Venus Versus Virus最終話

最後までやっと観ました。
なんというか、予想以上にぐっときた。生まれて初めて心から、百合せつねーと実感したかもしれません。なんだかカルチャーショック。
世間では不評だったみたいですね、この作品。
たしかに、色々と疑問とか不満はある(YOSHIKIさまはなぜわざわざルチアさんに正体を告白しに? とか、ルチアさん焦って刺しすぎ!とか、亡霊パワーでどうにかしたー?!とか)んですけれども。そして私もかなり片手間に消化気分で観ていたんですけれども。
YOSHIKIの登場で存在が軽くなっていくルチアさんを眺めたり、ケーキ作っている姿を眺めたりしているうちに、なにかが心に溜まっていたみたいです。YOSHIKIをルチアさんが刺したあたりから加速して加速して、どうにもなりませんでした。
そして、片手間で適当に観ていたがゆえにスッカリ忘れていた01話に、最終話でつながったとき、ぶわーっと鳥肌が立ちました。ああ、ここで冒頭に繋がるということは、ここから関係が構築されていくんじゃなくて、ここが関係の終着点なのか、と思って。哀しくて哀しくて。そういえば01話を観たときには、5話くらいでここに話が繋がって、こっから先が本番になるんだろうなーとかボンヤリと予想していたんだっけ…と思い出したりして。
ああ、でもちがったんだね。ここが終着点だったんだね。
ラストシーンの写真に、涙が出てしまって、あれー私おもいのほか気持ちが入ってたんだーーって自分でも呆然としました。それくらい、良かったです。
たぶんこれは、片手間に適当に観ていたからなんだろうなーと思います。一生懸命真面目に観ていたら、アラが気になって感情移入には至らなかったように思うので。でも、私にとっては大化けした作品でした。
最後まで観てよかった。