ぶんかけいのひびのきろく

2014-01-14

今一度「ナラタージュ」/島本理生

島本理生「ナラタージュ」で検索をかけてこのブログに行き着いてくださる方が結構多いようなので、
畏れ多くも再掲。


島本理生「ナラタージュ」 ※核心まで激しくネタバレ - ぶんかけいのひびのきろく


発売から結構経っているし、この記事自体を書いてからも結構経っているのですが、
紹介用リンクから本を購入してくださった方もいらして(初体験ですwありがとうございます)
やはりずっと読み継がれる作品というのは読み継がれるのだなあと。


わたしもちらと読み直しましたが、やはりあの独特の読後感と何ともいえない苦しさにまたやられてしまいました。
読むたびに響く言葉が違うんだけれど、今回は葉山先生の

「ただ、彼と一緒に居るほうが君は幸せだと思ったんだ。
僕はね、いつだって君が心配なんだ。
苦しんだり傷ついたりしないで生きているかどうか。
それが守られるなら僕の独占欲なんてどうでもいいし執着をみせないことを
薄情だと取られてもかまわない。」

この言葉がどーんときました。
薄情でかまわないと言えるほどの気持ちが、どれほど薄情でない愛情だったか。
今ならとても解る気がしたのでした。





ナラタージュ (角川文庫)

ナラタージュ (角川文庫)

sayasaya 2015/02/08 19:36 検索をかけて数年前に書かれたナラタージュの記事にたどり着いた者です。

ナラタージュは私にとってもとても特別な本です。何度読んでも,胸が苦しくなる小説です。
小野くんも葉山先生もダメ男なのに,なぜか魅力的に見えてしまう不思議w
島本理生の描写がとても好きで,ナラタージュ以外にも波打ち際の蛍や,シルエットも好きです。

ramen-curry-subcultureramen-curry-subculture 2015/02/24 10:18 >sayaさん
コメントありがとうございます。
今更返信してしまい、なんだかすみません。。

sayaさんの仰るとおり、本当にこんなに何度も胸が苦しくなる本ってなかなか無いですね。
記事を書いて数年経って少し大人になった今なら、小野くんの本意がどういうものだったか、とか、葉山先生の苦しみがどういったものだったか、というのも理解できるような気がしています。
…でもダメ男には変わらないのですがw

わたしもシルエット好きです!いつも瑞々しい感覚と文体の作家さんですよね。

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