150度を飛び越えて。
カサブランカでは、自転車の箱を探すのに難航したものの、なんとか自転車をパッキング。
日本まで無事に自転車を持ち帰ることができた。
西経7度のカサブランカから、東経140度の東京まで。
乗り継ぎを含め、ちょうど24時間の空旅。
シベリアを飛び越え、日本の大地が見えてくる。
佐渡をかすめ、やがて眼下には信濃川河口、そしてビッグスワン。
いまだ雪を抱く飯豊山、蛇行する只見川。
あぁ、日本だ。
旅が終わってしまうという悲しさ、やがて家族、友人に会えるという嬉しさ、待ち受ける日常への不安、その他様々な感情が交錯する。
そして高度を下げながら太平洋へと大きく迂回したボーイング機は、ゴルフ場と田園風景の真っ只中、成田へと着陸した。
一年間にわたって見守ってくださった友人をはじめ、全てのブログ読者の皆様に改めて感謝しています。
そしてこのような機会を与えてくださった教授の方々、常に心配をかけた両親に、特別な謝意を捧げます。
東京・日本(Tokyo,Japan)