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2008-07-05

[]新しいオペレーティングシステムは脳の一部を外部の影響から解放し、記憶と意識を作った

私は今朝、数名の友人と地元の公園をランニングしていたのだが、(中略)私の心はよそにあって、解決を必要としているさまざまな問題のことをずっと考えていた。とはいえ、私の脳は周囲で進行していることをしっかり認識していた。なぜなら自分の名前が呼ばれれば、私はすぐに自分の注意を仲間のランナーに向けていたからである。しかしほとんどの時間、私の頭は内なる考えの方に重きを置いていた。要するに、私は「白日夢」を見ていたのである。(中略)私の脳の一部は周囲で起こっていることのすべてから切り離されて、テーマからテーマへと、外の世界を完全に無視して飛び移っていた。どちらのインプットが強いかによって、私の脳の活動は内側に向いたり外側に向いたりした。しかし重要なのは、私の脳が二つのソースから入る情報を同時に分析できていると言うことだ。

猿人を人間に変えた徹底的に新しい配線、あるいは脳のオペレーティングシステムは、脳の一部を外部の影響から自由にさせる――ある記憶から別の記憶へと無制限に移ろわせる――一方で、脳の他の部分には外世界からの情報を分析させるという、ただそれだけのものだったのだ。コンピューターのプロセッサと同様に、脳は「パーティション」で区切られている。この脳の二つの部分が複雑に混合されて、主観、すなわち自分以外の誰も経験することのない世界認識を作り出す。この混合は私たちに「意識」を与えもする。私たちの脳には、頭の内側から来る情報と外側から来る情報を対照させて、その違いを認識するという独特の能力がある。その結果として生じる知覚が意識である。内側の世界を経験する――白日夢を見る――と同時に外側の世界を経験していなければ、「内」と「外」の概念もなく、「私」と「私以外」の概念もない。この内側の刺激と外側の刺激を識別する脳の能力は、ある程度までは学習によって身につくものかもしれない。だから幼い子供が自分の考えと他人の考えを識別できるようになるには多少の時間がかかるのだろう。

クライブ・ブロムホール 「幼児化するヒト 「永遠の子供」進化論」 p.195-196, 2005, 河出書房新社

おおざっぱすぎる感じがする。もっと脳関連の書籍を読みたいな。