ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

  銀魂

昨日の日記に、ほんとうにたくさんの反響をいただき、ありがとうございました。

お名前が書いてあった方たち、y.s.さま、東京タワーさま。いち早く素敵なコメントありがとうございました。

そして、たくさんの匿名の方々、通りすがりですが・・・と前置きをしつつの方々もいらっしゃいましたが、みなさん心のこもったコメントをくださって、本当に心からの感謝を伝えたいと思います。

ありがとうございました。

もうちょっと落ち着いたところで、あらためて拍手コメントに関してはレスや、思うところを書かせていただけたらと思います。

さて。

銀魂-ぎんたま- 1

銀魂-ぎんたま- 1

最初の一巻がなかなか進まなかったのですが、読み始めたらあっという間に5巻までやってきました。

活字を読むのは大好きだし、なんで進まないんだろう?と思っていたのですが・・・

突然にわかったのです!!進まないわけが!!

恥ずかしい話ですが、あえて言ってしまうと・・・コミックの活字がコミックなのにとても小さくて、しかも濃い字があったり薄い字があったりするので、単純に読みづらかったのでした。げらげら。

で。

そういや少し前に近視を弱めにして、老眼の度が少し上げてあるメガネを作ったなぁと思い出し・・・

今まではそこまで困ったことがなくて、まだほとんど使ってなかったそのメガネをデビューさせたら・・・

あら不思議!!!(いや、不思議じゃありません!あたりまえです!!)

めっちゃクリアーではありませんか!!

というわけで、急に読みやすくなったので、さくさくと進み始め・・・自制しないと家事や仕事の時間を侵食しそうなくらい、はまってきました!!

このお話、ほんとにおもしろいです!!

(今更か〜い!!)

で、アネを捕まえたり、オトートを捕まえたりして、語る語る!ひたすらに語る母!!!

子どもたちも母がこんなに漫画を語るなんて、珍しい現象が起きてるので、つきあいがとってもよくて(笑)

「さだはるとエリザベス出て来たーっ!!」とか。

「桂さん、カッコイイ!!」とか。

「真撰組の局長の近藤さんってほんとにゴリラキャラで、しかもストーカー体質として描かれてるんだね〜」とか。
(もっと後の方で、彼のほれぼれするほどカッコイイシーンが出てくるそうです!)

「沖田氏ほんとに腹黒〜い!!」とか。

見たままを言うたび、うるさがらず「はいはい、そうだよね。うん、うん、そうなんだよ!」と何度でも聞いてくれるので、すっかり調子に乗って語りに語ってしまった母なのでありました。

4巻のおしまい頃になってやっと高杉氏が出て来たわけですが、出て来なくても十分におもしろくて、ワクワクしながら読んでました。

主にアニメのギャグ、もしくはパロディー回ばかりを勧められて見ていたので、そういうイメージで読み始めたら、思いのほかシリアス要素もあってびっくり。

そもそも銀さんを始め、一人一人のキャラが、まぁとんでもなく魅力的です。

映画のキャストに、主役級の人たちをぞろ〜っとそろえたわけがわかりました。

登場人物の誰もが主役になれるくらい魅力的だし、ひとりひとりの心の中までていねいに描かれていて思ったよりずっと深いです。

やっぱりシュールなギャグがとっても多くてゲラゲラ笑っていることが多いですが、気がつけば人情劇になっていてほろりとさせられるし、群像劇としてもおもしろいです。

舞台は江戸なのに、宇宙からの襲来者が闊歩していたりして、SF的な要素もある物語ですが、今のこの世界中が混沌とし始めた世の中ともどこか共通した感覚があって。

宇宙人も地球人も。思想や立場がまったく違う人たちとも、複雑に絡み合い、時に敵対したり、時に相手の気持ちを汲んだり、かつて受けた恩を忘れず、今回ばかりはと義理を果たしたり、勧善懲悪では図りきれない感情も多々あったりもして。

単純に日本人がずっと持ってきた道徳観とか倫理観っていうのが、最近失われつつあるような気がするけど、この「銀魂」の世界ではちゃ〜んと生きてるなぁとか。

「武士道」ってどういうのだっけ?すたれかけているけど、そのあたりにも、今の日本をいい方向に変える大事なヒントが合ったりして?とか。

時にそんなことにまで思いを馳せたりもできるコミックです。

まだ全部読むにはほど遠いから、今のところは…ですけどね。

そしてもちろん…とんでもなく下品なギャグなシーンもあちこちにありますけどね。げらげら。


つよしファン的には、高杉がやはりとても気になるところだと思いますが・・・

彼も単なる「敵キャラ」じゃなくて、登場シーンだけでも、きっとこの人いろいろ抱えてここまで来たんだなぁというのが伺えました。

そして単純無敵に身もだえするほどカッコイイ!!

これを実写で見たら、多分つよしファンじゃなかったとしても高杉が好き♡とか思って、この人誰?ってなったかも。

刃物のような鋭さと、今にも壊れそうな、憂いを含んだその佇まい。
そしてそこはかとなく全身から漂う色気!!

つよしさんをよ〜く知っている福田監督が、この役をつよしさんにと思ったのが、すでにしてわかったような気さえしてます。

多分原作の元々のファンはもうちょっと若い世代で、演じ手としてのつよしさんをあまり知らないだろうし。たとえ知っていたとしても、つよしさん自身がまとう世間的なイメージも、実物?だったり濃いファンが思うそれとはちょっと違う感じだし。

つよしさんのファンはまだまだ銀魂を知らない人も多いしで・・・

みんなあんまり気がついてないかもですが…

わたし的には、高杉は思ったよりもずっとつよしさんから遠からずなキャラかも?という手応えです。

というか、このドラマとご縁があってほんとよかったなぁと読み進めるにつれて、ますます思うわたしがいて。

まだたった5巻まで読み進んだに過ぎないのに、すでに主要メンバー全部と言っていいほどに、心を寄せ始めちゃってるし!!

映画の封切りが心底楽しみになってきました。

コミックに話を戻すと。

一見ギャグが多いし、下ネタも多くて、子ども向け?と思われる方もいるかもだけど、いろいろなことを風刺していたり、人の哀しさとか、本質的なやさしさとか、いろいろと深い側面もあって。

もしかしたらオトナがグッとくる要素の方が多いかも?と思い始めています。

もうずいぶん前に、家族で京都旅行をした折、ちょうど子どもたちがこの漫画にはまりたての頃で。

池田屋に行ってみたい!だの、新撰組がどうのこうの、ものすご〜く語り合っているのを横目で見ていたことを不意に思い出したのですが・・・

これっていつだっけ?と、こういう時便利な日記検索というやつをしたら…

なんと2008年でした。

この日記あたりです。

ほぼ10年の月日を経て、母がこの漫画に熱中するとは誰が想像したでありましょうか?(笑)(笑)(笑)

ちなみにこの日の日記のコメント欄で、西のKinKiファン友達のとっかーた嬢と、お互いの子どもらからの情報として、銀魂に「どうもとさん」が出て来た話をしているではありませんか!!

むふふ。明日何と何がつながってくるか、ほんとうにわからないものだなぁ。

ああタイムスリップして、子どもたちと銀魂についてキャーキャー言いながら、あの旅からやり直したいです。むふふ。

多分この漫画とあの旅をきっかけに、うちの子らは、より幕末の歴史に興味を持ったかも?

というくらいには、史実を彷彿とさせるシーンもあるし、細部はともかくとして、大まかには歴史から抱いている登場人物のイメージからそう遠からずな気もして。

いろんな意味で楽しくなってきました。

まだ時間はたっぷりあるし、予習しようか迷っている方もたくさんいらっしゃることと思いますが、わたし的には原作漫画、オススメです。

より映画が楽しみになりつつありますよん。

読み進めていくと、また感想が変わってくる可能性もありますが、とりあえず5巻までの段階で、一旦書いておこうと思いました。

どうせなら、コミックを全部読んでから紅桜編の予習へとなだれ込む予定です。

なぜならこちらもオトートが持ってるらしいことを最近聞きました。

楽しみがいっぱいあってうれしいです。