木曜句会

葉月さんのお誘いを受けて、「豆の木」の木曜句会に参加してきた。
正直なところ、「豆の木」なんて自分のレベルでは到底届かないところだと思っていたので、内心戦々恐々であった。
今回のお題は「苔の花」「脚」「袋」「梅雨」「囲碁」「漢字」「タオル」。
そして、一週間前から七転八倒して作ったのが以下である。結果もあわせて書いておく(ちなみに参加者は私を含めて8名、選句数は自由である)。

田舎には田舎のルール苔の花  0点
釣堀の脚本どおりとなりにけり  2点
空蝉や袋小路と知りつつも  1点
梅雨闇や新着メールはありません  0点
囲碁教室の宇宙戦争夏休み  1点
薔薇といふ漢字の如き二輪かな  3点(特1並1)
バスタオル巻いてビールが冷えてない  0点

何というか、無理して背伸びしたところはきっちりスルーされる結果となった。お恥ずかしい次第である。他の句も、パラパラと点を頂いた程度。まあ、今の自分の実力としてはこんなところであろう。もうちょっと地に足の付いた句にしておけばもう少し結果は違ったかもしれないが……まあ、それは今さらである。
最大の収穫は、薔薇の句で代表の特選を頂いたことだろうか。もっとも、これもビギナーズ・ラックの類だろうから、あまりぬか喜びすべきではあるまい。その薔薇の句にしても、「二輪」は説明的だとの指摘を受けた。この部分は若干色気を出して書き直した部分だったので、しっかり見透かされた格好である。
褒めるべきところは褒め、指摘すべきは指摘する。そういうやり取りが高度なレベルで行われているのを見聞きするのは、非常にスリリングで興味深いものがあった。私もいくつか感想を述べさせてもらったが、はたしてついていけてたのかどうか……。
ともあれ、とても勉強になる句会だった。許されるのであれば、ぜひ次回以降も参加したいと思っている。