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2008-07-24 Thu

rararapocari2008-07-24

昨晩の地震、揺れました。

ここまで続くと不安になります。

ジュセリーノ予言もあるし(笑)、まじめに備えなければ・・・。

[]ブログ通信簿

http://blogreport.labs.goo.ne.jp/

やってみました→

予想外につまらない結果でした・・・。

[]スガシカオたむらけんじに見えた日

少し前のことだがスガシカオの年内の活動が明らかに。

  • New Maxi Single「コノユビトマレ」は9/3発売。
  • New Album「FUNKAHOLiC」は9/10発売。
  • ツアーは10〜12月で仙台にも現在のところ最終日の12/13に来る!

福耳夏フェスの仕事もありながら、このワーカホリックぶりがスガシカオらしいところでしょうか。

で、田島貴男は・・・?

〜〜〜

タイトルは、オフィシャルサイトのトップページの写真が何となくそう見えたため。

http://www.office-augusta.com/suga/

[]ビジネスマンが見ておくべきTV番組集めました〜「TRUE VIEW」

これは嬉しい!

大人のためのテレビ番組情報誌「TRUE VIEW」vol.1

  • テレビはあまり見ないが、見ようと思うのは、ドキュメンタリーNHKスペシャル。ところが、通常のテレビ雑誌は、それらの扱いは小さい。
  • 本当は、NHKの「ステラ」を買おうかと思っていた時期もあったが、信じられないことに週刊誌なので、自分のテレビに対するスタンスと全く合わない。
  • なお、現在唯一購読している雑誌TVBrosは、テレビ雑誌として使っていない。そんな自分にとってはピッタリ!是非是非月刊誌でお願いします。

中身については、ディスカバリーチャンネルBSデジタルなど有料放送と、そうでないものを一目でわかるように分けてほしい+科学関連記事の充実を!というのが要望。

ただ、そうは言っても、やっぱりあまり見ないだろうな。

最近はYOU TUBEで気になるものがあれば、MP4に落として*1iPodで見たり、場合によっては音だけ聴いたりしているが、Podcastingくらい楽に携帯機器に落とせれば、見る機会は確実に増えると思う。

何か良い手段はありませんか?

*1http://www.tubefire.com/で変換しています。

kaz_minekaz_mine 2008/07/25 09:46 > 何か良い手段はありませんか?
えと・・・当然iPhoneですね。
ただ、3Gとは言えyoutubeを見るにはちょっと遅いです。

LindaLinda 2008/07/25 22:50 地震、怖いですね。大丈夫でしたか?
ジュセリーノの予言ですが、この辺ではちょっと話題になってます。9月13日の地震は震源地が名古屋ということですが、私の住む田舎町が震源地だという説も聞き、外国の預言者がこんな田舎町を名指しするなんて・・・とゾッとしていました。9月13日は土曜日なので、たくさんの人が県外へ脱出するかも、と思ったりします。うちはこの日、子供の運動会なので脱出できません。ふつう、学校というものは避難場所になるような所なのですが、うちの子が通う学校は校庭が崖に面しています。凄く不思議な造りになっております。おまけに、なぜかうちの子がリレーの選手に選ばれ(もっと速そうな子がいそうなのに)、さらに不吉な気分に。学校でも9月13日は話題になっていたそうで、「最近はどう?」と聞くと「もう、誰も話してない。もう飽きた」・・・。気持ちの悪い予言ではありますが、もしもの時のための準備をするキッカケにはなりそうです。
シカオちゃん、似てます!ツアーは、もうファミシュガではなく、新生バンドなのでしょうか。

rararapocarirararapocari 2008/07/31 00:06 皆さま、コメントありがとうございます。大変、返事が遅くなりました。

■kaz_mineさん
アドバイスありがとうございます!・・・でも
>えと・・・当然iPhoneですね。
>ただ、3Gとは言えyoutubeを見るにはちょっと遅いです。
それは、あれでしょうか。「iPhone持ってますが何か?」という挑戦でしょうか。(笑)
ただ、ここで自分の意図しているのは、面白そうなテレビ番組はたくさんあるのに、録画しても「見る」ことまで辿りつかないということで、YouTubeをもっとたくさん見たいということではないのです。

番組チェック

録画予約

録画する   ←今はここで止まるのが大半

見る

ベストは以下のようなかたちです。

番組チェック(もしくはキーワード録画)

即、携帯機器で持ち出せる状態にどんどん録画

スキマ時間で見る

ワンセグ番組をPC上でMP4形式で録画できれば、それが近いのですが、家にあるPCではそんなことはできません。
ということで、iPhoneでは解決できない問題ではないでしょうか。
ちなみに、自分は携帯でネット関連のサービスを操るようになったら便利というより先に、「依存症」になりそうなので、あまり便利なタイプの携帯は敬遠してしまいます。というか、Youtubeとかがスイスイ見られるようなアイテムは危険すぎます。すぐに川に流して下さい。(笑)

■Lindaさん
>ジュセリーノの予言
もう一つの日付指定予言「7月18日 - フィリピンでM8.1の大地震が発生」が既に外れていることだし、過剰に反応する必要もなさそうですね。運動会当日までに変なうわさ話が再燃しないことを願います。まさかのときに備えて、校舎寄りの応援席がガラガラになったりとかはあるかもしれませんが・・・。
ただし、どういう原理かはわかりませんが、今年が地震の当たり年であることは確かなので、少し考えておく必要がありそうですね。
http://www.nikkeibp.co.jp/sj/2/special/315/index.html
もう一回、このへんとか読んだり、本を買ったりしたいと思います。

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2008-07-21 Mon

[][]映画『崖の上のポニョ』を見に行こうかどうしようか

珍しく、ようたが映画『崖の上のポニョ』に興味を持って、「見たい」などと言い出しているようだ。

「予告編を見る限り、ちょっとポニョが怖いよね」と夫婦で話をしていたのだが、著名人の感想を見て、やはり、見に行くのはやめておくことにした。(以下、引用部分はネタばれなしですが、リンク先には、読む人によっては、強くネタばれを感じる表現あり)

DVDになったら、ひとりでこっそり見ることにしよう。

森見登美彦氏は執筆に行き詰まったので、戦友とともに「崖の上のポニョ」を見に行った。

登美彦氏の感想は以下の通りである。

 「怖い!怖いよ!」

登美彦氏個人の問題である可能性は否定できないが、彼は「崖の上のポニョ」を見ている間、とくに後半(※嵐が始まって以降)は、つねにつきまとう不安感に震えていたそうである。

2008-07-20 - この門をくぐる者は一切の高望みを捨てよ

俺も「強いて言うなら傑作」だと認めるにやぶさかではないです。にしても、見ている間中の身体を駆けめぐった違和感はもの凄いものでした。上映中、観客全員が笑うでもなく帰るでもなく、水を打ったように静まりかえっていたのも宮崎アニメでは初めての経験でしたし、場内が明るくなって、黙ってゾロゾロ帰る観客たち全員の頭の上に「?」が浮かんで、困惑しているように見えたことも初めてでした。

たけくまメモ : 宮崎駿のアヴァンギャルドな悪夢

死をイメージさせる要素があまりに多すぎて、個人的には異様な鑑賞後感を味わう羽目になった。「神経症の時代に向けて作った」というが、むしろこの作品こそがパラノイア的で気味が悪い。絵本調のパステルカラーによる妙に明るい雰囲気とのギャップがその思いに輪をかける。

超映画批評『崖の上のポニョ』55点(100点満点中)

超映画批評では、同時期公開のオススメ映画として『スターシップ・トゥルーパーズ3』が挙がっていたので、家族でコチラを見に行くか(笑)

[]動く落とし穴の恐怖〜『クルマを捨てて歩く!』

クルマを捨てて歩く! (講談社プラスアルファ新書)

クルマを捨てて歩く! (講談社プラスアルファ新書)

環境問題には少なからず興味がある。

しかし、だからこそ、地に足のつかないガチガチのエコ論者には、嫌悪感を覚える。

そんなタイプの人が少なからずいると思う。自分もその一人だ。

そんなわけで、この本のシンプルなタイトルを見ての印象は、それがすべてではないが「多分、都内在住のエコな人が寝言言ってるんだろ。クルマ無しで生活できない地域もあるんだよ。けっ!」という悪態ぎみのものが心の奥にはあった。しかし、本を読んでみて、そんな自分を反省する気になった。

〜〜〜

目次はこんな感じ。

序 章 クルマを捨てると気持ちがよくなる理由

第1章 クルマを捨てると時間が増える

第2章 クルマを捨てるとお金が増える

第3章 クルマを捨てて歩くと体力がつく

第4章 クルマを捨てると人間関係がよくなる

第5章 歩く楽しさを実感する方法

第6章 子どもはクルマなしで育てたい

第7章 クルマを捨てると環境がよくなる

第8章 今すぐできるクルマ追放作戦

第9章 クルマを捨てる決心の固め方

作者は、丸っきりクルマ社会であるはずの北海道在住(帯広畜産大学教授*1)で、勤務先には徒歩で25分、買物は、リュックを背負って週二回大型スーパーへ。そんな生活を続けて30年近くになるという。

そう書くと、「趣味の範疇」と言いたくなる人もいると思うが、本全体を読むと、十分地に足の着いた議論になっている印象だ。何より、通常の生活者の立場(反論)をよく分かった上で、クルマ派の意見を「乗らない」派に傾かせるだけの説得力があると思う。

目次からは、クルマを捨てるメリットが多く書いてあるが、ほとんどの問題の核にあるのが、クルマが、歩行者(特に子ども)にとって非常に危険なものであるということ。このことを冒頭で以下のようにたとえている。

今あなたが道を歩いていて、向こうから時速60kmでクルマが走ってきたとします。あのクルマにぶつかったら、どんな衝撃を受けるでしょうか。それはまさに、14mの穴に落ちたときとほぼ同じ衝撃なのです!(略)

どこの道にもあふれるほど走っているクルマというもの、あれが深さ十数メートルの「動く落とし穴」なのだと考えてみてください。なんという恐怖でしょう。(P25)

このたとえは非常に上手いと思う。

自分も常に、電車や車に対して同じような思いを持っているからだ。特に電車は、通過電車が10cm横を通り過ぎるほどの近距離で、平然とホーム端を渡っている人を見ているだけで、怖くなってしまう。ただし、電車は、基本的にはレールを外れない。

しかし、クルマは、運転手の判断ミスで、いくらでも(電車でいえば)「ホーム」へ突っ込んでくるのだからタチが悪い。通園中・通学中の子どもの列に車が突っ込むニュースもときどき耳にする。

さらに、運転中は些細なこと(前のクルマが遅いなど)がストレスになってしまうこともあり、通常よりも判断力が落ちる。こういった感覚は自分にもほとんど当てはまり、作者が怖くて運転できない、と考える気持ちはよくわかる。僕らは「動く落とし穴」を背負って走っているのだから。

〜〜〜

さて、目次を見てもわかるように、本書の構成は、七章までが、クルマを捨てるメリット、第八章が、クルマを捨てさせる、もしくは交通事故死をなくすための具体的な方法の提案になっている。

  • 子どもの遊び場近くの通り抜け道路へのクルマ止め設置(小樽では役所と警察への働きかけから実現)
  • ジグザグ道路(道の両側に凹凸をつけて蛇行させる)の整備(大阪市阿倍野区などで実施)
  • ハンプ(道路の出っ張り)の設置
  • 車道・歩道の区別を無くし、道路全体を歩行者優先道路とする(ボンエルフ:上の手法二つを含む⇒諸外国で実施)
  • 駐車場など出入りの多い箇所で、クルマの「宰領」(出入りするクルマの安全を管理する役目を持った人間)をつけることを義務付け。
  • 一車線けずって自転車道を増やす
  • 交差点にハンプをつける。もしくは横断歩道部を、歩道と同じ高さにする(クルマにとってはハンプ=段差ができることになる)
  • 交差点への「クルマ遮断機」の設置
  • 運転免許取得試験の難易度を上げる(関連死亡者数から見ると、医師国家試験並みに難しくすることが必要)

勿論、非現実的なものもあるが、海外で既に実施済みのものもあり、真似できる部分も多いはずだ。

〜〜〜

第九章では、再度、読者にクルマを捨てるための働きかけをしており、再び説得させられた気分になる。

Amazon評を見ると、実際に、クルマを捨てた人もいるようだが、我が家の場合は、そこまでの決心はつかないでいる。「自分もこれを読んだのがきっかけでクルマを捨てました!」となれば、収まりがいいが、書評のまとまりだけのために、クルマを捨てるわけにはいかないのだ。

ただし、ガソリン価格の高騰もあり、最近はクルマの利用を控えるようになった。ようたと一緒に出かけるのも、可能な限り公共交通機関を使うようになった。やっぱりその方が気楽だし、足元の自然にも目が向く。また、運動にもなる。

クルマを捨てて歩く!

とは行かなかったが、今の自分としては

クルマを捨てるのは保留して、歩く!

という感じだ。

クルマ利用者にとっては、クルマを使うことのデメリットに目を向けるきっかけとして、非常によい本だった。

*1畜産大学の教授だが、専攻は哲学倫理学・社会思想史

2008-07-20 Sun

猛暑猛暑の言葉が踊るが、今日の仙台は、昨日とは打って変わって大変涼しかった。

そうすると、ちょっと物足りない。

[]カップヌードルの衝撃〜宇多田ヒカルHEART STATION

HEART STATION

HEART STATION

宇多田ヒカルは、熱心なリスナーではないが、2nd『Distance』、3rd『Deep River』が好きなアルバムだったので、かなりの信頼を置いているミュージシャン。(というか、数少ない国民的ミュージシャンを相手に「信頼を置ける」などとはおこがましいのだが)

特に、特徴的な日本語詞に興味があるので、英語詞アルバム『EXODUS』はスルーしていたが、何故か4th『Ultra Blue』は聴かないまま、最新アルバムを聴いた。3rdは2002年のアルバムなのでだいぶスパンが空いてしまった。

〜〜〜

収録曲は以下。

  1. Fight The Blues
  2. HEART STATION
  3. Beautiful World
  4. Flavor Of Life -Ballad Version-
  5. Stay Gold
  6. Kiss & Cry
  7. Gentle Beast Interlude
  8. Celebrate
  9. Prisoner Of Love
  10. テイク 5
  11. ぼくはくま
  12. 虹色バス
  13. Flavor Of Life(Bonus Track)

シングル・タイアップてんこもりのアルバムだが、それほど追っかけて来なかっただけに、あまり気にならなかった。当初は『ぼくはくま』は浮いてしまうのでは?と思っていたが、特に気にならずスムーズに聴けるようになった。

シングルでいうと、日清食品カップヌードル』TVCM FREEDOMシリーズテーマソングである「Kiss & Cry」は全曲通して聞くと面白い。曲調も面白いが、CMに使われていた場所と違うところで「今日は日清カップヌードルカップヌードルカップヌードル」と連呼されるのがおかしい。タイアップという形式に対する宇多田ヒカルなりの「ロック」な精神の表れなのか、とも思ったが、ちょっとした遊び心のようだ。

「日清カップヌードルのCMソングだから、歌詞に“日清カップヌードル”って入れちゃった(笑)。ラジオ局や番組のスポンサーによってはこの曲を流せないとは思うけど、まあ別にいいじゃん! って(笑)。だってめちゃくちゃ語呂がいいんだもん! すっごいハマるの! あの部分を使って日清カップヌードルのCMを作ればいいのにーって(笑)」

Yahoo!ミュージック - ミュージックマガジン - 宇多田ヒカル

全体としては、1や3などを中心に、社会に向かう態度が少年的というか、ウジウジしているというか、文化系的というか、通常の女性ミュージシャンらしくない歌詞が自分の好みだ。(感覚的には、女性みゅうーじシャンは、男性よりも大人っぽいというか超然とした歌詞になるような気がする。)

これは、2nd『Distance』、3rd『Deep River』のときにはあまり気付かずにいて、シングル曲『Keep Tryin'』(『Ultra Blue』収録)を聴いたときには、(人気取りのために)「負け犬を装っているのではないか」とやや否定的なとらえ方での文章を書いたのだが、どうも、この負け犬根性が、宇多田ヒカルの本質の部分にあるようだ。(彼女がテトリスマニアであるというエピソードは、その(体育会系ではなく)文化系的な本質をよくあらわした部分だと思っています)*1

そういう意味で、ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序のテーマソングを彼女が歌うのは非常に合っていると思う。ただし、それこそエヴァとのシンクロ率が高い歌詞には、自分がかつて『Keep Tryin'』を聴いて感じたような否定的な思いを感じる人が多いだろうということもわかる。

〜〜〜

それにしても、やっぱり宇多田ヒカルの歌詞は面白い。

  • 「笑う門には福来る」「鳴かぬなら鳴かせてみせようホトトギス」(Fight The Blues)
  • 「病める時も健やかなる時も嵐の日も晴れの日も」(Prisoner Of Love)

なんて慣用句・定型句をそのまま持って来てしまいながら、聴いているうちにフィットしていくのは、天才的なセンスがあるからなのだろうか。

今回、過去記事をいくつか見ると、英語詞アルバムと日本語詞アルバムで関連曲も多いようだし、実際、現在英語詞のアルバムを制作中のようなので、『EXODUS』と、聞き逃した『Ultra Blue』は、早く聴こう。

*1体育会系的/文化系的という括りにこだわるのは、ちょうど「TBS RADIO 文化系トークラジオ Life」の次回テーマが「方法としての体育会系」であるため。後ろ向きな(笑)よい特集テーマだと思います。

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2008-07-17 Thu

[]オリーブオイルよりもコーヒーを〜『珈琲一杯の薬理学』


珈琲一杯の薬理学

Amazonで購入
書評/健康・医学

本が好き!さんより献本です。ありがとうございます。

〜〜〜〜

以前から、「コーヒーが●●病の予防に効果!」などという記事がたびたび出るのを疑問に思っていた。

自分の解釈では、薬学医学研究者コーヒー好きな人が多く、自己防衛本能が働いて、自然にそういう結論が出やすくなるのではないか?と思っていた。

が、この本を読むとそうではないらしい。

謝辞の部分にもあるように、英語の論文だけでも1356篇、その他に日本語のものが山ほどという膨大な資料をもとに書かれた以下のような結論には、何も否定できない。

いや、ひとつだけいうならば、先日読んだ『夜中にラーメンを食べても太らない技術』では、コーヒーは、缶コーヒーに限らず、「悪い油」の塊だから避けるべき、という話があった。が、膨大な論文を前にしたら、「悪い油」理論もお手上げだろう。

本書の前半(第一章)は「珈琲一杯の薬史学」として、コーヒーの歴史を辿り、本題である後半(第二章)では、病気の予防効果に関係する化学成分に踏み込んだ内容になっており、全体的には小難しい内容が多い。

そんな中で、「お!」と思ったのは、パーキンソン病予防効果の部分。

パーキンソン病は、確か(『レナードの朝』で有名な)オリバーサックスの著作で読んだ覚えがあるが、幻視などの症状が出てしまう厄介な病気で50歳を超えて発症する。

パーキンソン病を予防するコーヒーの効果は、タバコに比べるとずっと弱いものだ。実は喫煙とパーキンソン病疫学調査結果は明確で、喫煙者はパーキンソン病にならないと言い切れるほどである。(P72)

このあとですぐにタバコの害についての説明があるものの、タバコに、こういった効果があるとは知らなかった。(ちなみに自分は非喫煙者です)

あとは、コーヒーは一日に何杯飲んでいいかという話が印象に残った。(P83)

その後、メタボ予防の方法(P96)として、「コレステロール低下薬を服用する」よりも「毎日一杯のコーヒーを飲む」方が2倍の効果があることし、「毎日5杯」なら「糖吸収抑制剤を服用する」方法の半分の効果がある、と述べていることから考えると、作者のメッセージとしては、5杯くらい飲んどけ、という話なのだろうか。

〜〜〜

本書P43によれば、医薬品健康食品に関する情報は、信頼性の低い順に以下の順に並べられるという。

  • サクセスストーリーや権威者の意見
  • 生体材料を使った試験管実験
  • 小規模ヒト試験・動物飼育試験(数10〜100人程度)
  • ヒト対象の大規模疫学試験(数千〜数万)
  • 新薬の臨床試験

再び『夜中にラーメンを食べても太らない技術』を挙げるが、「深夜に宅配ピザを食べたくなったらオリーブオイルをかけて食べろ」などという、ネタ的は面白いながら信頼性に欠ける話よりも、疫学調査に裏付けられたコーヒーを毎日一杯飲み、地味に健康になっていこうと思ってしまうのだった。

yukakoyukako 2008/07/19 14:23 あっそれでコーヒー毎日飲むようになったんだ。コーヒー豆もっといっぱい買っとかないとだね。

originalovebeeroriginalovebeer 2008/07/20 03:16 beerよりもコーヒー歴の方が長い自分の実感上、「挽きたて」かつ「淹れたて」のコーヒーは本当に身体にいいです。ブラックで飲んでいても胃がもたれた経験がありません。むしろ快調になります。しかし、「いつ挽いたのかもわからないくらい古い豆」かつ「ヒーターで煮詰まったコーヒー」は逆効果です。てきめんに胃がもたれます。そこだけ履き違えなければ、適量のコーヒーが健康にいいという説は、信用に足ると思います。

rararapocarirararapocari 2008/07/20 07:45 ■yukako様
無くなっても困らないように、常に予備を用意しておきましょう。
■originalovebeerさん
確かに「煮詰まったコーヒー」は、ちょっとダメかもしれませんね。
両親と同居しているときは、コーヒーメーカーが無かったので、家で飲むコーヒーといえばインスタントでした。(のであまり飲みませんでした)
コーヒーメーカーでつくって積極的に飲むようになったのは、ここ数年のことですね。
蘊蓄をためられると面白いかなあと思うのですが、自分は、舌が馬鹿なので、あまりそういう見込みはありません。高い豆、低い豆、いろいろ試しながら、飲んでいきます。

2008-07-15 Tue

[]次のオリジナル・ラヴのベストアルバムはこうなる!

先週末に行われたオリジナル・ラヴファンの集うカラオケ会は、大盛況*1だったようで、当然参加できない自分にとっては羨ましい限りです。

〜〜〜

さて、ファンにとっては悩ましい、最近の情報の少なさについてだが・・・

  • 変な時期に発売される初DVD化のPV
  • 新曲発表にもかかわらず、情報を抑えて発表する公式サイト

こういった状況から考えると、前々から噂されていたレコード会社移籍の真実味が増してきた。

移籍となれば、当然、予想されることがある。

ベスト盤のリリースだ。

大人の事情」でリリースされる非公認のベスト盤だ。

〜〜〜

東芝ポニーキャニオン移籍のときのリリース・ラッシュはこんな感じ。

  • ポニー・キャニオン初シングル『夢を見る人』1995年4月28日発売
  • ポニー・キャニオン初アルバム『RAINBOW RACE』:1995年5月17日発売
  • 東芝時代のベスト盤『The Very Best of ORIGINAL LOVE』:1995年4月28日発売

1995年はCDが売れていた時代というのもあるだろうが、UNOFFICIALで「在庫一掃セール」と揶揄されているように、このときの東芝のリリースラッシュは凄まじい。(ベスト盤以外に以下が発売)

  • 1995年4月26日『夜をぶっとばせ Let's spend the night together (BRAND NEW MIX)』
  • 1995年6月28日『Wild Life』(リミックス・アルバム。これはマスト
  • 1995年7月26日『Summer Love』(「大人の事情」にも関わらず何故か名盤コンピ)
  • 1995年12月13日『COLOR CHIPS』(脅威の5枚組!中身は・・・?)

当時はオリジナル・ラヴを聴き始めた頃(発売日に購入したアルバムは1996年の『Desire』から)で、このときの雰囲気はよくわからないが、ファンの方は相当大変だったことと思う。

勿論、CDが売れなくなってきた昨今、実際、ベストが発売されるかどうか微妙な部分もあるが、年末に発売されるとの予想のもと、アルバム収録曲を予想してみた。

まず、一番面白くないかたちの「シングル集」の場合。

  1. 夢を見る人
  2. プライマル
  3. Words of Love
  4. GOOD MORNING GOOD MORNING
  5. ディア・ベイビー
  6. 宝島
  7. Crazy Love
  8. STARS
  9. 冒険王
  10. R&R
  11. 夜行性
  12. アダルト・オンリー(両A面)
  13. 恋の彗星
  14. Tender Love
  15. 美貌の罠 
  16. 沈黙の薔薇
  17. 恋の片道切符
  18. 青い鳥(両A面)
  19. 明日の神話

全くの個人的意見だが、アルバムの中の一曲としてみた場合、それほど好みでは無い曲がシングルとしてカットされているということが多い印象を持っているので、この選曲はかなり面白みに欠ける。(実際にリリースされるとしたら、これなのかもしれないが)

ということで当然のことながら自ら選曲。

続きを読む

*1カラオケ会の状況はコチラ(主催)やコチラ

atnbatnb 2008/07/16 01:44 まったく知らない人間が、オリジナル・ラヴ mixCDを作ったらどうなるか、実験したくなった。

ZUKIZUKI 2008/07/16 23:18 はじめまして! 時々(ですみません)、拝見させてもらっていました。

オリジナル・ラヴが東芝からポニーキャニオンに移籍した当時、自分はCDショップに勤めていて、ポニーキャニオンの新譜情報(カタログ)の表紙にデカデカと印刷されていた「ORIGINAL LOVE」のロゴに興奮。レコード会社の期待の大きさを感じたものでした。

今度の移籍(もし移籍するとしたら)は、何となく寂しい雰囲気を感じますね。何となくですが・・・。

オレも時間が合ったら個人的ベストでも考えてみようかな。
唐突なコメント失礼しました!

rararapocarirararapocari 2008/07/17 22:44 ■atnbへ
mixCD的な、うまい「繋ぎ」はやっぱり重要ですね。
自分が最も好きなベストアルバムは、ピチカートのノンストップミックスだから余計にそう思います。
というか、ただ並べ替えて未発表音源という名のアレンジ違い一曲追加しただけのアルバムが、ベストとして出ても、そこまで食指は伸びないかもしれません。
■ZUKIさん
こちらこそはじめまして!
今回、このエントリを書くのにあたってUnOfficialを見るまでは、ここまでのリリースラッシュの状況に気が付きませんでしたが、ちょうど1995年頃は、オリジナル・ラヴが最も世間一般の注目を浴びた時期なのでしょうね。
ミュージシャン自身にとって、どういう売れ方が一番幸せなのかはわかりませんが、当時はそれこそ飛ぶ鳥を落とす勢いだったのではないかと想像します。

ベストも是非教えてください!

なかっち(k.c.e.)なかっち(k.c.e.) 2008/07/25 09:12 自分がトライしてみてから拝見したのですが、「通な選曲」、というのが第一印象です。
あと、男性っぽい選曲だなと思いました。「プライマル」が入っていないところとか、
「黒猫」とか「サーディン」とか。男性は「サーディン」好きですよね。
「冗談」が入るのが不思議なのと(すぐ眠くなるので...こんどちゃんと聞いてみます)、
あと、「R&R」が入っていないのがなんとも不思議です。お嫌いなのでしょうか?
...いや、うだうだ言ってないで早くビッグクランチ買います。(ファンと名乗りながら持ってないので(苦笑)

ZUKIZUKI 2008/07/25 23:13 こんばんは! お返事ありがとうございます!
オレも自分のブログにベスト書いてみました。好みで書いただけなので何だか恥ずかしいんですが、お時間あるときにでも見ていただけると幸いです。http://decapixel.blog82.fc2.com/blog-entry-109.html

rararapocarirararapocari 2008/07/31 00:25 ■なかっちさん
ありがとうございます。
>「プライマル」が入っていないところとか、
「え〜?プライ丸だって?けっ」ていう感じです。(嘘)
他意はありません。天の邪鬼なだけです。
>男性は「サーディン」好きですよね。
確かにあれは、男くさいかっこよさを持っているかもしれません。
>「冗談」が入るのが不思議
この意見はちょっとわかりかねます。というか多くの人に人気の高い『ムーンストーン』の中では表題曲の次に名曲です。自分としては5〜8曲目までがが一連の「眠くなる曲」なので、もしかして、自分の感覚が一般的なそれとは裏表なのか?!と戸惑っております。
>あと、「R&R」が入っていないのがなんとも不思議
そうなんですよね。自分の中では、それほど思い入れがないというだけです。
実際には、ベストアルバムには絶対入れるべき曲ですね。

■ZUKI さん
ありがとうございます。
記事も見させていただきました!
コメント欄がないので、こちらでコメントさせていただきますと・・・。
やはり、「定番」は重なっており、特に「夜の宙返り」〜「鍵、イリュージョン」の流れをそのまま持って行きたいお気持ちは痛いほどわかります。
ただし、「ピストル・スター」は、自分が選曲したら絶対に入れない曲です。
過去に何だかよくわからない熱意のこもった雄叫びのようなレビューをしていますので、参考にしてください。(笑)
http://d.hatena.ne.jp/rararapocari/20051123#OL
やっぱり、こういう企画は面白いですね。
多分、ポニーキャニオンの担当者もこういうブログを参考にして選曲するんじゃないかと思います。(希望)

syonansagamiwansyonansagamiwan 2008/08/25 03:35 初めまして。いつも興味深く拝見しております。
ご挨拶が遅れましたが、そもそも大変遅くなりましたが、私も企画に参加させていただきます。素敵な企画、ありがとうございます!
とはいえ自信がないため、rararapocariさん、ZUKIさんの選曲も参考にさせていただきました。

rararapocariさんの並べ替え、するめのようですね!(←褒めてます)
4つそれぞれのカラーがあって、盛り上がりと結末があるので、飽きずに聴かせます。
特にsideAは選曲、流れともに美しすぎてやられました。
水の音楽〜沈黙の薔薇〜YourSong、それにショウマン〜カフカ、たまりません。「カフカ」はラストによく合いますよね。(ほんとのラストだと寂しいけど)
sideB,Cは個性的で面白いです。sideCは確かに萌えますね(笑)
sideDは選曲に共感が持てました。特にラスト2曲目の「冗談」が効いていて、ツボです。

すみません、色々書きました。
それにしても、いつも幅広くて充実した記事、すごいなあと思っております。1つ1つ時間がかかりそうなのに、スピーディーなのもすごいです。
これからも楽しみにしております!

rararapocarirararapocari 2008/08/26 00:38 ■syonansagamiwan さん
ありがとうございます!
ブログも見てますよ!
>特にsideAは選曲、流れともに美しすぎてやられました。
自分でも今見直して、かなり「美しさ」を集結させた選曲にドキドキしました。(笑)
というか、これ、まだ自分で実際に並べて聴いてないので、聴いてみることにします。
何だか、相変わらずアルバムどころかシングルの話も出て来ないようなので・・・。

みゆみゆ 2009/08/15 15:53 初めまして。ペテン師のうたで検索して辿り着きました。
曲の趣味が近いかも知れません!ピコピコ好きなので液状チョコレートは私もたまりません(笑)

rararapocarirararapocari 2009/08/17 04:40 コメントありがとうございます。「液状チョコレート」は、あまりフェイバリットに挙げる人がいませんが、捨てがたい曲ですね。あと、「白い嵐」の後ろのピコピコも好きです。今後の田島の方向性として、ピコピコはあり得ないとは思いますが、「白い嵐」程度なら、アリなのかなあと思います。

2008-07-08 Tue

昨日のべリブの記事の最後に、ICタグによる管理について、少しだけ補足しました。

http://d.hatena.ne.jp/rararapocari/20080707/velib

[]公式HPとしての存在意義

毎回毎回、個人ブログより出... - 絶望した - はてなセリフ

オリジナル・ラヴ新曲情報についての時系列

  • 2006年12月06日発売のアルバム『東京飛行』以降、新曲情報一切無し。
  • 2008年7月4日放送の「めざましテレビ」での「サキヨミ」番組宣伝でのBGMにoriginalovebeerさんがピンとくる。
  • 上記情報にもとづき、2008年7月6日放送開始の新番組「サキヨミ」を、originalovebeerさんが確認し、番組HPの情報と合わせてブログにアップ。
  • 2008年7月8日だいぶ遅れて公式HPが情報を発信。ただし・・・

フジテレビ系列 「サキヨミ」でオリジナル・ラウ゛の新曲がテーマ曲に!

2008年7月6日より、毎週日曜日の22:00 - 23:15 フジテレビ系列で生放送されている情報番組「サキヨミ」でオリジナル・ラウ゛の新曲『スターター』がテーマ曲になりました!!

詳しくはこちらをごらんくださいませ⇒http://www.fujitv.co.jp/sakiyomi/

What's New

という感じで、新曲についての情報が曲名のみであり、無責任にも、「全然詳しくない」フジテレビの番組HPへリンクが張ってあるという、あまりにお粗末な状況。

これでは絶望先生じゃなくても絶望します。

田島中毒やバベルの塔をチェ... - キャンディとテリィ - はてなセリフ

キャンディ(公式HP)の本音は、こんなところなのかもしれません。(実際、田島中毒。や、バベルの塔または火星での生活などの個人ブログと比べて、速報性で劣ることはしょちゅうです)

でも、そんなことでいいのか!!このコンコンチキ!

テリュース(ファン)は、怒っているぞ!

kaz_minekaz_mine 2008/07/09 09:45 そうですねえ。公式HP、「TV-Rex」のDVD発売情報もまだ出てないですね。本当に出るんでしょうか。
公式HPもそうですが、(会員でない私が言うのもナンですけど)PrimeTuneももう少し頑張ってほしいです。今回の新曲発表のほぼ直前に会報が配布された(らしい)のにもかかわらず、新曲の「匂い」すら記載が無かったというのはどうなんでしょう。その辺の前情報を期待できないなら、やっぱり今後も入会を見送るだろうなと思います。
ああそれから、ポニーキャニオンも鈍すぎです。
という訳で、やっぱりoriginallovebeerさん、yokoさんにはいつもお世話になっておりますです。ありがとうございます。(・・・私信になってしまいました。すみません。)

kaz_minekaz_mine 2008/07/09 09:53 originalovebeerさんでした。申し訳ありませんでした。重ねてお詫びいたします。

originalovebeeroriginalovebeer 2008/07/09 16:08 >kaz_mineさん
細かすぎる違いなので(笑)こちらはどちらでも気にしません。ID申請の文字数で制限されたので「l」を一字取ったのでした。それよりも、DVD情報をありがとうございました。

前回の「会報」はよくもネタのない状態で作ったなぁと逆に感心していたくらいです。おっしゃるとおり「匂い」もなかったです。1ヶ月前に発表できない事情は一体何なのでしょうか。大人になっても、大人の事情というのはよくわかりません。

ちなみに先にピンと来ていたのはウチの奥様のほうで、自分は番組見るまで半信半疑でいたくらいなので、実際の功績は彼女にあります。

私信:「絶望先生」をみるとyskszkを思い出して未だにホロリときます。あの節は取り上げていただいて、ありがとうございました。

yokoyoko 2008/07/11 07:45 rararapocariさん、kaz_mineさん、ウチは単なる入り口なので、恐縮です。まさか、公式HPの本音がキャンディ、ってことはないでしょうけれど(万が一そうだったら、もう情報系の記事はやめて妄想オンリーに戻ります)、いったいどうしてなんでしょうね。
情報を求められている自覚がない(→クレーム出しますか!?)、スタッフが足らずそこまで手がまわらない(→公式HPに情報出すだけなら10分あればできそうだが。マジでボランティアやりたい)、更新するのが面倒(→トップ以外はブログ等の簡単に更新できるツールを利用する)・・・。う〜ん、改善する気があればどうにかなりそうなことばかり。

rararapocarirararapocari 2008/07/13 06:43 皆さま、コメントありがとうございます。

■kaz_mineさん
>会員でない私が言うのもナンですけど)PrimeTuneももう少し頑張ってほしいです。
自分も、2年間くらいだけ会員だったけど、今は非会員です。以前、スピッツのファンクラブの充実について簡単に書いた覚えがありますが、もう少し魅力あるファンクラブなら年会費という「お布施」を払ってもいいかもしれないと思うのですが・・・
>新曲の「匂い」すら記載が無かったというのはどうなんでしょう。
そこらへんは、originalovebeerさんも指摘している「大人の事情」なんでしょうか。

■originalovebeerさん
>大人になっても、大人の事情というのはよくわかりません。
そこらへんの大人の事情なんですが、やはりレコード会社の移動とかなんでしょうか。
そろそろしっかり発表があってもいいと思うのですが。
>ちなみに先にピンと来ていたのはウチの奥様のほう
めざましテレビの番宣のみで気づいたというのは、かなりのマニアですね。
自分はまだなのでサキヨミ見るのが楽しみです。

■yokoさん
1>情報を求められている自覚がない
2>スタッフが足らずそこまで手がまわらない
3>更新するのが面倒
すべての元凶は「1」なのでしょうか。正直、愛が足りない感じがします。
ほぼ日のサイトが面白いのは、田島貴男に向けられる「愛」を感じるからです。
公式サイトでは、実際どうかは別として、愛があるようにふるまうのが作法であるような気がしますが・・・。

それにしても番組打ち切りの噂も流れたモナ騒動には、焦りました。伊藤アナが何かを万が一何かをしでかしてしまうと怖いので、早めに番組を見ておこうと思います。

2008-07-07 Mon

洞爺湖サミットに関連して環境問題の話題。

[]環境にも健康にもやさしい「Velib」の成功に続け!

昨日の日経春秋に「Velib」の話題が出た。(全文を引用)

「傘の自由化」なるアイデアを作家の大崎善生さんが書いている。必要なとき差せるよう傘を社会の共有財産としてあちらこちらに備え、雨がやんだら近くの置き場に返せばいい。駅や温泉街で時折見る仕組みが東京全体にあったら、と作中の主人公は夢想する。

▼パリでは、去年7月に市が始めた「自転車の自由化」が1年ですっかり景色に溶け込んだ。制度の愛称「ベリブ」はフランス語の「自転車」「自由」の合成語。駐輪場1200カ所の1万6000台を24時間、好きなとき好きなだけ使う。うるさ型の多いパリで、利用者の94%がサービスに満足というから驚きだ。

▼もちろんタダとはいかないが、ミソは料金の累進制にあるのだそうだ。例えば1日券を1ユーロ(約170円)で買うと、30分までなら何度乗っても無料。ところが、30分を超えたら次の30分は1ユーロ、1時間を超えたら次の30分は2ユーロ、1時間半を超えたら次の30分は4ユーロにも……。

▼駅などの置き傘は「善意の傘」とも呼ばれる。ただし、家に持ち帰ったまま忘れたか、忘れたふりなのか、この善意は少々怪しげではある。一方の自転車は、エコだの健康だのの大義に損得の味がからむ。せっせとこいでさっさと返す。30分を超えそうなら手近な駐輪場で乗り換える。これがコツなのだという。

NIKKEI NET(日経ネット):社説・春秋?日本経済新聞の社説、1面コラムの春秋

冒頭で挙げられている大崎善生の著作は『パイロットフィッシュ』である。記憶力には全く自信がないが、これについては胸を張って言える。なぜなら彼の著作は一冊しか読んだことがないから・・・

・・・

それはさておき、「自転車の自由化」については、日本でも多くの自治体が取り組んできたはずである。

調べ出すときりがないので、少しだけググってみると、こんなページを発見。

自転車ツーキニストとして有名な疋田智さんによる文章だ。

今月のアタマ(03/12/1)の朝日新聞朝刊に何だかヤーな感じのする記事が載った。

記事の内容は上記の如くで、荒川区が共有自転車を導入したというもの。本当に行政とメディアとの「分かってなさ」の連係プレーには、困ったものなのだ。

この「フリー自転車(=共有自転車)」というのは、そのまま「フリーバイク」を日本語読みしただけのもので、1960年代からヨーロッパ各市で、失敗に失敗を重ね、今では誰にも相手にされない「妄想のプロジェクト」のことである。

イヤな記事

かつてオランダが2回もそれをやって、2回とも失敗した。盗難とコスト高のためだ。

ドイツ自転車最先進都市ミュンスターには、レンタサイクルはあっても共有自転車は最初っから無い。

(略)

共有自転車の実験は、諸々の問題点、これから考えるべき点を提示しながら、もう終わった。私はそう思っている。

日本でもつくば市で500台を導入し、やはり惨敗とも言える失敗をした。

練馬区西武線の駅前に400台の共有自転車を持っている。だが、10年間、その数は増えない。むしろ350台に減った。10年間もの「長期実験」の末に、である。

唯一、続いているかに見える(まだ5年に満たないが)九州のある街にしても、学生ボランティアの存在なしにはやっていけないのだ。

こういう事実に本来はもうそろそろ気づいてもいい頃ではないか。

快適自転車ライフ (岩波アクティブ新書)

快適自転車ライフ (岩波アクティブ新書)

岩波新書からの引用

疋田さんの主張する「共有自転車」の問題点は概ね以下の通り。

  1. 自転車非利用者が使用することが多いので、放置自転車対策には逆効果になる。(導入台数分だけ放置自転車が増加する)
  2. 無料の「公共物」は大切に扱われないため、維持管理費用(公費)がかかりすぎる。(過剰に利用者の善意に期待するシステムが誤り。⇒特に、故障時に、自転車屋に持っていく利用者はほとんどいないと考えられる)
  3. 自転車の持つ、ドアトゥドアの良さが失われる。(関連して、域外居住者による乗り捨て被害が予想される)
  4. 使用される「ママチャリ」はクオリティが低く、自転車利用の普及につながらない。(一方で、「公共物」にするには、ママチャリしか選択肢がない←盗られてしまうから)

自分も、「共有自転車」は良い考えなのになあ・・・と思っていた時期に、各地での失敗についての話を知ったので、やはり、これは「妄想」的なアイデアなのか、とがっかりした覚えがある。

だから、最近良く話題にのぼるパリでの「べリブ」の成功を聞いて、うまくいく地域もあるのだ!と驚いた。

ところが、疋田さんの記事にも書かれているように、レンタル代によって、メンテとリスクを他人に負わせる「レンタル」は、「共有自転車」とは別物ということである。したがって、春秋の記事で「傘の自由化」に対応するかたちで「自転車の自由化」として「べリブ」を引き合いに出しているのはおかしなことといえる。春秋の記事にも、料金制度のうまさが「べリブ」成功の鍵であることがはっきり示してあるのだから、ただのイチャモンなのだが。

ただし、料金制度をいかに工夫したとしても、東京など日本の主要都市は、職住が離れていることから、自動車や電車などの通勤手段の代替としての自転車利用は普及しないだろう。また、道路インフラ(自転車専用道路)の整備が追いつかないことから、都市内の移動手段としても使いづらいことが想像される。特に、自転車利用による首都圏の交通渋滞などが起きると厄介である。

とすれば、東京で「べリブ」を成功させるためには、自動車規制がまず必要ということになるかもしれない。それ以前に、環境対策なのか、放置自転車対策なのか、はたまたメタボ対策なのか、目的を明確にしておくことが大前提だが・・・。


補足:ICタグでの管理もポイント

大変に思える管理は、ICタグで行っているようです。

あまりまとまったページが見つけられなかったのですが、以下に、科学技術振興機構の定期刊行誌からユビキタスの大家である坂村健教授の文章を引用します。

ヴェリブという貸し自転車は全部にICタグがついているんです。こういうステーションが市内750か所にあって, どこで乗ってもどこで降りてもよくて,30分以内だとタダ。しかもこの支払いはクレジットカードだけ。これは非常に便利ですよ

この自転車は, どこで何台借りているのか, どこに何台あって, 走っているのは何台かというのが全部コンピュータで管理されています。1万3,000人が年間パスを登録して,パリ市内に1万5,000台の自転車が配置されています。今年の7月にオープンしたんですけれども, もう大人気です。非接触ICカードを使って, 返すのも借りるのも簡単, 短距離移動での自転車の利用者を増やすという目的を明快に打ち立てて, 新テクノロジーを最大に投入したということが功を奏したのです。

坂村 健. “イノベーション基盤としてのユビキタス”. 情報管理. Vol. 50, No. 12, (2008), 799-809

この文章のあとでは、運営しているのが大手の広告代理店!という少し変わった仕組みについても書かれていますが、やはりICタグの技術があってこそ可能のことのようです。


参考(過去日記)

yokoyoko 2008/07/08 20:10 失敗に終わった自治体の住人です。もどってこない自転車が非常に多かったようです。学生アパートに置きっぱなしの共有自転車を見かけたことも。共有自転車廃止後、現在は無難に観光客向けの普通のレンタサイクルに落ち着いたようです。
Velibの成功は、料金システムと、1万6000台という台数・駐輪場の多さもあるでしょうか。しかし、その台数と複雑な料金システム、どうやって管理してるんでしょうね。詳しい部分が知りたいものです。
それにしても、放置自転車は本当に邪魔!自転車自体の価格が安すぎるからいけない(暴論スミマセン)。

rararapocarirararapocari 2008/07/09 01:13 yokoさん、グッドクエスチョンです。管理のキーであるICタグについて、上に補足しました。自転車の価格については、確かに安すぎるので、たばこ税みたいに、倍額になるくらいに増税したらいいと思います。(ただしママチャリ限定)

yokoyoko 2008/07/11 06:50 補足ありがとうございます。なるほど、ICタグですか!
この後いろいろな方のブログ等を読んでみましたが、ICタグが読み込めないことがあった、返すときに駐輪場がいっぱい、など問題もあるにもかかわらず、みんなVelibが好き、というところがいいですね。自転車そのものも、わりにおしゃれで頑丈そうで乗って見たいと思わせる魅力があります。東京にそのまま取り入れるのは難しそうですが、職住接近で、人口も多く、観光客も多い地方都市、ならどうでしょうか?このエコの波に乗ってどこかでやってみてくれないかなぁ。

rararapocarirararapocari 2008/07/13 06:23 >職住接近で、人口も多く、観光客も多い地方都市、ならどうでしょうか?
自分も書いていて仙台ならどうだろう?と思いました。(地下鉄の値段高いし)
しかし、市営の地下鉄やバスがあまり儲かっていない中で、そういうところへ向ける予算は無いですね。むしろ、全力で「公共交通機関利用推奨」のキャンペーンをしている感じです。
というか、本篇に書いていないのですが、3年前くらいに盗まれてしまってから全く自転車に乗っていません。乗らない自分がこんなエントリ書くのは、非常に恐れ多いです・・・。

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2008-07-06 Sun

見てくれこのエントリ!というときには、自分でスター(タイトルの横にある☆)をつけてます。(笑)

[]スキルっていうな!

ようた(4歳)と一緒に、久しぶりに見た『わたしのきもち』の内容が大幅変更になっているので驚いた。

以前出ていた「もっさん」(モリゾーによく似たキャラクター)と「うえだくん、しただくん」(コミュニケーションの問題で悩む仲良し二人組)は姿を消し、代わりに始まったのが、「スキルファミリー」のコーナー。

もしも、人づきあいのスキルソーシャルスキル)が奪われてしまったら?

人からスキルを奪って人間たちをギスギスさせることで世界を征服しようとたくらむモラッチャ王。

その野望に、三好さん一家・スキルファミリーが敢然と戦いを挑みます。楽しいドラマを通して、人と仲良くなるためのスキルに関心を持ってもらいたいと思います。

KIDS WORLD - 番組紹介:わたしのきもち

見た回は、モラッチャ王*1“人の気持ちになって考える”のスキルを奪われた三好さんファミリー母を元に戻そうとする内容で、それだけでも「?」と思って見ていると、ラストで「“人の気持ちになる”のスキルをゲットした君は12ポイントアップ!どんどんスキルをゲットしよう!」みたいな締め方がダメ押し。

何だこの違和感。

  • 通常「道徳」の枠内で考えるべきことを、あくまで「ポイントアップ」を目的とした功利主義的な考え方で処理するのが気持ち悪い
  • そもそもハウツーで学び、会得していく類のものではない
  • スキルよりも「まごころ」が大事
  • 心が病んできたビジネスマンにとっては、小さな人間関係のこじれも、ひとつひとつを「スキル」と捉えて「こなして」いく方法もいいと思うが、「そういうやり方もある」という程度で、王道だとは思わない。
  • こども番組に、自分のコミュニケーションスキルのなさを指摘されている感じがする

あれだ、自分をからかうためにつくられた番組のような気がしてきたよ。

心の問題で「スキルが不足している」とか言われたくない。そこはグレーゾーンでいいじゃないか。

〜〜〜

と思って書いていたら、番組を見て、もっと上手にまとめられている方*2がいました。

「あいさつ」のスキルの回について。

笑顔であいさつされたらうれしいじゃないですか!そういううれしさを、感じるココロを、一人の親として自分の子供には伝えたいなと思いますし、大人が手本になってそれを見せることが大切ではないかと思っています。まだまだ、満足のいく手本にはなれませんけどね。

NHK教育の番組への違和感…あいさつはスキルか?:ITと人間の意外な関係 - CNET Japan

本当にその通りです。

[][]新しい仙台市天文台に行ってきました。

7/1にオープンしたばかりの仙台市天文台に行ってきました。

11:30からのファミリー向けプラネタリウムが満席になることを恐れて、10:30に到着。

やや早すぎたかとも思いましたが、見るところは多く、1.3m望遠鏡も見ごたえがあり、あっという間に1時間を使い切りました。

展示は、初心者向けに練られた丁寧な印象で、突拍子もなく難しいものはほとんどないと感じました。例えば、上野の科学博物館とか、仙台市博物館名古屋市科学館もそうですが、感覚的には、「ついていけない」レベルのものがあるように思いますが、そういったものはありませんでした。

特に、地球太陽系惑星については、フロアの中央に大きく場所を取り、内容もとっつきやすかったですが、もう少し、太陽系外の情報が充実していてもよかったかなあ、という印象を持ちました。(全部を見たわけではありませんが)

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望遠鏡は、東北・北海道では最大となる1.3mの大型望遠鏡西公園にあったものとは異なり、ロボットのようなかたちをしており、ちょっとかっこいいです。屋根が開いたり、回転したりするのがダイナミックなので、長い説明にも飽きずに見ていることができました。(望遠鏡はや屋根部分は、被写体が近すぎるので写真を上手にとることができないのが残念です)

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そして、おまけの子どもの遊び場。

ここにあった木製おもちゃ「Quadrilla Marble Railway」に、ようたがかなりの執着を見せました。

http://www.amazon.com/dp/B0009JJPEY/

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勿論、僕が組み立てたのですが、ようたは大興奮。他の子も遊びに来てました。ようたはピタゴラスイッチのピタゴラ装置が大好きなので、さもありなんという感じです。国内のものでは、こんなのがあるみたいですが、見た目のオシャレ度では負けます。ただ、くみくみスロープは低価格なので、収納場所という最大の問題点を考えなければ買ってもいいかも。

NEW くみくみスロープ

NEW くみくみスロープ

コロジカル

コロジカル

〜〜〜

で、プラネタリウムも、ようたは、しっかり最後まで観ることができてよかった。

前半部は簡単な星座の話。後半は「星になったチロ」で、福島県の白河天体観測所(チロ天文台)の台長を勤めた実在の犬チロの話。最後は天寿を全うして星になるのですが、おおいぬ座(シリウス)、こいぬ座(プロキオン)を見るたびに思いだすこと間違いなしのいい話でした。ようたは、前回見たムーミンが怖かったので、「怖くない?」「怖くない?」と何度か繰り返してましたが、見終わった後は満足していたみたいです。

ただ、前半部は簡単に終わってしまったので、よくわかりませんでしたが、プラネタリウム(の映す星空)自体は、新しくなったにも関わらず、「大感動」というようなことはなかったのが残念です。

なお、かたちが変わってしまったためか、西公園や泉の子ども宇宙館で出てきた「プラネ君」は出ませんでした。

場所は錦ヶ丘で(自分はまだ行ったことがないのですが)アウトレットモールのすぐ近くなので、家族でいく方はセットで行くといいかもしれません。

*1:ときどきみかける池田鉄洋さんが演じるキャラ

*2:プロフィールを見ると、CNETブログアワード2007のグランプリの方でした。こういう風に読みやすい文章が書けるといいですね。

2008-07-03 Thu

[]我が家でも考え中〜『中学受験、する・しない?』

中学受験ブームが起きているらしい。

新書も結構な数が出ている。

受験手帳 中学受験―わが子をつぶす親、伸ばす親 (生活人新書) わが子を有名中学に入れる法 (PHP新書) 父と子の中学受験ゲーム (朝日新書)

学校崩壊など、公立高校の問題について報道で取り上げられるたび、4歳児と0歳児のいる我が家でも話題に上ることがあるし、実際に受験させるかどうかは別として、子を持つ親にはある程度関心のある話題なのだろう。

確かに金銭的な問題はある。でも、明日、ロト6で3億2千万円当てるかもしれないじゃないか。金銭面のみで、中学受験を否定するのはやめて、少し考えてみよう。

というときに、図書館で見かけて「タイトル借り」した本がこれである。

〜〜〜

前置きが長くなったが、そういう風に、まじめに考えようと思う人にとって、それほど助けにはならない本である。それは、著者が2人の娘を中学受験させた体験記的な内容を含むだけでなく、本書の2章タイトルが「小学校受験か、中学校受験か」となっていることでもわかる。つまり、基本的には、小中学の段階で受験させるのが前提で、なお悩みたい人を対象とした本といえる。

3章「なぜ中学受験を選んだか」を読んでも、「二人の娘が喜んでいるので中学受験はよかった」「作者個人としては、公立中学→高校受験でよかったが、時代が変わった」程度の話しか載っておらず、客観的なアドバイスは得られそうにない。

本書から離れると、確かに、一部の公立高校のよくない噂は聞く。先日読んだ『公立炎上*1も凄まじい内容で、途中で読むのが嫌になって投げだしてしまった。しかし、そういった情報がどの程度実際を反映しているのか?地域性があるのか?はわからない。したがって、「金銭問題」に加え「炎上問題」については考慮しないかたちで少し考えてみる。

自分はどうだったか。

自分は中学校まで地元の学校で、高校受験→大学受験というコース。弟は自ら望んで中学受験中高一貫校に行ったが、二人とも、それぞれうまくやっていたように思う。高校受験のない弟がのんびりやっていたかといえば、周りの意識が高かったからか、しっかり勉強していた。(むしろ中学受験どうこうよりも男子校(女子校)か共学校かの方が、問題かと・・・。)

ということで、自分に引き付けても何だかよくわからないなあと思う中、よく読んでいるコラムにピッタリの記事があった。

このテーマ第一回では、中学受験の過熱が受験産業によってもたらされている部分が大きいことを指摘したあと、「中学受験リスク」が大きく3つ取り上げられている。

  • 受験を機会とした親子関係の崩壊(小学校時代は親子関係の土台を築く時期)
  • 不合格時の子どもの挫折感(合格してもギリギリの場合は入学後に挫折感)
  • 中高一貫ではキャラを変える期間を失う(6年間同じ人間関係が続く)

特に3つ目は面白い指摘で納得もできるが、小中9年間同じ人間関係が続くことを嫌う場合は、むしろ同じ理由で中学受験がおススメということになる。やや一方的な中学受験批判論なので、今後アップされる第二回以降、どうバランスをとるか楽しみだ。

コメント欄では、反論も多く、公立校への信頼のなさがうかがえる。最近、閣議決定された「教育振興基本計画」では、先生の数を増やすなど教育投資を引き上げる数値目標が盛り込まれない結果になったというが、今後も、公立の学校に大幅な変化が生じることはないことが示されたのだともいえる。少なくとも小学校は公立に行かせるはずだから、少し気がかりだ。


とはいえ、受験しようにもある程度、勉学の才があってのこそ。*2まずは、うちの子に、いろいろなことに興味・関心を持ってもらい、考えさせる力を身につけさせることが重要だ。そのためには、本書8章「親の心得」でもあるように、子どものしつけや怒り方、信頼関係の構築など、今、一生懸命に取り組むことが目白押し。中学受験のことは頭の片隅に追いやって、まずは楽しい家族を!

*1asin:4334934056←『公立炎上』は、休職中の現役高校教師の暴露本的な内容。確か裏面に「私は、学校のパラサイトである」と書いてあった。学校批判する自分を自己批判しながら本を書く状況がそもそも病んでる。病んでるのだが、こういう暴露本を書く人が勤めている高校に行かせるはめになったら・・・と思うと、やはりちょっと怖くなる。

*2:そして東京などの首都圏に住んでいないと選択肢がほとんどないのも事実

2008-07-02 Wed

[]ワタミ社長に頼りたい〜『もう、国には頼らない。経営力が社会を変える!』

もう、国には頼らない。 (NB online book)

もう、国には頼らない。 (NB online book)

コラムなどで、その言葉を見知ってはいたが(そして良いイメージしかなかったが)、この人の本を読んでみたいと思ったのは、速水健朗自分探しがとまらない』での否定的な取り上げられ方を読んでからだった。

企業の経営者が従業員に自己啓発を強いる理由は一つだ。“ポジティブ・シンキング”を植え付け、安い給与で目一杯働かせること。

(略)

その代表が大手居酒屋チェーン和民グループ。その代表である渡邉美樹はテレビなどマスメディアにも数多く登場し、労働や教育についての講演も行っている人物だが、彼の持論は「夢を持ち続ける限り必ず夢は成る」というものだ。これは和民グループ全体を覆う企業カラーになっている。

(略)

こういった自分探し系の若者たちが「夢」などという言葉に乗せられて、労働者として搾取される姿を指して、労働社会学者の本田由紀は「<やりがい>の搾取」という言葉を使っている。(P169-170)

そんな問題意識で読み始めたものの、そういった自分のネガティブな見方が人間的にちっぽけなものに思えてくるほど、この人の実績と、その背後にある「顧客志向」の考えの徹底ぶりに驚くばかりだった。一例を挙げれば、介護について。

なぜ(車椅子よりも圧倒的に安い歩行補助器具のロレーター)がさっぱり普及しないのか。実は介護をする側の論理が裏に隠れているのです。ロレーターだとお年寄が動き回りますから、万が一お年寄認知症が入っていたりすると、監視が困難になってしまいます。その点、車椅子のほうが見守りやすいというわけです。

この話はやはり、日本の福祉が陥っている本末転倒な話のひとつではないでしょうか。

介護するほうの事情なんてどうでもいい。福祉の主人公はお年寄りなのに・・・。P204

学校、農業介護など、民間よりも国の裁量が強い業種のすべてにおいて、生産者保護の傾向が強いことを指摘し、本来の「顧客」を志向する原則に戻ることが、本書で一貫して述べられている。

勿論、顧客だけでなく、社員の幸せについても再三述べられており、その点では前述した「<やりがい>の搾取」の批判に対して、本人が自覚しているところもあるのかと思える。

しかし、ここで挙げられているいずれの分野でも、渡邉美樹が「改革」を始める際に、3割とか5割とか多くの人が辞めていることを考えると、顧客志向のあまりの徹底ぶり(辛くてもお客様のために!)についていけない人も相当数いることがわかる。当然、下に行けば行くほど、それこそバイトレベルでは、その精神が浸透しておらず、不満ばかりが募ることも想像できる。

彼が、現在学生の身分でワタミのバイトをやっていれば、それこそ身を粉にして働き、そのうえで、より「お客様のために」なるにはどうすればいいかを考えて経営の道に進むだろう。その点で、渡邉美樹の哲学と、彼のバイトの待遇には矛盾はない。

ただ、この両者を天秤にかけた場合、自分は、渡邉美樹よりもワタミバイトに共感する。*1

何せ、渡邉美樹みたいな人は、稼いだお金も、自分のためでなく「顧客」のために投資する(結局はそれが自分のためなのだが)生粋の「お客様」志向の人なので、お金に対する考え方(つまりは人生についての考え方)が全く異なる別人種のように思えるからだ。自分は、そこまで自分に厳しくなれない。そして、自分のような思いを持つ人が大多数なのではないか?

逆に、「夢」が何かについて自分のイメージが明確で、それが渡邉社長と近い人ならば、ワタミのバイトをやっていても「<やりがい>の搾取」を感じないかもしれないが、そういう人は違う職業に就いているだろう。

と考えると、渡邉社長が「安い給与で目一杯働かせよう」と思っていなかったとしても、大多数の従業員が、労働条件に対して不満を感じるのも当然である。

こういったワンマン社長の経営の問題について、よく知るわけではないが、彼の「哲学」には共感する部分も大きいだけに、こういった組織には、とびきり優秀なインタープリター(社長の哲学を常人に受け入れやすいように調整して解説する人)が必要なのではないだろうか。


最終章では、お客様に、地球環境のために「我慢する」という選択をお願いすることについても述べられている。教育や環境の問題は、単純な「顧客志向」では立ちいかない問題のはずであるが、この人だったら、何かやってしまうのではないか。自分と地続きではない人だからこそ、他力本願的に、そこに期待してしまう。

〜〜〜

ところで、例の賃金未払いの事件で騒ぎになった頃に、id:atnbと都内某所の坐・和民で飲んだ。*2社員教育の徹底を言うワタミだけに、サービスの高さに期待したが、良くも悪くも普通の居酒屋でした。最初のオーダーが来るのもものすごく遅かったし・・・(笑)。

*1:雑誌m9の小飼弾×赤木智弘対談も、若干後者に共感したことも含め、弱者に共感しやすいのが自分のダメさ・弱さ・甘さだと思う。本当は、ダメ人間に「おまえはダメ」といえる強さを持ちたい。

*2なつかしやと同じ日です。

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