派遣職員生活に別れを告げて

本日をもって、2年間の派遣職員の仕事に区切りをつけることとなりました。
研究と旅にひたすら明け暮れてきた人生、なにかと浮世離れした世慣れぬ人間が、それも博士論文の提出締め切り間際という文字通り修羅場の中でスタートした
「似非リーマン生活」
でしたが、とりわけ教員の方々から、思いも寄らぬほどに可愛がっていただき、何とか勤め上げることができました。
4月からどうするのか、・・・といろいろな方からいろいろな場所で訊かれまして、2月頃までまったく白紙の状態だったのですが、
「じゃあ非常勤講師やらない?」
という望外の申し出をいただきまして、この1ヶ月はその下準備で右往左往するという思いも寄らない事態となりました。私より周囲の方が喜んでくださっている様子、私としては嬉しさよりも安堵の気持ちがより強い、今日この頃です。
送別会で申し上げたことの繰り返しになってしまうのですが、・・・思えばこの2年、博論執筆追い込みの土壇場の中で始まり、その他諸々バタバタの中で国立国会図書館に納入するオフィシャル版を提出したのがこの3月18日、自分のものと他人のもの、二様の博論と向き合い続けた日々でした。
今改めまして、私の面倒を見続けてくださった方々に、深く感謝するものです。