PARALLEL LINE このページをアンテナに追加 RSSフィード

2011-05-22 東映シフト。

今日の新選組血風録にはシャンゼリオンの宗像さんが出ますよ。

新選組血風録/#8「臆病者」

脚本:西谷真一 演出:川上英幸

NHKが私のために綾野君をキャスティングしたのかと、素で思う私好みのはなしであった。というか、これ長坂が綾野君だから私好みのはなしに見えるんだよなー。←見た目のはなしじゃないよ。

なんというか綾野君の柄の持つ、けして抗わないけれど自分以外の誰にも自分を壊させない、ものすごく排他的に優しい人物像が絶妙にマッチした長坂であった。長坂(綾野剛)かっこいいよ長坂! もう思考回路の繋がり方が全部腑に落ちて、その爆発の尺度に納得がいく、私の理想がまげを結ったような男である。それで見た目が綾野君だろ? 私今日見てて、「すげー。私ってこんなに綾野君好きだったんだ」って思ったもんw。

サブタイトルが「臆病者」だけどそこがまた絶妙っていうなー。だって長坂って全然臆病者じゃないもん。たぶん家格もそこそこ良くって、たいていの相手なら負けるわけがない、と自己認識できるくらい剣の腕も立つ、人殺しにはなりたくなくても恩ある人の望みならちゃんと介錯してその死を背負えるくらいに腹も括ってる、土方(永井大)に睨まれてもおもねろうと思えばいつでもそれができるくらいに高スペックの人間だもん。逆にそれだけスペックが高いからこそ、慌てておもねったりしないで、自分の死を覚悟できるんだろうし。

なんつうかさ。土方や近藤(宅間孝之)も含めて、みんな「士道不覚悟」と言われることに怯えているからこうなんだと思うんだよね。その中で長坂っていう人は、そういう床の間の掛け軸みたいな言葉とは無関係な自己の在り様が自分の中にある、その在り様が既に“武士”であるような人なんだと思うんだ。だから長坂は、「士道不覚悟」と言われることに怯えないんだよね。

私はこのドラマの土方が大嫌いだし(やってるのが独善の正統派小林靖子ヒーローにずっぱまりの永井大って辺りで嫌さ倍増ですw)、見ていてすごい腹立ってたけど、それでもこの人ならこういう人の在り様に出会った時にこうするであろう、とすごい納得いったし、中倉(三浦アキフミ)も女ギツネにたぶらかされて命を落とす浅はかな人物ではあっても、縁の薄い長坂に頼られて親身に世話したり、自分の不始末を命で償うことに怯えないちゃんとした人間なのが描写されているから、長坂が仇を討つ気になることに違和感がなかった。長坂の腕を見込んで弟子に取ろうとする医師の市山貴章さん(シャンゼ@宗像さん)もはまっていたし、なんだかすごい佳作であったよ。見ていてうれしくなったv。