せい☆どく

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感想垂れ流し系

ジョーカー・ゲーム 第12話 「XX ダブル・クロス」

やっぱりすぐ殺すやつはダメだな。
風機関とか。


いやー最後まで中佐が格好良いアニメであった。D機関勢揃いなだったのも実に良し。
作品としてはまだまだ続いているんだろうけど1クールの節目としてはこれ以上ないくらい良い話だったのではなかろうか。1話以来だし全員集まるの。
そして意図しているのかいないのか、1話と同様に「元軍人だったスパイがD機関についていけなくて脱落する話」と言うのもなかなかに興味深い。
結局スパイと言うのはどこまで行っても人間味や感情を欠落させていかないと成り立たない裏稼業であり、曲がりなりにも軍人やってた人間には到底合わない仕事であると。
今回に限らず今までのスパイも大なり小なりそういう部分でボロを出して身を崩したところがあるしなぁ。風機関とか…風機関とか…。
ただ中佐を見る限りなんだかんだで良い人ではあるしとてもスパイ活動のために全てを捨てた男に見えないのもまた事実。
今回にしてもわざわざ昔自分を世話してくれた姉に似た人がいるであろう満州への配属を手配してくれたし。部下1人1人のプライベートまで完全に把握してアフターケアまで万全な辺りはさすがスパイマスター。


総括。
最初の印象はスタイリッシュスパイアクション物…まぁ閃光のナイトレイド系かと思いきや意外と地に足の着いた作品だったなと。
スタイリッシュさは確かにあるしイケメン揃いではあるのだがやってることは地味だったり地道だったり泥に塗れたりとなかなかそれっぽい内容に仕上がってたのではなかろうか。
俺TUEEEっぷりも確かにあったけど鼻についた感じはないし何よりD機関や結城中佐そのものが煙に巻かれたような存在だったので毎回毎回どんな話が展開するのか楽しみだったしなー。
そしてこれだけ優秀でも結局情報を活かす上層部がいないので戦争に負けてしまう不遇さときたら。まぁ情報1つ2つで戦況がガラッと変わるわけでもないだろうけど。
その辺の哀愁、兵どもが夢の跡っぷりもまたスパイ組織らしい扱いではあったのかなと。原作はまだ続いてるんだろうか。