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2011-07-13 Wed

[]ひとりひとりの「白熱」がある!〜歌詞から見たオリジナル・ラブ『白熱』論

白熱(初回限定盤)(DVD付)

白熱(初回限定盤)(DVD付)

一般発売は7/27となっているオリジナル・ラブ『白熱』ですが、自分は7/9のクアトロライブの先行発売で入手できたので、その感想を書きます。

今回は、歌詞のみに絞って『白熱』について4つのキーワードから語るエントリになっています。長文ですが、一言でいえば、傑作だということです。


悲劇とスマイル

終わりのある愛は悲劇じゃないわ。終わりのない愛こそ悲劇なのよ。

(シャーリ・ハザード)

アルバム「白熱」では、終わりのない愛については歌われていない。つまり、悲劇について歌われていない。歌詞の面から考えた場合、それがオリジナル・ラブのこれまでのアルバムとの大きな違いになる。

  • 今も続いているふたりの関係について語る「春のラブバラッド」「海が見える丘」「好運なツアー」
  • 昔のことに思い出しながらも、新しい人との出会いに思いを馳せる「カミングスーン」「バイク」
  • 仲が良かった「あの頃」の関係について語る(それが終わったかどうかは分からない)「ふたりのギター」
  • 上に挙げた曲のように過去については触れずに現在進行形の恋愛を歌いあげる「ハイビスカス

勿論、曲調もそうなのだが、アルバム収録曲のほとんどが、明るい雰囲気を持っている。

『街男街女』も『東京飛行』も、後ろめたかったり、手に入れられないものを追いかけたり、上手くいかないことを歌うことが多かった。

しかし、『白熱』では、男女の関係も含めて、自分をかたちづくってきた全ての出会いと別れを肯定的に捉えて、何よりも今を大切にしようとしている。だから、苛立ちが全く見えず、その代わりに「スマイル」(春のラブバラッド)が伝わってくる。*1


勿論、田島貴男のプライベートに何かしらの変化があった可能性もあるが、そういう“気分”なのだろう。悲恋の歌があまり好みではない自分にとっては、このアルバムが聴きやすい一番の理由だ。


映画と身の丈

「ことば」には、

「からだ」に繋がっている「ことば」と、

「からだ」に繋がっていない「ことば」がある。

きっと「考え」もそうなのだ。

「からだ」に繋がっている「考え」と、

「からだ」に繋がっていない「考え」があるのだろう。

暑さのせい?| 田島貴男 DIARY

ここで田島貴男が書いているのは、以前も「身の丈」という言い方をしていたものと同じだろう。

自分なりの解釈でいえば、それは、日々の暮らしを、ことさらにドラマチックに取り上げるのではなく、日々の暮らしのままに取り上げる「ことば」。

それは、ギャングやヒーローが出てこない歌詞。


『街男街女』『東京飛行』では、日々の暮らしに着想*2を得ながら、それを映画のように切り取ってから膨らませて見せた。

バベルの塔または火星での生活での映画から読み解く「東京 飛行」論 (SWEET SWEETさんの寄稿)の分析は、なるほどと思って読んだが、ジャケットで日活映画のスターを気取って見せた『踊る太陽』あたりから、映画を意識した傾向が強まっていたようにも思える。


今回の『白熱』では、そういった過去作品と比べて、田島貴男が作品の提示方法を変えてきているように思う。その結果として、歌詞が大きく変わったのだ。

つまり、『東京飛行』では、田島貴男が届けようとしたのは、作品の方で、自身ではなかった。

田島貴男映画監督であったが、あくまでも監督は作品の裏方に徹した。

つまり、田島貴男の日々の思いは、そのまま伝えられることがなく、「映画」作品とすべく、誇張したり、何かに喩えたりして、過度にドラマチック(狭い意味で映画的)に仕立てられていた。

だから、歌詞の登場人物も三人称の「男」が多かった。「ぼく」「俺」が出ていても、ステージ衣装をばっちり決めた、映画スターのような人物だった。


しかし、今回は、映画のような作品を届けようという意思は感じられない。ライナーの写真を見ても過去作品との違いは明らかで、『白熱』のライナーは”無防備”である。

全編を通じて完全に何かを演じようとしている『東京飛行』や、ジャケ写をはじめ、デザインとしての酒の多用で、作品としてのコンセプトを強調した『街男街女』のような、”完全武装”な雰囲気とは全く異なる。

歌詞の中でも、バイクや自転車が登場しても、何かの比喩というよりは、単に田島貴男が面白がる対象としてのそれであり、あまり難しい比喩が出てこない。*3

結果として、これまでのアルバムで最も、聴く側が、田島貴男を身近に感じるアルバムとなっている。田島貴男が作り込んだ物語を解釈する必要はない。


これも結局、好みの問題だが、両者を聴いてみると、田島貴男には『白熱』のような方法が“合っている”と思う。

ジェンダー」が詰め込みすぎであること*4は、以前書いたとおりだが、『踊る太陽』あたりから、一曲一曲で肩に力が入りすぎていたように思う。「がなる」歌い方は、そういった歌詞の傾向と表裏一体であったのかもしれないし、そういった歌詞は、田島貴男流にいえば、身の丈を外れていたのかもしれない。

また、比喩や論理を重ねたものよりも、結局「遊びたがり」などのシンプルなものが人気があり、その後のライヴでも演奏されているところを見ると、やはり、詰め込み度が高いものは、ノリにくいのだと思う。「カフカの城」は、好きな曲だが、ライヴでは音楽に乗れても、歌詞には乗れない。



決意表明に満ちたアルバム

20周年というタイミングで、4年半のブランクのあとに(インディーズで)出た、このアルバムには、地味ながらも決意表明に満ちている。

そもそも、今回のアルバム収録曲には共通するキーワードが複数あるが、目立つのがやはり「新しい」で、「バイク」「カミングスーン」「春のラブバラッド」「あたらしいふつう」の歌詞に含まれている。

いつも以上に過去を振り返りながらも、前向きな印象を受ける理由のひとつだろう。

そして、もっと具体的に言うと、オリジナル・ラ「ブ」としての再始動に当たり、過去を総括しつつ、決意を表明しているように受け止めた。

  • いくつかの時代の曲を胸いっぱい溜めて誰も知らない道の先へ行こうとしていたあの頃(ふたりのギター)
  • やがてスタンダードになるはじめの一歩を踏み出せ今こそ(あたらしいふつう)
  • 自由に走るライド自由に走るルート 誰のペースにも振りまわされたくない(フリーライド

このうち、「ふたりのギター」のフレーズが面白い。これこそ、オリジナル・ラ「ヴ」が、いつも目指していた音楽であるからだ。「ふたりのギター」という曲の面白さは、こういう時代の自分を特に否定しないところ。(肯定もしない)

それを諦めたわけではないし、今回のアルバム自体が、それとはタイプが異なるけれども、どっちも田島貴男の中にあるということを感じさせる歌詞だ。


そして「スタンダード」。勿論「あたらしいふつう」は、これからの暮らし・生き方について歌った歌だから、音楽とは無関係と見る人もいるかもしれない。しかし、あえてこの言葉を選んでいるところから考えると、やはり、「スタンダード」を目指すという宣言として捉える方が自然だと思う。*5


最後に、アルバムの「顔」となった「フリーライド」。

これはつまり、メジャーレーベルに属さずに、自分ひとりで、まずは始めてみるという決意表明で、今回のアルバム初回版に3バージョンも収録され、先日のクアトロでもYoutube解禁対象として選ばれているのもそれが理由だと思う。ライブ(ひとりソウルショウ)だけでなく、アルバム一枚をひとりで作ることができるという新たな自信を得て、田島貴男は、人に頼らずに音楽をやっていける*6という意欲に満ち溢れている。

そして、このアルバムを聴くと、田島貴男の再始動は成功している、と確信できる。


ひとりひとりのソウルショウ

上で“非”映画的と言ったばかりではあるが、『白熱』の複数の楽曲に共通するキーワードとして「ストーリー」がある。「海が見える丘」では“それは偶然が連なりできてゆくストーリー”、「カミングスーン」では、「ドラマは終わりじゃない」と歌われている。つまり、人生のことだ。


『白熱』の楽曲が描くストーリーは、二つの意味で開かれていると思う。(ここからは上で述べたことの繰り返しになる)

まず、第一に、物語が閉じていないということ。

上でも言及した通り、「ふたりのギター」は、全部を言い切っていない。

そして「カミングスーン」は、(ずばり、ドラマは終わりじゃないという歌詞もあるが)“自然体だったキミを”“抱きしめたかったキミを”具体的にどう思っているのか、どうしたいのか示されていない。つまりわざと、物語を閉じずに尻切れトンボにしてある。これは、そのまま次の話につながる。


第二に、たとえば過去曲でいう「或る逃避行」のように、世界観が作りこまれ過ぎていないこと。こういう曲は、ハマればいいが、そうでない人には敷居が高い曲で、一見さんお断りな雰囲気が漂う。『白熱』は、敷居が低く、聴く側の誰もが、歌われている内容を自分の人生に置き換えることができる。聴く側に開かれている楽曲だと思う。


たとえば、長く連れ添った夫婦の愛を歌ったように見える「海が見える丘」は、「きみ」を同性の親友に置き換えることができるし、そのほかの楽曲も、聴く側が自然に自分の人生を振り返ってしまうような曲ばかりだ。(個人的には、オリジナル・ラブのファン人生を振り返る聴き方がハマる笑)

ツアー「ひとりソウルショウ」で、田島貴男が観客に向けて言っていた「ひとりひとりのソウルショウ」というのはそのことなのかもしれない。


田島貴男の求めるポップスは老若男女、誰もが好きになる音楽だが、上に書いた理由で、今回のアルバムは、20代よりも30代、30代よりも40代の人の心に刺さるアルバムだと思う。、


〜〜〜

書き足りないこともあるような気もしますが、続きは改めて。

・・・と、書いてすぐに書き忘れを思い出しました。


補足

アルバム発売前に一番注目していた「あたらしいふつう」〜「好運なツアー」の流れだが、震災についての言及は最小限にとどめられていて、これも、上で書いたように、聴く側によって、いろいろな受け止め方ができる歌詞になっていると思う。ただ「あたらしいふつう」で歌われている、(やがてスタンダードになる)“あたらしいふつう”が具体的にどういう生活なのかは、少し気になった。

こじつけだが、このアルバム自体が、それを示しているように思う。つまり「腹六分」。ここで歌詞の面から絶賛したものの、演奏面も含めると、このアルバムは「白熱」のポテンシャルを全部引き出していないと思う。それでも、完璧を求めすぎない、生活の質を求めすぎない、というあたりが“あたらしいふつう”なのかな。(そこらへんも考える余地を残しているのは正解だと思う。)

*1:例外は、「セックスと自由」の”自由脅かす奴とドッグファイト”くらいか

*2:『街男街女』のときは、街に暮らす普通の人々を歌いたいということを語っていたように思う。

*3:例外は「セックスと自由」。この曲は、歌詞という意味では、アルバムの中で浮く。しかし楽曲としては、欠かせないアクセントになっている。タイトルには疑問符が未だについているが・・・

*4:いま読み返すと、そこまで明確には書いていませんでした。歌詞カードを読むと良いんだけど歌の中では伝わらない、つまり言いたいことを詰め込み過ぎている弊害だと思います。→http://d.hatena.ne.jp/rararapocari/20070123/OL

*5:逆に、標準的な生き方という意味のみで「スタンダード」を使っているとしたら、「あたらしいふつう」をわざわざ言い換える必然性に欠けると思う。

*6:自分は、これまで、田島貴男は他の人に頼るべきというスタンスだった。通常のミュージシャンがとる解決策もそうだったと思う。しかし、音楽業界の状況と、田島貴男の技術が、通常とは違う方法で突破してしまったように思う。

SWEET SWEETSWEET SWEET 2011/07/14 05:04 お久しぶりです。歌詞から切り込むrararapocariさんならではのエントリ、楽しく読ませていただきました。
「映画から読み解く『東京 飛行』論」に関しても目を通していただき、ありがとうございます。別に読み解けてないし単なるこじつけですけど、反応があるととてもうれしいです。


「白熱」聴きました。本当に良いアルバムです。毎日スマイルが続いています。期待していたものが予想を上回るかたちでアルバムという「記録」になり、本当にめでたいですね。

いま感じているこの心地よい気分が、「白熱」に対するすべての結論という気がします。


pocariさんのエントリの中でちょっと気付いたことがあるのでひとこと。

>そして「カミングスーン」は、(ずばり、ドラマは終わりじゃないという歌詞もあるが)“自然体だったキミを”“抱きしめたかったキミを”具体的にどう思っているのか、どうしたいのか示されていない。つまりわざと、物語を閉じずに尻切れトンボにしてある。

とありますが、「抱きしめたかったキミを」の歌詞はおそらく譜割りの関係上、倒置法を使ったケースであり、意味としては

「自然体だったキミを抱きしめたかった」

が韻を踏む関係でこういうかたちに落ち着いたのではないでしょうか。
この曲のキモである「キミ」を強調する意味もあると思います。
“開かれている”という部分は同感でした。

rararapocarirararapocari 2011/07/14 07:33 早速のコメント、ありがとうございます。

>「自然体だったキミを抱きしめたかった」
ですよね。わかります。
自分は、最初に数回聴いたとき、倒置しないで解釈していて「抱きしめたかった→キミ」という表現は面白いなあ、と思っていました。
その後、その解釈は変わらなかったのですが、上の文章を書くために改めて聴いていて、倒置で解釈するのが自然ではないかとの可能性に思い当りました。
それで、もう一度、歌詞カードを確認すると
自然体だったキミを
抱きしめたかったキミを
と並べて書いてあるのを見て、これを片方だけ倒置で解釈するのは、むしろ読みにくいのでは?と思い直したのです。

ただ、「抱きしめたかった→キミ」という表現自体が、ちょっと変わっているので、自分の解釈の方が危ういな、と思いますが笑

SWEET SWEETSWEET SWEET 2011/07/14 17:34 “抱きしめたかったキミを”
“自然体だったキミを”

こう並べ替えると、この倒置も少しは自然な流れになりますかね?
大体において、丁寧な部分と雑な部分が混在してますからね。
問題の箇所も「ま、歌詞だしこれでいいや」みたいなラフな決定をしてる可能性大(笑)。ま、歌詞だしそれでいいのでしょう。

この曲を聴くと、気持ちの良い風が吹き抜けていきます。

rararapocarirararapocari 2011/07/14 23:26 驚きました。確かに、その並びだと、倒置して解釈する方が自然です。
そう考えると、逆に「抱きしめたかった→キミ」と故意にやっているのかもしれないという疑いが(笑)
真相は分かりませんが、「引っかかる」感じも重要だと思うので、適当に決めたというより、いろいろなことを狙っていると信じたいです(笑)
この曲は、本当にいいですね。心の中のシングルカット候補No1です。

はっぴいはっぴい 2011/07/21 18:40 リターンが遅すぎるコメントですがご容赦を。

クワトロでは久々だったのでもう少しお話
したかったんですが、体調の都合でライブ後
残れませんでしたので残念でした。
また次回よろしくお願いします。

さて、オリラブ作品の歌詞について掘り下げるのが
Youtaful Days!さんの真骨頂ですね。
白熱を手に入れて僕も聴いてみたわけですが、
その音楽的な趣向の変化の理由とか、
ご本人が連日ブログで制作の様子を
熱く伝えていたので、その作りこみ具合が
どれほどなんだろうとか、僕のチェック項目が
ほぼ音的なことに偏ってしまったので、
rararapocariさんのこの歌詞分析を読んで
ハッとさせられる部分がたくさんありました。

まさしく今回のアルバムでは、田島さんは
”身体につながった歌詞”だけを
書きたかったんでしょうか。
幕の内弁当のようにいろいろな物語を
並べるよりも、一品料理ではないですが
今、自分の心を躍らせるのはバイクだから、
そこから生まれる心を素直に作品にしよう、
みたいな感じなのでしょうか。
すこし逸れますが、”繋がっている言葉”について、
僕は心とつながって出てきた言葉と口先から
出てきた言葉について時々考えます。
心と繋がっていない言葉が自分の身の回りや
世の中にたくさん飛び交ってるなあと。
口やペンを動かして人は言葉をつむぎますが、
言葉はいくらでも独り歩きしてどこか遠くまで
勝手に行ってしまったりしますよね。
歌詞は書きませんが、僕自身、日々の生活の中で
繋がっていない言葉を吐き続けているんでしょうけど、
みんなにも、この、”繋がっている言葉”のテーマは
どこかで触れて欲しいですね。
ちょっと脱線、失礼しました。

オリラブファンは、或る逃避行の世界観の
中にも抵抗なく入っていけますが、
オリラブ初心者、不特定多数の
オリラブ未経験者にとっては
敷居が高いことは否定できませんね。
白熱の歌詞達は、おっしゃる通り
聴く側に開かれている楽曲達だと思いました。
間違いなくオリラブは進化したと思います。
ただ、”ふたりのギター”の分析のくだりで
それを諦めたわけではないし、とありますが、
表現方法を改めたということ自体はやはり
ひとつの”諦めの心境”が田島さんの中に
最初あって(これまでの方法ではなかなか
リスナーと繋がれないというジレンマみたいなもの。)
だけどそのことを前向きに捉えながら
この歌詞の変化につながったのではと
勝手に思いました。歌詞だけでなく
キャッチーなメロディ群もそうですけど。
でも、結果オーライですけどね!

補足の部分で述べられてる、演奏において
白熱のポテンシャルを全部引き出していないというのは
同感で、こちらについては、ご本人が
ここ数年、生演奏一発録りでアルバムに
その瞬間のテンションを封じ込めることの
重要性みたいなものを熱く語っていた経緯も
あるし、僕も同感していた部分なので
やはりバンド演奏での録音を具体的には
期待したいです。(もちろん”L”のような
打ち込み、ループマシン主体の作品は
これに入りませんが。)

肩に力が入った変化は、岡本太郎後の
”踊る太陽”だとしたら、
肩の力が抜けた変化は”白熱”だったんでしょう。
もちろん何事も肩の力が抜けたときに
本領発揮というか、いいものができそうですが、
あえて書かせてもらいますと、岡本太郎の
言葉でインスパイアされて力が入ることも
致し方ないと思いますし、美しい精神を
見つけた喜びでいっぱいだったろうと
想像するので、やはりあの、
肩に力の入った作品達も無駄ではないといいますか、
輝いていたと強く思っています。

と、いつものようにまとまりのない文章で
すみません。相変わらずrararapocariさんの
分析は冷静沈着で、正直僕の言葉を割り込ませる
余地はないんですが、半ば強引に
いろいろ書かせてもらいました。
いずれにしてもまだまだ改名した”オリラブ”に
これからも期待していくことは
言うまでもありません。
失礼しました。

rararapocarirararapocari 2011/07/21 23:39 はっぴいさん!コメントありがとうございます!
本当にうれしいコメントです。改めてコメントの返事を書かせていただきます!

keyillusionkeyillusion 2011/07/22 23:45 横槍スミマセン。

>肩に力の入った作品達も無駄ではないといいますか、
>輝いていたと強く思っています。

そうですよね。同感です。
『白熱』は新しいフェーズに入ったのと同時に、今までの成果が結実した面もあると思います。
ようやく、『踊る太陽』〜『東京 飛行』の作品群を落ち着いた視点で評価できるのではないかと感じています。

rararapocarirararapocari 2011/07/24 01:37 はっぴいさん
コメントありがとうございます。
クアトロでは、少しの時間でしたがお話しすることができ、親が子を見守るような、ある種、田島ファンに共通したファン的な感覚を共有でき、非常に嬉しかったです。

>今、自分の心を躍らせるのはバイクだから、
>そこから生まれる心を素直に作品にしよう、
>みたいな感じなのでしょうか。

かなりうろ覚えですが、SPURのインタビュー記事では、ちょうど田島の口から、そのような内容が語られていたと思います。
特に歌詞の面について言えば、幕ノ内より一品料理という例えはその通りだと思います。


>心とつながって出てきた言葉と口先から出てきた言葉

自分が言葉で傷つくこともあるからこそ、使う言葉には慎重になりたい。
そして、知らない誰かを励ますこともあるから、前向きな言葉を選んでいきたい。
全てを知った上で発言することはできないので、無知のままに何かに意見することはあっていいと思うのですが、全てにおいて少し立ち止まり考えた上で発言をしたい、と常々、いや、時々(笑)思っています。
twitterは、考えるより先に言葉が出ることが多いメディアですが、実際の日々の会話こそがそうなっているわけで、改めて考えることが重要だと思っています。


>ひとつの”諦めの心境”が田島さんの中に
>最初あって(これまでの方法ではなかなか
>リスナーと繋がれないというジレンマみたいなもの。)

今回、楽曲も歌詞も、特殊な制作過程(ライブをしながら一年以上をアルバム製作にかけていること)を経たことが、アルバムの内容に強く影響していると思います。
つまり、製作途中に、客からの反応を見てフィードバックをかけていきながら作ったアルバムなので、「独走」できなかったのではないか、と思うのです。
そういう意味では「諦め」という感じの区切りは特にないのかな、と思っています。
田島貴男は、そこまで繊細ではない、というか、リスナーを意識していないところがあるような・・・(笑)


>やはりバンド演奏での録音を具体的には
>期待したいです。

ライブ盤が出てもおかしくないと思います。
お金の話が障害にならないことを祈ります。(笑)


>肩に力の入った作品達も無駄ではないといいますか、
>輝いていたと強く思っています。

そうですね。『街男街女』の魅力は、そこだと思います。
今回のエントリもそうですが、個人的には過去数作の「しっくり来なかった点」と対比して『白熱』を捉えてしまいます。しかし、はみ出た部分が田島貴男の魅力でもあり、やはり、それらは輝いていました。

今度のひとりソウルショウで、是非お会いしましょう。
まだ、暑さもこれからなので、体調管理にお気を付け下さい!

rararapocarirararapocari 2011/07/24 01:41 keyillusionさん
「結実」、まさにその言葉がぴったり来ますね。
『踊る太陽』〜『東京 飛行』という、一群は、そのひとつ前のアルバムを考えると、もしかしたら、岡本太郎以上に、松本隆の描く詞世界に何かしらの影響を受けているのかもしれません。

keyillusionkeyillusion 2011/07/24 03:06 ブログなのにtwitter的な反応をしますが(笑)今、閃いたので。

「結実」という言葉を見て連想したのですが、『結晶』って、'86年のバンド結成からメジャーデビューを経た上での「結晶」だったわけですよね。過去の作品を踏まえたうえで、同時に新しい作品に昇華されている。
『白熱』も同じような位置づけがあるかもしれません。なんとなくなんですが、両者には同じような香りを感じるときがあるのです。
(…ということは、次に待ち受けているのはヴォーカルスタイルの変化?w)


松本隆のご指摘は、なるほどと唸りました。お時間があれば、ぜひ掘り下げてみてください。

はっぴいはっぴい 2011/07/24 23:07 >自分が言葉で傷つくこともあるからこそ、使う言葉には慎重になりたい。
>そして、知らない誰かを励ますこともあるから、前向きな言葉を選んでいきたい。

本当にその通りですね。だけど僕自身は気がつくと
ネガティブ発言の方が多いですかね(笑)。
心と繋がって出てきた言葉というのは、もう少し違った意味合いがあって、
例えば会話の中で人はお座成りな言葉をついつい使ってしまうことが
ありますよね。でもお座成りな言葉って考えて出てきたというより、
ああいったらこういうみたいな、定型句みたいな形が決まってることが
多いと思うんです。でもそれは心を通した言葉じゃないから
本当は全然そう思ってないことも多いんじゃないかと思うことが
あるんですよ。自分の言葉でも他人の言葉でも。
ちょっと今いい具体例が挙がらないので申し訳ないんですけど
なんとなく理解してくれたら嬉しいです。
完全に脱線ですけど。

>田島貴男は、そこまで繊細ではない、というか、リスナーを意識していないところがあるような・・・(笑)

特殊な制作過程ゆえに独走できなかったというのは納得ですし、
繊細じゃないと僕も思うんですが、ただ今回の移籍問題はやはり
これまでの活動の中ではないくらい大きな決断だったろうと思うので
再出発第一弾としての作品の方向性等、これまでにない考えを持って
(周辺からのアドバイスを受け入れたりして)挑んだのではないかと
思ったりしたんですが。こういった決断時期と
rararapocariさんが上手に分析した歌詞の成熟とのタイミングが
比較的近い時期だったんじゃないでしょうか。

>個人的には過去数作の「しっくり来なかった点」と対比して『白熱』を捉えてしまいます。
>しかし、はみ出た部分が田島貴男の魅力でもあり、やはり、それらは輝いていました。

確かにそのしっくり来なかった点を解消した作品だと思うんですが、
rararapocariさん言うところのはみ出た部分の比率が多目の方が
僕的に好みなのかなとこれを書いていて気づきました。

お互い暑さを乗り切ってまたお会いしましょう。

はっぴいはっぴい 2011/07/24 23:09 keyillusionさん、コメントありがとうございました。
同感してもらえて光栄です。
本人がちゃんと太郎に感動できてるから
僕らにも届いているんだと思います。
また機会ありましたらよろしくお願いします。

rararapocarirararapocari 2011/07/26 00:40 はっぴいさん、補足ありがとうございます。

まず脱線部分について。

>でもそれは心を通した言葉じゃないから本当は全然そう思ってないことも
>多いんじゃないかと思うことがあるんですよ。

分かります。
たとえば、「なでしこジャパンに勇気をもらった」とかですかね。(自分も使ってしまいますが笑、中継を見ていた人の90%くらいが何も考えずに心に浮かんだ言葉だと思います)
ただ、逆に、定型句の部分は「礼儀」だとか「マナー」だとか「潤滑油」としての言葉の良い部分でもあると思います。うちの子にもとりあえず「ありがとう」と言えと教えてますし、心の通わない言葉でも、ポジティブに働くと思います。

その点で「心を通した言葉じゃない=悪」みたいな考え方は、あまり意味がないと思います。考えた言葉でも考えない言葉でも、相手が好意的に受け止めてくれていればOKということではないでしょうか?考え続けるのは、こちらも相手も疲れます。
無理に男女関係で例えるなら、下の1)よりも2)の方が相手は好意を持ってくれると思います。
1)告白→告白→告白→告白→告白
2)デート(他愛ない会話)→デート(〃)→デート(〃)→デート(〃)→告白

まったくずれた話になっていたらごめんなさい。


>再出発第一弾としての作品の方向性等、これまでにない考えを持って
>(周辺からのアドバイスを受け入れたりして)挑んだのではないかと
>思ったりしたんですが。

周辺からのアドバイスは当然多かったと想像します。そして、それを受け入れる気持ちも、これまで以上にあったと思います。移籍問題については、田島貴男が正面から語ったインタビュー記事とかが未だにありませんよね。
今回のアルバムの大きなテーマ「自由」は、移籍問題と表裏一体だと思うので、何かの記事で、それについて読めるのを楽しみにしています。

rararapocarirararapocari 2011/07/26 00:44 keyillusionさん
ポニーキャニオン以降が現役ファンだった自分にとっては、『結晶』をそんな風に捉えたことはありませんでした。新たな視点で聞いてみたいと思います!
松本隆は、少し勉強してから、是非まとめてみたいです。
両方のテーマとも、タワレコの「bounce」のPEOPLE TREEのオリジナル・ラブ特集に答え(ヒント)が書いてあるかも、と思っているのですが・・・。

はっぴいはっぴい 2011/07/26 21:35 脱線部分について、僕自身も考えがまとまらないまま
書いてしまってrararapocariさんに余計な
時間をとらせてしまいました。失礼しました。
ちょっと人とのお付き合いのしかたに、最近
迷いというか疲れが出てしまって(笑)。
今度、愚痴でも聞いてくれたらありがたいです。
嫌ですよね、ふつう?(笑)。
ではまた。

rararapocarirararapocari 2011/07/27 01:18 脱線は全然構いませんので、お気になさらずに。
人生いろいろなので、悩むときも疲れる時もあります!
秋のひとりソウルショウのときに、愚痴を是非聞かせて下さい!

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