寒いに近い
よく晴れてるけど
今日も休み
もう仕事行く気がありません
今夜奥さんのヲタもだちがうちに押しかけてくる
誕生日が近いらしい
ケーキ買っといてあげて!て金渡された
あと布団も干してほしいの。ごめんね
昼には奥さんを職場から連れ出し
いつもの森の中のピザ屋で食う
ヲタもだち対応はなんとか間に合った
今2人でオタク動画を鑑賞中
オレはお先に寝ると言って寝室
ヲタもだちが連絡つかないので
職場で待ち合わせるはずだった奥さんは帰ってきて
ケーキまだなの?…お菓子屋さんもう閉まっちゃったよ…
て言って
ごめん!てオレは昨日の夜からの皿を洗いながら
目をぎゅっとつぶった
だがお菓子屋さんも、結局何もかも全て間に合った
ギリギリになって始めることを小学校から積み重ねてきたから
無意識のうちにギリで間に合う頃合がわかってしまうのだ
てオレは奥さんに自慢げに言った
回転寿し屋で
ヲタもだちが集金に回ってた家の客が、庭木を手入れしてる時にハシゴから落ちて死んでしまった。
親しかったぶんそれがすごくショックで。
でもあたしは泣いてる奥さんをなぐさめつつも集金していかなきゃいけない、
いろんな現実がごっちゃになった、半日常、半非日常というような中に私も生きてるんだなあと。
だから今回、急に押しかけることに決めたの!
て言ってた
そうですね
ぼくもさっきあなたのケーキを買いに商店街の店に行きましたが、
入るときは店のすぐ隣が空き地だと気づかなかった。
車は二軒先くらいの駐車場に停めたんですが、買い物を済ませて店を出たとき、その草ぼうぼうの空き地が駐車場だった気に
一瞬、なってしまった。
あれ、車がない
てぼくは奥さんに言ったとき
向こう側の歩道で40くらいの女性を、白髪のおばあさんが押さえつけてるんですよ
女の人はチラシみたいなのを持ってて逃げようとしてるのかなんか、電柱につかまってて
おばあさんはその人の服を引っ張ったり腕をつかんだりしてて
おばあさんが女の人を引き止めてるようにも見えたんですが、なんだかよくわからないですね
て、オレは話した
今日はそんなアウターゾーンなかんじ
明日の朝は3人分の朝めし(ごはんパン)をつくって出勤
やれやれ寝る