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2010-11-10

HDclone 起動ハードディスクをまるごと複製 ハードディスクのクラッシュに保険を

| 19:08

重要なファイルは、かならずバックアップをしろと口を酸っぱくして言っても、なかなか実践できないのは悲しい人間の性かもしれない。
しかし、バックアップしてないとかならずいつかうっかり消してしまって泣きを見る。これは経験から100%起こると断言できる。
そのとき、あわてて消去したファイルを復活させるソフトを使って、なんとか凌ぐわけであるが、消したことに気がつかないで消去後に操作をしてしまい、復活ソフトを使っても完全に復活できなかったことはよくある話である。
復活ソフトも、バックアップソフトもこれまで紹介している。特にバックアップは手動でその都度するのでなく、PCの起動時か終了時にフォルダーごと自動で外付けディスクやサーバーバックアップするように設定すると良い。
バックアップするファイルをDropboxのような同期型オンラインストレージのフォルダーに保存するのもひとつの方法である。
こうやって、ファイルにはいざというときの紛失に備えて保険をかけられるが、PCの障害に保険を掛けるにはどうしたらいいのだろうか。
PCの障害で一番多いのはハードディスクの障害である。ハードディスクは機械的な可動部分があるので、他の部品に比べて故障が多くなるのは構造上やむ負ない。HDD Healthというハードディスクの寿命を予想するフリーソフトもあるが、世界で最も多くのハードディスクを使っているGoogleによれば、予測はあてにならず突然死するというから困ったものである。
ファイルをバックアップしておけば他のPCで作業できるので大きな支障はないと言えるが、他のPCは自分のPCに比べて組み込んだソフトなど環境が違うので使いやすいとは言えない。
結局、必要なソフトをインストールしたりして自分好みの環境を別のPCに整えるハメになるのだが、この作業ははっきり言って思いっきりで面倒である。
ハードディスクSSD(ソリッドステートディスク)という半導体ディスクに変えると、故障率は減ると思われるがいかんせん高いし、まだ大容量のものがない。
f:id:rascal2001:20101110181519p:image:left
今日紹介するのは、そんなPCの障害に備えて起動ハードディスクを丸ごとべつのハードディスクにコピー、いわゆるクローンという複製を作ってくれるというドイツ製のソフトである。えっ、そんなことをしなくても、CドライブをWindowsの機能で丸ごとコピーするだけはダメなの?という声が上がりそうである。しかし、起動ドライブは通常表示されない特別な設定をしているので、残念ながら普通のコピーでは複製を作れない。
今日紹介するソフトの名前はずばり『HDclone』という思いっきり直球勝負のネーミングのソフトで、フリー版と有料のバージョンがある。
・Free Edition
cloning ATA/SATA/USB media with up to 1.0 GB/min
Basic Edition
cloning ATA/SATA/USB media with up to 2.0 GB/min
・Standard Edition
cloning ATA/SATA/USB media with up to 2.4 GB/min
・Professional Edition
cloning (S)ATA/USB/SCSI/Firewire media at up to 6 GB/min
・Enterprise Edition
4, 8, or 16 clones at a time with up to 60 GB/min
何が違うかというと、複製を作成する速度がまず違う。上記を見るとFree版とその上のBasic版では、複製の速度が倍違う。また、有料版はパーティションをコピーできたり、Enterprise Editionに至っては、一度に複数の複製を同時に作れる。詳細は比較表を参照こと。また、使用条件として、Free版とBasic版は個人利用とあるのでくれぐれも注意されたい。
複製を作る場合、複製するドライブの容量は複製元のドライブ容量以上であれば良い。これにより単なるディスクの障害保険としてだけでなく、起動ドライブの残りが少なくなった時に大きなディスクにシステムを移設するのに大変重宝する。
使用方法は簡単で、次の手順ですればよい。なお、HDCloneでネットを検索すると日本語で使い方を解説したサイトが検索される。日本語化したHDCloneをダウンロードできるサイトもあるようだ。ただ、これらのサイトを見ると、HDCloneを含む起動CDを作ってから、そのCDで起動して複製を実行するように書いてある。
これは、以前Linuxでも使えるユニバーサルパッケージだけしかなかったためではないかと思われるが、最新バージョンではWindowsユーザーはWindowsパッケージを推奨と言っているのでそれをダウンロードする。
1)ダウンロードインストール
WindowsのFree版(http://www.miray.de/public/download/hdclone.fe.en.exe)をダウンロードして、実行するとインストールできる。
インストール後は再起動する。
2)起動とコピー条件設定
f:id:rascal2001:20101110183731p:image:left
HDCloneを実行すると、最初の画面でコピーの条件を設定するが、Free版はDriveからDriveへのコピーしかできないので、そのままにしておく。
Nextをクリックして次の画面へ



3)複製元ドライブの選択
f:id:rascal2001:20101110183817p:image:left
複製元のドライブを下のドライブ一覧から選択する。
Nextをクリックして次の画面へ






4)複製先ドライブの選択
f:id:rascal2001:20101110190134p:image:left
複製先のドライブをドライブ一覧から選択する。
Nextをクリックして次の画面へ






5)オプションの設定
f:id:rascal2001:20101110184417p:image:left
Free版はオプションを設定できない。
デフォルト(Copy free areas)のまま、Nextをクリックして次の画面へ





6)パーテイションの調整
f:id:rascal2001:20101110184539p:image:left
これもデフォルト(Automatic)のまま、Nextをクリックして次の画面へ







7)実行
f:id:rascal2001:20101110185756p:image:left
startをクリックして実行を開始する。









f:id:rascal2001:20101110185903p:image:left
実行時間の一覧が表示される。有料版は早いとアピールしている。
OKをクリック






8)実行中
f:id:rascal2001:20101110190256p:image:left
処理の進行状況が表示される。仮想マシンのディスクを複製したので、複製速度は公称値よりかなり低くなったようだ。






9)パーティションの調整
f:id:rascal2001:20101110184854p:image:left
複製処理の最後にパーティションの調整が表示されるが、これもFree版はデフォルトのAutomaticallyをクリックする。
これで複製は終了である。




なお、Free版の場合は複製先のドライブが複製元より大きい場合は、未使用の領域が元のパーティションに追加されないで残ったままになるようだ。(有料版は調整できる)
これを追加して領域を増やすには、EASEUS Partition Master等のパーティション編集ソフトを使ってパーティションを調整する。
ファイルのバックアップと起動ドライブの複製で、PCが壊れてもこれでひと安心である。
さあ、自分たちのPC環境にちゃんと保険を掛けているかチェックしよう。事故が起こってからでは遅い!!
ー関連サイトー
■Miray Software - HDClone - Hard disk copy, hard disk backup, hard disk rescue!
http://www.miray.de/products/sat.hdclone.html
■HDClone : 別のHDDに完全なクローンを作成する起動ディスク作成ソフト
http://freesoftdownload.1-yo.com/utility/backup/hdclone.html

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