頂を目指して。

さて、クスコまで来たからには、行かないわけにはいかぬ。
空中都市、マチュピチュ
非常に切り立った山のうえにあるため、下からは何も確認することができない。
鉄道でしかアクセスすることのできない村が、マチュピチュの麓にある。バスと鉄道を乗り継いで行く道中にも、インカの遺跡。


そして、高低差をつけることによって温度差をつけ、品種改良、農業研究に使ったといわれる遺跡。そしてインカ時代から続き、今でも塩を生産している塩田。これは涌き出る温泉が高濃度の塩分を含んでいるためだ。


マチュピチュを見るために多くの観光客が夜明け前から山頂行きのバスに並ぶ。
そして僕たちも早起きをして、マチュピチュの更に奥、遺跡の全景を望めるというワイナピチュの山を目指した。


しかし、生憎の曇り空。そして、時折の雨。残念ながら、頂上はただ分厚い雲の中だった。


遺跡に降りてくるころには少しは雲は上空に遠のき、遺跡の全景を眺めることができた。


太陽を信仰したインカの人々が、太陽に近づくためにと造った神殿跡。そして、巨大な日時計


さまざまな建築物が、さまざまな憶測を呼ぶ。ガイドブックに書いてあること以外にも、いろいろと想像をめぐらせるのが楽しい。
お天道様には恵まれなかったが、夏休みのよい締めくくりとなった。


クスコ・ペルー(Cuzco,Peru)
総走行距離2838km