信長 坂口安吾
- 作者: 坂口安吾
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2006/02
- メディア: 単行本
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無類派作家 坂口安吾の傑作です。
この作品で「カッコイイ信長」に出会えます。
時代小説なのに、カタカナや口語の混じる独特の文体。そのリズムの良さ。1952年の作品なのに古さをまったく感じません。
物語の中の信長や家臣たちは余分なことを考えたり、悩んだりしない。同族同士の戦いの中でさえ、日々を楽しく懸命に生きている。明日をもしれぬ日々でも、明るく生きぬいていく。
若き日の信長公は、本当にこんな若者だったかもしれません。
宝島社の本での、信長のイラストも雰囲気がでています。
わたしのもっとも好きな信長小説のひとつです。