Yondaful Days!

好きな本や映画・音楽についての感想を綴ったブログです。

Bacharach、paris match、Chicago、Pink Floyd

最近聴いたアルバムを少しずつ。

Burt Bacharach presents Sweet Melodies』★★★☆

バート・バカラック・プレゼンツ・スウィート・メロディーズ
バカラックの2枚組みコンピ。
発売当時に買って、あまり聴かずに積んでおいたのだが、2月頃に集中的に聴いた。さすがに名曲揃いで飽きない。それにしても2001年発売なので5年もほったらかしに・・・
バカラックというと、僕の中では「カジノ・ロワイヤル」とかラウンジ系?の音楽というイメージがあったのだが、クリストファー・クロス「ニュー・ヨーク・シティ・セレナーデ」も彼の作品とは知らなかった。そして、ニューヨーク〜が今回の僕の収穫。大好きな歌。

paris match『5th Anniversary』★★★★☆

5th Anniversary
バカラックの作品である「Close to you」のカバーも収録されている作品。これは逸脱しないアレンジで心地よい。
ベスト盤的な作品ということで何曲かCMで聴いたことがあったが、「オレンジペコー」の曲と勘違いしていたことが判明。今後はparis matchの名を頭に刻みます。
はじめの4曲は、 ヨーロッパのClub Jazzビッグバンド“New Cool Collective”をバックに従えての曲ということで、こういう系統の曲は、僕にとっては、新しいことをやっていなくても抗えない魅力がある。

Chicago『コンプリート・ベスト』★★★★☆

コンプリート・ベスト
今回洋楽をいろいろ聴いた中で、一番しっくりきた作品。
実は一枚目しか聴いていないのだが、どれもこれもぴたっとくる。
もともとは、YUKIサンボマスターの絡みで、本家の「サタデイ・イン・ザ・パーク」を聴いていないのはどうだろうか、と考えたのが聴くきっかけだったのだが、そうでなければシカゴは聴かなかったかもしれない。
というのは、「Chicago」という名前に全く魅力を感じなかったから。「Ben folds five」だったら、名前に惹かれて聴いてみようという気にもなるが、「シカゴ」には全くそれがない。完全に言いがかりだが、漢字で書くと「鹿・碁」という雰囲気がする。いの・しか・ちょうみたいなヤクザ文化的なイメージがする。アルバムタイトルも「シカゴⅣ」とか、そんなのでやる気が感じられないし、やっている音楽と名前のギャップがありすぎると思う。

ピンク・フロイド『原子心母』★★★★

原子心母
変なタイトルといえば「原子空母」と一文字違いの本作。
きっかけとしては、またもやオリジナル・ラヴなのだが、それに関連したoriginalovebeerさんのエントリを読んで魅力を感じたため。
いわゆるプログレというのは、遠い昔にキング・クリムゾンを聴いたことがあり、多少覚悟をしていたが、随分とはじけているなあという作品。
もともと、ミスチル『Atomic Heart』が影響を受けた作品(タイトルだけなのか)と聴いていたので、ポップなアルバムだと思っていたが、実験精神てんこ盛りで好みのタイプの作品。ただ、「アランのサイケデリック・ブレックファスト」の食事音はいただけない。
有名なジャケだけでなく、CDもピクチャーレーベルだし、歌詞カードもセンスがいいし、視覚的にも非常に訴えかける作品だ。
好きなのは重い1曲目の次にくる2曲目「もしも」。光が差すような軽やかな曲。