思ったが・・・どうなんだw
てかそこは武士の情けだろう、シャウィw

ま、今度会ったら話くらい聞くぞw>pomeサソ

pome(管理人) pome(管理人) 2006/10/02 01:50 Dianaセンセ、お久しぶり。何も編集してないっす。書いたまま。
また、気が向いたら話を聞いてやってくださひ。
最近は色々アレな感じデス。頭の中ピンク色が回りには大量発生してますがw
正直、あんまり羨ましくはないwということにしておこう。

2006-04-09

[]ゲームの話をしよう 第3集(永田泰大・エンターブレイン)

ゲームの話をしよう〈第3集〉 (ファミ通Books)

ゲームの話をしよう〈第3集〉 (ファミ通Books)

ブックオフで700円で買った。棚をばーって見た時に目に止まって、吸い寄せられていった。買って良かった。この本と出会えて良かった。内容は昔のファミ通での「風のように永田」という人の対談の連載をまとめたもの。私がゲームを真面目にやっていた時期の話が多いんだけれど、色あせてない。少なくとも、私の中では。20代前半から後半ぐらいの人でゲームを多少やったことがある人には、ぜひ読んでほしい本。ノスタルジーに浸れます。

オススメ度:★★★★★

[]100人の森博嗣(森博嗣・メディアファクトリー)

100人の森博嗣 (ダ・ヴィンチ・ブックス)

100人の森博嗣 (ダ・ヴィンチ・ブックス)

森博嗣の考えが読める。それだけ。そういうのが読みたい人には、小説よりは効率が良いかもしれない。

オススメ度:★★★☆☆

[]MORI LOG ACADEMY 1(森博嗣・メディアファクトリー)

MORI LOG ACADEMY〈1〉 (ダ・ヴィンチ ブックス)

MORI LOG ACADEMY〈1〉 (ダ・ヴィンチ ブックス)

森博嗣のブログを本にしたもの。これからこういう形式の本は増えていくんだろうか。紙媒体には紙媒体なりの良さがあると思うので買ってしまった。森博嗣の文章が好きなら、という感じ。私は色々ヒントを貰った気がする。

オススメ度:★★★☆☆

[]発火点(真保裕一・講談社文庫)

発火点 (講談社文庫)

発火点 (講談社文庫)

父親が殺された人間を描いた小説。過去の回想と現実と二つの視点から過去にあった真実に迫っていくような書き方は力があるとは思うが、私は主人公の性格とか行動が気にいらなくて、感情移入できなかった。好みではない。

オススメ度:★★★☆☆

[]繋がれた明日(真保裕一・朝日文庫)

繋がれた明日 (朝日文庫)

繋がれた明日 (朝日文庫)

殺人を犯した人間のその後を描いた小説。人それぞれをちゃんと書いているのが良いなぁと思う。

オススメ度:★★★★☆

[]トライアル(真保裕一・文春文庫)

トライアル (文春文庫)

トライアル (文春文庫)

競馬、競輪、オートレース、競艇をテーマにした短編集。迫力があるけど、やっぱり真保裕一は長編向きな気がする。

オススメ度:★★★★☆

[]さいえんす?(東野圭吾・角川文庫)

さいえんす? (角川文庫)

さいえんす? (角川文庫)

エッセイ集。理系の話題とか、取材で得た情報からの話題が多いような気がする。私は東野圭吾のファンなので他の作品とのリンクもあるし、楽しめた。ちょっと首を傾げたくなるような話もあるが。

オススメ度:★★★☆☆

[]スローカーブをもう一球(山際淳司・角川文庫)

スローカーブを、もう一球 (角川文庫 (5962))

スローカーブを、もう一球 (角川文庫 (5962))

有名な「江夏の21球」をはじめとするスポーツのノンフィクションの短編を集めたもの。これはベストセラーになるだろうなというぐらい力のある文章ばかりで非常に面白かった。

それがゆえにマウンド上のピッチャーのエモーショナルな感情の揺れが見えない。(51ページ)

みたいな気になる記述はあるけどね。でも、

 夜。

 家に戻った。

 スカッシュの一日が終わる。

 せいこが疲れた筋肉をマッサージしてくれるだろう。筋肉のようになった脳みそはどうしようか。そのままにしておこう。とにかく勝ったのだ。それでいい。俺は完璧じゃないか。

 ハピネスなんて、そんなものだ。(184ページ)

みたいな、ぐっとくる文章があるし、スポーツに興味がある人にはオススメ。

オススメ度:★★★★★

[]貴婦人Aの蘇生(小川洋子・朝日文庫)

貴婦人Aの蘇生 (朝日文庫)

貴婦人Aの蘇生 (朝日文庫)

「博士が愛した数式」の「博士」的な、ちょっと特殊な設定の人物が何人か出てくるんだけど、さらっと流せちゃうんだよな。あーそういうこともあるかもね、みたいな。なんか非現実的なんだけど、自然な雰囲気があって、文章が上手いっていうのもなんか違うような気がするし。透明感があるっていう表現が一番近い気がする。落ち着いた、穏やかな気持ちになれる小説。

オススメ度:★★★☆☆