夏合宿大雪・トムラウシ隊

こんにちは。34期のひさみつです。大分長い間放置してしまっていましたが、久し振りの更新です。
今年度も夏合宿の計画は4本立ちましたが、うち槍隊・穂高隊は台風で中止になってしまい、白峰三山隊と大雪・トムラウシ隊のみの実施となりました。
僕がCLを務めた大雪・トムラウシ隊は、3泊4日の日程で旭岳からトムラウシ温泉までを縦走しました。以下、写真とともにお送りします。


今回は飛行機で北海道入りしました。成田空港よりLCCのバニラエア始発便で新千歳空港へ。その後列車とバスを乗り継ぎ、旭岳山麓に着いたのは夕方でした。山麓のキャンプ場でテントを張りました。

初日は早速、ロープウェーで姿見駅まで上がってしまいました。早速、一面の高山植物が広がります。奥に見えているのがこれから登る旭岳です。火山らしく、山腹からは噴気が立ちあがります。

旭岳への登りの途中、斜面を振り返ったところです。植生には乏しいのですが、眼下には一面の無人の森が広がっていて、北海道の山の広さを実感します。

山頂を過ぎて、下りはこんな感じです。滑りやすい斜面に一直線の道がついていて、下りるのに結構苦労しました。

草原の中をどこまでも道がのびていきます。誰かの名言に「富士山に登って山の高さを知り、大雪に登って山の広さを知る」みたいなのがあるらしいですが、まさにその通りだと思います。

左手には雄大な御鉢平が見えてきます。残念ながら中には下りられません。

広く平らな尾根を一本の縦走路が貫いています。写真右奥の白雲岳の裏が本日の幕営地です。

途中、白雲岳に立ち寄りました。白雲岳の山頂付近には白雲平と呼ばれるだだっ広い平らな場所があります。

2日目の朝、キャンプ指定地にさす朝日です。

こんな感じの道を延々と歩きます。この日は前線の通過により天気が崩れ、早々に忠別沼避難小屋に入って天候の回復を待ちました。雨漏りには悩まされましたが、宿泊者も我々しかおらず、罰ゲーム付きトランプをしたり楽しい時間を過ごしました。

3日目は、風雨が収まった頃合いを見て昼前にヒサゴ沼避難小屋まで進みました。五色岳を過ぎてからは広い湿原の中を木道で進みます。

ヒサゴ沼避難小屋です。この日は既に2パーティーが停滞されていました。我々は2階を使わせて頂きます。

翌朝、ヒサゴ沼からトムラウシ方面へ進みます。この先、大きな雪渓が残っていました。

途中、日本庭園と呼ばれる場所を通ります。大きな岩や池塘が点在し、ハイマツがその縁をいろどり、まさにさながら日本庭園でした。イワイチョウの黄葉が映えます。

日本庭園の先は、ロックガーデンと呼ばれる場所です。打って変わって殺風景なガレ場を延々と登ります。

ついにトムラウシの山頂に到着しました。太陽こそ出ていませんが、最高の展望を思う存分楽しみました。この後、その日のうちにトムラウシ温泉まで下山しました。メンバーのみなさん、お疲れさまでした。

折角北海道に来たということで、下山後は翌日からレンタカーで道東をまわり、更に函館、青森まで、1週間にわたって楽しい旅行を続けました。北海道は山も下界もとにかくスケールが大きい!是非、いつかまた行きたいと思います。