産後に「え?」と驚いたこと。

もうすぐお子さんがうまれる友人と話していて、出産後の生活がどんな感じかを伝えるのって案外難しいなあと思いました。

自分としてはもう過ぎたことで当たり前のことになっちゃって、忘れちゃうんですよね、知らなかったときのことを。

というわけで、自分の中で、産後に「え?こんなんなるの?」と驚いたことを思い出して書いてみます。


1.子どもの退院が遅れた
長男のとき、私だけ先に退院して子どもが1週間ほど長く入院していました。
よく考えたらこういうケースも全然ありうるわけですが、想像もせず…

2.あちこち痛い
切ったり縫ったりしたところが痛い、おなかも痛い、胸も痛い…

3.体が動かない
一人目のときは私、数日間はまともに歩くことすらできませんでした。
大きな手術とかしたあとってこんな感じなのでしょうか?
しばらくは、妊娠中より体力ダウンで寝たきり生活。

4.情緒不安定
一人目の出産後、病室で休んでいるときに、赤ちゃんの泣き声が聞こえてきてなぜか窓から身投げしたい気分になったことは今も忘れられません。

5.寝られない
泣く→授乳→オムツ換え…が昼夜関係なしに数時間おきとかで果てしなく続く。疲れてるのに、泣かれると夜中でもなぜか瞬時に目が覚める。むしろ覚めないでいられたら楽なのにねえ。

6.夫にはやってもらえないこともあるのね…
完全母乳でしたので授乳は全て私が。あと、夜中は夫は赤ちゃんが泣いてもまったく目が覚めないタイプだったので、結局私が全部対応していた。
(母乳が出る方で、定期的に飲んでもらわないとこっちが辛いような状況だったから、ミルクという手段もとれず。)

7.むちゃくちゃお腹すく
猛烈な食欲がとまらない。倍くらい食べる。食べないとやってられん。

8.赤ちゃんも最初は飲むのへたくそだったりする
私の子どもたちはそんなことなかったのですが、飲むのが下手な赤ちゃんとか、体力がなくて飲みながら眠ってしまう赤ちゃんとかも、いるみたいです。

9.時間が無い
まとまってなにかする時間というものがしばらくとれなかった。細切れにしか時間があかない

10.夫婦2人でなにかする時間がとれない
どっちかが子どもを見ていてどっちかがほかの事をする、というような感じになるので、2人で一緒に同じことに取り組むのは難しい

11.でも、子どもは思ったよりかわいい
全然子ども好きではなかったので、かわいがれなかったらどうしようとか内心恐れていたのですが、自分の子どもはすごくかわいかったし、子育てもなかなか楽しい。

(ちなみに、マドレボニータさんというNPOでは産後に焦点を当てていろいろと活動なさっていて、このあたりのことを詳しく書いてある冊子も発売しております。)



…きりが無いのでこのくらいにしておきますが、それにしても、(妊娠出産もそうだけれど)子どもがいる生活ってどんなものなのか、いない人からすると意外と未知な部分ありますよね。

なんでなんでしょうね。別に、秘密でもなんでもないし(笑)、知らないよりも知っててもらったほうが、子どもいる身としてはいろいろありがたいですし、後々子どもを持つことになるひとたちにとってもいいことだと思うのに。

このあたりの理由についてはまたおいおい考えてみたいと思います。