- 書いたままアップしてない分がひとつあったので、8月31日付で載せておきました。
- 先日、沖縄で行われた「ComicCon沖縄2015」というイベントに参加してきました。これがちょっと変わっていて、沖縄に駐留している米軍が主催してまして会場も米軍基地なのです。それもなにかと話題の普天間基地の隣にあるキャンプ・フォスターというところ。海兵隊です。いろいろ得るものの多い体験でした。参加中のツイートをまとめてあります。
- 沖縄のあとは鹿児島まで25時間かけてフェリーに乗ったりサンライズ瀬戸を満喫したり。
- いま発売中のイブニング22号で読み切り「ドクトルとドラゴン」を描きました。第二次大戦中、カルパチア山脈の田舎で龍との会話を試みて研究を続ける博士の物語です。たいへん面白いので是非読んでね。電子版もありますよ。
- 11月15日のコミティアに参加します。会場は東京ビッグサイト、V32b「ボストーク通信社」になります。持っていくのを忘れなければ新刊ありますよ。よろしくよろしく。
■
『屍者の帝国』
- 原作と話を変えること自体を批判するつもりはないし、絵作りへのこだわりは感じられたし(ちょっとちぐはぐさも感じましたが)……うーん、ひとつ言うならば、登場人物がなにかと叫ぶお話作りはもういいんじゃないの、と思ったことでした。その度に醒めちゃって、我ながらしょうもないことなんですが。感情のラインが唐突なのかな。★★☆☆☆
『リトルウィッチアカデミア 魔法仕掛けのパレード』
- かわいいかわいい。そしてよく動いて気持ちいい! スーシィ好きなんですが、新登場のアマンダもいいなあというわかりやすさ。子供向けアニメの体裁で大人向けに作るというアンバランスさを気にするか、そこを踏まえて楽しむか。★★★☆☆
生頼範義(「頼」は正確には違うのですが、はてなで表示されませんでした)
- Facebookの生頼範義ページで、その作品群を紹介していましてあらためてその仕事量に圧倒されます。「え、これも生頼さんの仕事だったの!?」と驚くものもあり。Twitterでマイフェイバリットな生頼作品が多く挙げられていましたが、小説に映画にゲームに……とてんでんばらばらで、そしてどの絵もマイフェイバリットさもあろうというものばかり。とんでもないことです。「表紙やポスターが本編より面白そう」と枕詞のように評されるイラストレーターはそうそう出てこないでしょう。
- 緑色の宇宙、ギラギラした男女、ドラマを演出する群像……など生頼作品の魅力を挙げていけばきりがありません。そんななかで僕がいちばん好きな絵を無理矢理ひとつ挙げるならば『女王陛下のユリシーズ号』の表紙になります。クライマックスを見てきたかのような筆致。損傷をこれでもかと強調する後ろ姿。敵ヒッパー級重巡とぶち当たることを確信させる構図。陰鬱な北大西洋の空で輝く照明弾。落ちたら死を意味する凍えた暗い海。その深淵をかきまわすスクリューと航跡。目を奪うホワイトエンサイン。完璧。
- 僕を形作っているものの少なくない部分は生頼さんに与えられたものです。おつかれさまでした。本当にありがとうございました。
- 去年、今年と宮崎で生頼範義展をやってまして、僕も観に行っては腰を抜かして帰ってきています。来年も開催されるそうですし、是非是非行きましょう。宮崎もいい街ですよ。