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2006-01-10 Tue

[]生島淳駅伝マラソンをダメにした』★★★☆

駅伝がマラソンをダメにした (光文社新書)

例年はスルーしていたのだが、今年の正月は箱根駅伝をテレビ鑑賞。往路6位の亜細亜大が優勝という波乱の展開もあり、初日はお笑いとザッピングしていたが、9区、10区のラスト2区は、ほとんどテレビに釘付け状態だった。

感動冷めやらない1月3日、別の目的で本屋に立ち寄ったときに、このタイトルを発見し、即購入した。こういうのは、やっぱりタイミングが重要だと思うのだ。鉄は熱いうちに打たないと、何にもならないのだ。(なお、先週号?の週刊少年マガジンでは、駒沢大学の大八木監督と藤田敦史を扱った読み切りが掲載されていたが、これもよかった。当然、箱根駅伝に合わせたものだが、いいタイミング。)

 

駅伝に否定的なタイトルではあるが、本の内容は、それだけではなく、いかに駅伝が面白いスポーツかがよくわかるように書かれている。筆者は、駅伝が好きでたまらないが、それゆえに駅伝が抱える問題も多数見えてしまい、そういったアンビバレンツな感情がよく文章に表れていた。

駅伝の抱える問題点について、簡単にまとめると以下のようになる。

  1. 駅伝は、日本独自の競技であり、駅伝の偏重により、マラソンやトラック競技等の国際的な種目が犠牲になる。(大会スケジュールの問題もある)
  2. 選手の負担が大きすぎる距離設定で、トラブルが多い
  3. 大会が大きくなり過ぎ、視聴率稼ぎや、大学の宣伝というスポーツに関係のない部分が大会ルール等に大きく影響するようになった。

「おわりに」で書かれているように、これらは全て高校野球にも共通する問題だ。

こういった「スポーツのあり方」については、諸々の問題があることは知っていたが、これまであまり興味を持てなかった。特に、昨年は、高校野球界で、明徳義塾が不祥事で出場辞退、優勝校の駒大苫小牧にも暴力事件が判明するなどの大きなニュースがあったにもかかわらず、だ。

そういう意味では、スポーツの、そして視聴者の「感動」の背後に隠れた「暗部」に関心を持つきっかけを与えてくれたいい本だった。

ちなみに、高校野球の暗部については、以下が参考になりました。

[]祝・野洲高校優勝!

やや上から続く内容。

一昨日は、高校サッカーの決勝戦があり、これも非常に感動を覚える試合だった。が、試合の内容以上に、高校サッカーと日本サッカー界のあり方、部の練習の状況について詳しい話が聞けた解説がよかった。

特に、野洲高校のメンバーは地元のクラブチーム出身者が多いことについて「高校サッカーにも、そういった底辺からの底上げが必要ですね。」と言う実況に対し、これを否定するセルジオ越後の発言がよかった。セルジオ越後いわく「高校サッカーの隆盛がクラブチーム空洞化につながっては意味がない。高校サッカーも強いし、クラブチームも強い、そういった土壌が必要だ。」

実際、世の中もそのように変わってきているようだ。決勝戦の解説中に、各世代における高校サッカー出身者の割合が示されていたが、若い世代ほど高校サッカー出身者は少ない。つまり高校での部活動以外でもサッカーというスポーツを行える場が広がってきたということだ。ここら辺は、野球に比べてサッカーが恵まれているところだろう。

そして決勝戦で、野洲高校が鹿児島実業に勝ったのも、上の文脈で言えば、象徴的なのかもしれない。鹿児島実業は、良くも悪くも「高校サッカー」の頂点、つまり上下関係が厳しく、体力づくりに情熱を120%傾ける「シゴキ」のイメージが強い。解説では、前園*1が、合宿での練習内容を聞かれて、「ひたすら走ってました。一日に50本も60本も」と言っていたのが印象的だった。

対する野洲高校は、ゲーム形式の練習中心、ということで、楽しむことをモットーにしているチーム。解説によれば、試合が延長戦に突入したとき、鹿児島実業の選手は、皆、笑みを浮かべていたというが、「あれだけ厳しい練習をしてきたんだ。延長に入ってしまえば、地力の差が出て、こんなチャラチャラしたやつらには負けるはずがない」という気持ちだったのかもしれない。

僕は野洲を応援していたのだが、同じように思っていたので、延長後半、流れるような展開の中から、野洲決勝点を決めたときは、跳ね上がって喜んだ。

楽しくて強い、見る方もプレーをする方も、それが一番幸せだ。野洲高校の山本佳司監督の「日本の高校サッカーを変えたい」という気持ちが、サッカー以外のスポーツにも波及していくと良いなあ。

*1:ちなみに、この日、実況の口から「前園さんの言うとおり」という往年のCMの決め台詞が出て嬉しく思った。

rockcandyrockcandy 2006/01/13 22:57 発言小町のリンクをrararapocariさんが貼られたのは意外でした〜
むか〜し、あそこのトピックのウオッチがやめられない「掲示板閲覧中毒」に陥りかけたことがありまして・・・無事生還しましたが。
ネトゲ中毒に関してはご紹介のトピでも紹介されている方がいましたがこちら→(http://netgamestopper.hp.infoseek.co.jp/)を読むと中毒になった時の恐ろしさがわかります。戒めの為に何度か読みました。(ネトゲは未経験・・というかゲームは苦手ですが。)中毒にならないバランスの取れる人は問題ないんでしょうけどね。
ゲーム脳に関してはわかりませんが、(それより電磁波の影響の方が気になりますけど)うちは絶対子供にゲーム買いません。ネトゲも勿論禁止。夫も私もハマり易いので・・(<親の方かよっ)

rararapocarirararapocari 2006/01/14 00:20 コメント有り難うございます。今年もよろしくお願いします。
「発言小町」は、どこかのページで紹介されていて飛んでいったものです。時々見ると面白いですよね。ただ、僕は、掲示板形式の文章が長く続くと疲れるので今回も最後までは読んでいません。途中まで見た感じでは、ゲームにはまってしまったお父さんを肯定する人が多いことに驚きます。自分のゲーム、テレビに対する考えは、以前にも書きました。(http://d.hatena.ne.jp/rararapocari/20050507#tv)お父さんにラッセル『幸福論』を読んで、幸せな生き方を模索してほしいです。もただ、お父さんも「大人」だからなあ・・・。今わかっていないお父さんは、これからも変わらないのかも・・・。
ところで、友達との付き合い等もあり、どうしても子どもにゲームを買い与えなければならない状況、というのにはならないのでしょうか?僕は、少なくとも自分がゲームを買ってもらった小学4年生になるまでは買いたくないですね。

rockcandyrockcandy 2006/01/16 00:16 >友達との付き合い等もあり、どうしても子どもにゲームを買い与えなければならない状況
そうなんですよね〜、ここが一番ネックですね。うちは娘だけなんでそういう状況に陥る確立は低いかな〜とは思ってるんですが。
夫は「他の子が持ってるなら買ってやらないと可哀想」って思うタイプ、私は「よそはよそ!うちはうち!」とますます買わない決心をしてしまうタイプでやっぱりそういう親にお互い育てられました。PCも子供部屋には将来的にも置きたくないと思ってるんですけど、その辺はまだまだ状況が変わって行きそうですねー。

rararapocarirararapocari 2006/01/16 23:42 「子ども部屋にPC」の問題も頭痛いですね。僕自身、弟と同じ部屋でずっと過ごしていたので、個人の部屋を持ったことがありませんが、「個室」になってしまうといろいろ弊害があるような気がします。ただ、欧米では小さい頃から子ども部屋を与えると聞くので、勿論長所短所あるのでしょう。いつの時代もそうなんでしょうが、自分の経験が通用しないとやっぱり不安です。

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