社外コミュニティとの温度差

社外の勉強会やイベントに参加することがある。そんなところに来る人は、会社の命令で来ている一部を除き、たぶん自発的に何かを求めて来ているはずだし、自分のプライベートな時間を割いて来るくらいだからモチベーションが高くやる気もあるはずだ。そんな人たちと話をしていると自分の方にも意欲が湧き出てくるし、負けずに頑張らねばと思ってしまう。

しかしながら、会社へ戻ると必ずしも意欲の高い人たちばかりではない。ソフトウェア開発が好きという人ばかりではないし、仕事だから言われたことをやるだけですと割り切っている人も珍しくない。全員が前向きな意欲を持って仕事をしているとは限らないのだ。そんな人たちに向かって、「これをやりましょう」「あれを改善しましょう」「新しいやり方を取り入れましょう」と言ってみても、空回りすることが少なくない。熱き思いを持つ社外のコミュニティと、冷めた社内の開発者の間に、これほどまでの温度差が有るのはどうしてなのだろうか?

そんな感想を社外で話してみたら、少なからぬ人が同じような感想を抱いていた。やっぱり、現場の雰囲気は何処も大して変わらないらしい。誰も同じようなギャップに無力感を覚えつつも、開発現場で奮闘しているようだ。社内の全てを変えることは出来なくても、自分の周囲だけでも変える事が出来れば良いのではないだろうか?そんなポジティブな意見を聞いて、なるほど、そうだよなと感じたりする。周囲の開発者を巻き込んでいく継続的な努力が必要ではないかと思う。



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