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2007-06-28

わたしたちの教科書最終回

うーん、ごめんなさい。私はオニなので朋美に対して、「おまえが死ねば良かったのに」となつらるに思ってしまいました。あとそんなこといったらはなしがはじまらないのは分かっているけど、雨木副校長はやっぱり音也の最初の事件の時点で教職を退くべきだったんじゃないだろうか。なんつーか、地雷(音也のことじゃないよ)を抱えている人は人を導く立場にいちゃいかんと思うのだ。自分の正しさを指針にできない人というか。

ドラマとしては予想外に楽しめたけど、最終回自体はAパートBパートCパートと進むに連れてあからさまにつまんなくなったなあ。先週の雨木副校長の証言もポエミーで笑ったけど、今週の朋美の証言の美しさはありえないだろう。Aパートのほとんどを谷村美月の長台詞で持たせる物理的な大変さはともかく、音也の篭城はもうちょっとはなしに絡めることはできなかったかなあ。つーかあれって裁判がはじまった時点で雨木には予想できたことなんじゃないの? このはなしキャストにも先の展開教えてないってサイトで言ってたけど、雨木はもっと早い段階でいじめがあること自体にもっと脅えてないといけなかったんじゃないの? 私が雨木の立場だったら、音也が出所した時点で一緒に学校から離れたとこに引っ越すよ。だって雨木はずっと音也を怖がってたのに、裁判が進んでる状態を近くで見せて音也が“もうやらない”と思えたはずがないのに。

そのへんで音也の存在が、雨木の理由として利いていると思えんのだよなあ。むしろ音也は最後まで服役したままで事件があったことは伝聞ですませ、裁判をもっとちゃんと見せたり、生徒をちゃんと見せたりするべきだったんじゃないの? 朋美が絡んでいること自体は序盤から分かってたけど、真相自体は伏線すらなかったし、というか私が覚えてないだけ? 朋美って明日香自殺じゃないとかでも言ったことあったっけ?

#1で描かれた内容で、明日香がいじめられていたかいなかったかはともかくクラスで孤立していた(むしろ“嫌われていた”といった方が正しい)のは加地の目にも明らかだったはずだし、仮に自分の性格が原因だとしても、自分がみんなから嫌われていて平気な中学生はいないと思うんだな。今日の真相で明かされた明日香の真実は、#1で登校前に髪を洗いたいと施設の職員に訴えていた明日香の不安定さと重ならないんだよね。まあ加地の気持ちが通じてたんだろうというならそうなんだけどさ。

人は時として思いやりや優しさにすら傷つくし、罪のない子なんておらんのだよ。兼良だってある意味、人より潔癖だったから朋美や明日香を攻撃せずにおれんかったんじゃないの? 刑務所の中でいじけてた音也の正義なんて、自分が正しいと言い張りたいだけのものにしか見えんのだ。

珠子の熱意がどこから来たものだったか、明日香と自分の関わりをどういうものだと思ってたのか、珠子に罪悪感があるとしたらそれはどういう種類の罪悪感なのか、そこをスルーして壊れた朋美の再生でごまかしちゃったからやっぱご都合主義の感は否めないなあ。今までのエピを見せたエンディングは完全に失敗だと思う。#1の明日香と今週の明日香がつながってないのがモロに見えちゃったもんw。

とりあえず頑張ったのは認める。今後この脚本家や演出家の仕事をチェックしようとは思わないけど、この作品を楽しませてもらったことには素直に感謝します。<不遜な物言いw

追記

ところでラストのスタッフロールに栩原くん@明日夢の弟の名前(栩原笑生くん)があったんだけど、どこに出てたか分かる人いますか?

小さい時の顔しか見たことないから分かんないよ。

黒猫亭黒猫亭 2007/06/29 04:33 まあ、いろいろ深く考えてもしょうがないドラマでしたね。今更感想を書く気にもなりませんが(笑)、ボニピンが好きだというだけの理由で最後まで観ました。音也の籠城と裁判が絡まないのは、教師サイドの話になると生徒の話が一切出てこないのと同様で、この番組の仕様なんでしょう。

そういえば、雨木や朋美のポエマーな供述を聞いていると、現実の裁判で「償いのリボン」とかアタマの悪いブンガクを語っているのを想い出しました(笑)。

quon913quon913 2007/06/29 07:59 まあ落としどころと内容がちぐはぐだとは思いますが、個人的には楽しませてもらったんで私は好きでした。2ちゃんのラズベリースレだったかで「これは社会問題を扱ったドラマです、と書いた包装紙でラッピングした箱を開けていくと少し小さい同じような箱が入っていて、最後まで開けると空っぽなんだけどのせられた自分に笑ってしまう感じ」という意見を見ましたが私もそんな感じです。
あと描き方と語られる内容のちぐはぐさが、中学高校時代に稚拙な絵で似合わない大作(w)を頑張って書いてた自分を思い出させて、一応空っぽの中身を一生懸命ラッピングしていた努力は認めようって気になるんですよね。

最終的に雨木の態度の根拠となる音也の存在が非常にリアリティのない描写不足なものになったという点では「この脚本家に大人は描けない」という黒猫亭さんのおっしゃるとおりなんでしょうが、個人的には“愛すべきへたれドラマ”って感じで、箱の中にパワーストーンの屑くらいは入れようとしたんだと私には思えます。

黒猫亭黒猫亭 2007/06/29 12:46 そうですね、そういう意味ではこの書き手の限界の範囲内で真面目に書いたのではあるだろうと思います。以前ウチのほうで書いたように、やはり「若さ」というキーワードを抜きにしては語れない作品なんでしょう。

書き手の実年齢とは無関係に「若書き」の拙さのようなものが感じられるわけですが、白倉Pのこともあるし、quonさんは基本的にそういう若さに関心があるのだろうなと思って読ませて戴いていました(笑)。まあウチで坂元裕二を叩くのは白倉Pを叩くのと同様で、スタンスが違うからだと言えばそれまでですし、でも多分quonさんが別に坂元裕二を愛してないのと同様に、オレの叩きに愛がないことも事実ですね(木亥火暴!!)。

quon913quon913 2007/06/29 18:21 たまたまこのドラマが好みだっただけで、今後坂元裕二をチェックしようとも過去作を見てみようとも思いませんね。白倉さんは資質の面で自分の好みに合っているという気持ちがあるわけですけど、これは描き方の方向が自分の経験からくる価値観道徳観と重なる部分があったというだけで、最初からそれは偶然だろうという気持ちがあったし、最終回の食い足りなさも自分には想定内だから気にもなりません。それでもものを作る人というのは、柄じゃないものをやりたくなることもあるんだろう、って感じです。
このドラマはキャストもスタッフも、熱心に取り組んでいる気はしましたから感想を読むのも書くのもとても楽しみでしたけど、ドラマの質がどうこうとか、そんなとこでむきになっても仕方ないじゃん、と思います。

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