アーカイブサイトを使って削除された事実も記録・保存・収集しよう

内閣府サイトから、関東大震災朝鮮人虐殺報告書資料等が削除されていた件。

はてなブックマーク - 「朝鮮人虐殺」含む災害教訓報告書、内閣府HPから削除:朝日新聞デジタル
http://b.hatena.ne.jp/entry/www.asahi.com/articles/ASK4L66HXK4LUTIL04K.html

 
この削除された資料は、国会図書館アーカイブや他のアーカイブに保存されているので、いつでも見ることができる。
 
ところが、ちょっと思いついて改めてWebアーカイブの大御所のArchive.orgで調べたら、この件について資料が削除されていたという事実が分かるアーカイブが撮られていなかった。
 
政府は、「削除ではない!一時閲覧不能になっていただけ!再掲載する!」と表明しているので、これじゃ、アーカイブには、一時的にしろ掲載されていなかった事実を残すことはできない。変更されたのが十数日程度の期間だけでは、自動クロールが収集することはない。
 
手動で保存するしかないので、気が付いたページについては、トップページから入って、保存しておいた。http://archive.org/web/web.php このページの右下に保存したいURLを入力すれば、その時点でのサイトの内容が保存される。
 
アーカイブは、削除されたページを見るのに使うことが多いが、削除された事実を知るのに使うこともできるという話。