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鉄腸野郎Z-SQUAD!(旧館) このページをアンテナに追加 RSSフィード

2018-08-22

Tonie van der Merwe&"Revenge"/南アフリカ、アパルトヘイトを撃ち抜け!

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「やあ、ご無沙汰だな!我々のこと覚えているかな?」
「全く以て覚えていないと思います。ワタシ自身、自分のこと忘れてましたからね」
「まあ、そうだろう。このブログに登場するのは3年ぶりだからな。私はZ級映画を教養として紹介してきた教授だ!Z級映画最高!」
「私はそんな教授の聞き手です、Z級映画最低!……なんですが、何故に3年越しにワタシたちは復活したのでしょうか。筆者はもう既に日本未公開映画の紹介にご執心で、Z級映画なんかに興味ないような感じですが」
「それがな、筆者が芸能人気取りでTwitterエゴサーチをしたら、今書いている記事ではなく、初期に書いていた我々登場のZ級映画記事が本当に面白かったという呟きが出てきて、いたく感動したそうだ。それが理由らしい」
「単純というか何というか」
「まあ、前置きはこんな所でいいだろう。早速Z級映画の紹介に入っていこうじゃあないか!ということで今回紹介するのはこれだ!」

“Revenge”!

「それはあのフランスからやってきた新感覚レイプリベンジ映画ではなく?」
「それも面白いし、題名も同じだが違うのだ。今回紹介するのは何と南アフリカ共和国製のZ級西部劇だッ!ちなみに今作も日本未公開!」
南アフリカですか、珍しいですね。ワタシ、南アフリカ映画って言われて思いつくのはニール・ブロムガンプ監督の諸作くらいですよ」
「だろう、珍しいだろう。だからこそ我々が紹介する意味があるのだ。ということで早速レビューに入っていこう!」

あらすじ:主人公のボボは家族と共に新しい生活を営むため、とある小さな町へと引っ越してきた。幸せを夢見ていたボボだが、早々と悪漢たちに目をつけられてしまう。そして妻は惨殺され、建てたばかりの家は焼失、ボボは息子と共に激しい暴力に晒され満身創痍のまま、町を逃げ出す。そこで彼らは謎の老人に助けられるのだが、実はその男は世を儚み隠遁生活を送る元ガンファイターであった。ボボは彼に師事し、銃の腕を鍛えながら“復讐”の時を待つ……


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「さて、今作はどうだったろう?」
「何というか、今まで紹介してきたZ級映画と比べると、微笑ましいというか、観ていて安心するというか……」
「ほお」
「もうあんまりにも酷いとかそういう訳ではないですけど、あれですね、よく人が映画を批難する時に“学芸会”って表現を使いますけど、いやこれを観てから言って欲しいし、実際“学芸会”みたいな映画を観ると心がホッコリするんだなと。酷い演技、雑な脚本、馬鹿な登場人物、支離滅裂な演出Z級映画の定石を悠然と歩く作品ですよね。観た後、暖かなほうじ茶を飲んだ時のようにホッとしました」

「では、内容を詳しく見ていこうか」
「最初は良いんですけど、何か速攻で家建ててる辺りから、ああ省エネ展開だなと微笑ましくなりましたね」
「結構良い感じの家で、ハリソン・フォードが建てたのかと思ったのを覚えているよ」
「それはないですけど、で、主人公が農場へ仕事に行く時、妻が“今日は何だか危ないから行かない方が良いわ”みたいなこと言い出した時、あー来ました、来ましたよってなりましたね」
「“なーに言ってんだ、心配しすぎさ”という主人公は馬鹿丸出しだったな」
「で、馬鹿丸出しの主人公がのほほんと農作業やってる間、案の定悪漢どもがやってくる」
「で、家族がボコられ、家が燃やされる」
「主人公はのほほんと農作業やって、額の汗拭いてる」
「それが交互に描かれる編集の業と言ったら!これぞ編集の極意、グリフィスモンタージュも斯くやの臨場感だったな」

「それから子供押されて、石に頭ぶつけて死んで、妻も家に入れられて火事で焼死して、帰ってきた主人公もボコられて、かと思ったら子供死んでなくて、代わりに目が見えなくなって、満身創痍の主人公がさまよってたら知らないオッサン出てきて、彼が何かしたら主人公も子供も普通に超元気!!!っていう流れるようなZ級脚本は素晴らしかったと思います、いや皮肉ですけど」
「そしてオッサンの登場で銃が出てくる訳だが、あれ格好よくなかったか?私の中の小2魂がたぎったよ!」
「あの考証とか適当な感じの奴がですか?」
「考証が雑だからこそ出来る、無駄に格好いいポーズに、無駄に格好いい撃ち方に、無駄に格好いい炸裂音。ボーダーライン/ソルジャーズ・デイ”ベニシオ・デル・トロもあの南アフリカ流射撃には負けるだろうな」
「ワタシ的には、1発仕損じた後は別人にすりかわったのかの如く、速攻で射撃超絶上手くなる親切設計にZ級魂を感じました」
「それから雪崩れ込むアクションシーンでも射撃で敵を一網打尽にする場面だって格好よかったじゃないか!」
「スローモーションで格好よさ水増ししてるだけじゃなおですか。アクションシーンなんか、ああこの監督、アクション演出する才能ないんだなって微笑ましさありましたね。アクション監督じゃないのにワールド・ウォーZなんかやらされた文芸野郎マーク・フォースターだってもっと上手くやれてただろ、みたいな。ラスボスの死に様も雑ッ!」
「ちなみに今年はマーク・フォースターの監督作が2本公開、まず9月14日にプーと大人になった僕が、そして9月28日に“かごの中の瞳”が公開になるので、皆で観ようじゃないか!」
「いきなりの宣伝ありがとうございます。ワタシから言いたいのはプーと大人になった僕脚本家の1人は米インディー映画界のひねくれ野郎アレックス・ロスペリーということです、彼のことはブログでも書いてるそうなので、読んでくださると筆者も嬉しいそうです」
「さて、ラストシーン」
「馬がヒヒーンってなってる時にENDマークつきますけど、そのストップモーションが微妙に長いのが良かったですね」
「愛嬌たっぷりの終わりでホッとしたな、確かに」
「劇中で馬ほとんど出てなかったですけどね」

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「さてこの“Revenge”だが、南アフリカ共和国映画という面で観るとどうだったろう?」
「何というか……へえ、南アフリカ共和国の映画なんだ?確かに言語は英語じゃない(ズールー語)けど、それ以外は主人公含め登場人物皆が黒人だし、吹き替えたらアメリカZ級映画と言われても信じるだろうな、という感じでしたね」
「確かにそうかもしれない。だが今作の製作背景は南アフリカ的としか言い様がないものだ。今作が作られた1980年代の南アフリカ共和国はどんな状況だったか、世界史の授業で習っただろうか?」
「あれですよね。アパルトヘイトで人種が隔離されていた時代ですよね。人種差別が公然のものだった時代」
「そうだな。そこで黒人は差別的待遇を強いられていた。触れる文化すらも制限されていた。だからこそ人々は文化を、娯楽を求めていたのだ。
 そんな中で現れた映画作家こそがTonie van der Merweだった。彼は元々建設会社の社長であり、サイドビジネスとして映画は儲かるのでは?と勝機を見出だし、映画製作を初めた訳だ」
「動機は金だったんですか。何かこの国を変える!とか差別に義憤を感じる!とかでなく」
Z級映画制作の理由などそんなものだ。Merwe自身、アパルトヘイトだとか腐敗した政治だとかには全く興味がなかった、というかそういう物を語ることもなかった故、アパルトヘイトを支持してるのか支持してないのかどうでもいいのか、本人以外に誰も知らなかったらしい。
 それでもそんな彼の監督デビュー作“Joe Bullet”南アフリカ映画初のオール黒人キャスト映画として歴史に残る作品となった。2回上映されただけで、公開禁止になってしまうのだが。それでも政府ロビー活動をして助成金を得ると、70〜80年代に1600もの黒人映画が作られることとなり、その内の400本をMerweは製作したのだ。監督として様々なジャンルのZ級映画を手掛ける一方で、更に制作者・撮影監督などなど様々な立場から仲間を手助け、その一貫で作られたのがこのCoenie Dippenaar監督による“Revenge”だったのである(ちなみに本作では撮影監督として参加している)
 これらの作品は南アフリカブラックスプロイテーションという趣のものだったが、MerweやDippenaar監督たちは白人だった。つまり黒人と白人が協力しあい、作品を完成させていった訳である。君はトレヴァー・ノアを知ってるかな?」
「ええ、もちろん。南アフリカ出身のコメディアンですよね」
「そう、そのトレヴァー・ノアだ。彼は白人の父と黒人の母の間に生まれたが、アパルトヘイト下の時代においては白人と黒人が結婚することは禁じられており犯罪だった。その中でノアは存在自体が罪であるかのような状態であったが(詳しくは“トレバーノア 生まれたことが犯罪!?”を読んでほしい)そんな時代において黒人と白人が共同して映画を製作するということは様々な意味で画期的なことだったのだ。
 しかし所詮は使い捨ての娯楽映画だった故に、アパルトヘイト撤廃された後の90年代初めには殆どの映画が歴史の中へと消え去ってしまった。再び脚光を浴びることとなったのは約20年の時が経ってからだ。ケープタウンの映画製作会社Gravel Road Entertainmentがこれらの映画を発掘、リストア作業を経て全世界へと発信したのだ。埋もれていた映画史の一端は再び人々の目に晒され、更にはこの遠き日本に住む我々もこれを知ることとなった。それと同時にMerwe監督は南アフリカの映画祭であるダーバン国際映画祭で功労賞を獲得することとなった。そんな歴史を背景とした、感動的な作品の1つがこの“Revenge”な訳である」
「どんな映画にもそれぞれの壮大な歴史があるんですね」
「そうだ、どんなZ級映画にもな。ということで今日はこれで終わりとしよう。いつまたこの特集をやるかは未定だが、期待していてもらっても構わないぞ!ということでサヨナラ、サヨナラ、サヨナラ……」

この記事を"済藤さんは素晴らしいぞ。初期投稿されたイタリア映画やZ級ムービーの話が本当におもしろい"と激励してくれたTwitterの(.・vW)(〃` н ´〃) @3olo9氏に捧げる


2015-07-04

性の解放とは何だったのか「ザ・ギャル狩り〜ターゲットは7月の女〜」

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「えー、前Z級映画を特集したのはいつだったろう……」
「何かスイスZ級映画を語ると言って、もう……2年ですか」
「ああ『ナチ女親衛隊 全裸大作戦』か、あれか、ああ、まあ……長かった……」
「長かったですね……」
「長かった、ああ、長かったが、しかし、Z級映画レビュー復活をここに宣言する! ということで前置きは全て抜きだ、早速行ってみよう! 復活第1回目で取り上げる映画はこれだ!」

「ザ・ギャル狩り〜ターゲットは7月の女〜」!!!!


D

あらすじ
潔癖症サイコ殺人鬼が、雑誌の袋とじカレンダーで裸体を晒す“淫らな”モデルたちをその手にかけていく。




「と、いうことでどうだったろう」
「これ1974年製作でしたっけ、だからこう、70年代ヒッピー文化が濃厚な、そんな俗悪映画という感じですか。何か、最初の話に出てきたヒッピー集団ってモロにマンソン・ファミリーだったじゃないですか、ああだからそんな時代の真っ只中に作られたZ級映画だったんだな、と。何か時期的に『インヒアレント・ヴァイス』とか、いやインヒアレントZ級じゃないですよ、ないんですけど、何か思い出しましたね」
「ああ、確かに。私は冒頭で『ロング・グッドバイ』を思い出した」
「へえ、それは何故でしょう」
「冒頭、殺人鬼が死骸を引きずりながら、海岸を彷徨うだろう。70年代、アメリカ、夜の海岸、そして死! それが記憶を繋げてくれたんだ……」
「要素挙げたらそれっぽいですが、どこも似てる所ありませんけどね。大体あのシーン、本当に殺人鬼が死体引っ張ってるだけで、OPでこれってこの先どうなるんだ、というかOPなげえ……としか思えませんでしたよ」
「それがZ級映画の醍醐味! それに私はあのシーンが大好きだ。死体を引っ張る男の姿、死体を引っ張る男の姿、死体を引っ張る男の姿、死体を引っ張る男の姿……あの荒涼感はなかなか出せない、というかこの監督は海岸を侘しく映し出すのがものすごく上手い、殺人鬼の心証風景とリンクした描き方がものすごく上手いんだ、私は冒頭で心を掴まれたよ」
「殺人鬼、クレメント・ダンでしたっけ。カレンダーで裸を披露するモデルたちに対して“君の淫らで汚らわしい肉体は男を惑わせるんだ……僕はそんな君を助けたい、助けたいんだ”」
「そう言ってモデルたちをカミソリで殺害」
「何と言うか、“夜に襲われるのは、男を挑発するような格好で歩いている女の方が悪い、自衛しろ、自衛を”とか何とか言う人いますけど、そういう悪意が受肉したかのようなキャラでしたね」
「見た目、どことなく『サン・ローラン』のギャスパー・ウリエルに似てなかったか?」
「はあ? どこが?」

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この画像は……あんまり似てない。


「で3月、5月、7月と奇数月のカレンダーに載ったモデルが……というか原題の“The Centerfold Girls”というのはそのモデルたちを表す言葉なんですね……あー、えーっと、そのモデルたちが殺される、それをオムニバス形式でテイストを変えながら、展開していくのは結構印象的でした。全部そんな面白くないですけど」
「どれが一番面白かったろうか?」
「はっ? 全部そんなに、って言った自分にそれ聞くんですか?…………、んまあ、強いて言うなら5月のジャッキーパートですかね。何か妙に人間関係がネチネチしている撮影クルーが孤島に赴いて、ネチネチなメロドラマを繰り広げながら、一人一人ブチ殺されていくっていうのは、まあホラーとかサスペンスで良く見るかもですが、結構、まあ」
「あのパート観た時、おいおいこの妙に人間関係がアレな感じは『愛欲の魔神島・謎の全裸美女惨死体』そっくりじゃあないか!と思ったよ、私は」
「……いや、そのタイトルに突っ込む気はないですが、こう、主人公のジャッキーが友人誤射って絶叫アンギャ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜からの頸動脈切断、そしてカットが変わって、別荘を映すカメラが右にゆっくりパンして、芝生の上に布をかけられた5つの死体が現れる、この一連のシークエンスは私もおおっ、とか思ったり」

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5月の部は、洋館舞台のスラッシャー映画。


「私は3月のリンダパートが好きだな。あのリンダと恋人を待ちぼうけする少女の会話シーンはお気に入りだ。“今何時ですか”“2時半ですけど………どうしたの?”“恋人が来ないんです、もう2時間くらい待ってて”“車が故障したのかも”etcetcetcetc……そんな会話をグダグダグダグダ続けるあの感じ! ランタイム水増し感が何て露骨なあの感じ! 素晴らしい! 素晴らしい!」
「何かその合間に、空き地で車同士がガコーンゴコーンとぶつかり合う謎のシーン挿入されるじゃないですか、あの、アレ……ジョン・マッケンジーの『長く熱い週末』のラスト辺り、スタジアムで車がぶつかり合う謎の競技あったじゃないですか、アレみたいなんですよ、アレ一体何なんですか?」
「分からん」
「はあ」
「分からん」
「…………」
「で、あの後少女がマンソン・ファミリーの一員であるのがハッキリして、ドンチャン騒ぎが始まる」
「殺人鬼どこ行ったんだよって感じでした」
「でな、主人公が逃走するだろう、あの時のな、何かな、あれだよ、その音楽が、こう……ギョワァ〜〜〜〜〜ンワウィィィィィンギュイ〜〜〜〜〜〜〜ンウォ〜〜〜〜〜〜〜ンワウォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ンって脱力感満載なのが良い、『陰獣の森の』の、あのお吸い物に入ってるおふ的シンセサイザー音楽も良かったが、この緊張感もクソもないファンク音楽! これを演奏しているのはwheezesというバンドらしいが、詳細は全く分からず! そういう所もまたZ級映画らしい!」

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スチールでは窓にドレッシングかかったくらいにしか見えないが、実際の映像観るとかなりCOOLな出来。

「で、7月パートですが」
「ここは映画のテーマを絡めながら語っていこう、この『ザ・ギャル狩り』は70年代ヒッピー文化を背景に作られたというのはさっき言ってくれた通りだが、この映画を観て思うのは……性の解放とは一体何だったのかということだ。まず、スッチーのヴェラが……」
キャビン・アテンダント
「……スッチーのヴェラがあるパーティに参加するが、まあそこはジャグジーで男女が普通にセックスしているようなパーティで、こういうのが性の解放、男性も女性も気軽にセックスしまくろう楽しもう、カレンダーに裸写真を載せよう! エロを解放しよう!とそういう」
「で、こういうことのバックラッシュ、って言うんですか、逆張りとして潔癖症サイコな殺人鬼が現れて“いやらしい女たちを救うんだ!”とか言って殺しまくる」
「女性が抑圧から解放されるという状況が生まれると、それに連動して男性側から暴力的な反発が生じるのは悲しいことだが、往々にしてあり得る」
「ああ、ドゥニ・ヴィルヌーヴが“Polytechnique”で描いたモントリオール理工科大学虐殺事件とかは、女性が大学に行く必要はない!女性に教育は必要ない! と銃を持った男が女子大学生14人を殺害、とそういう風に」

「そう。しかしここで言いたいのは、教育は抑圧からの解放に繋がると断言できるが、そもそも性の解放とはイコール女性の抑圧からの解放となり得たのか? ということだ。ヴェラは殺人鬼から逃げるため車を走らせるが、敢えなく故障し、2人の水兵に助けられる。しかしヴェラは飲み物に薬を仕込まれ彼らにレイプされてしまう、まるで俺たちについてきたお前が悪いとでもいう風にだ。ここで考えたいのはつまり、性の解放というのは、自身の性欲を好きなだけ発散したい男性社会が、ヒッピー文化に乗じて仕立てあげた虚構なのではないかということだ」

「ああ……何だか日本でもそういうのありましたよね。こう、学生運動の最中、ほぼ『ザ・ギャル狩り』の時代と被りますよね、その頃、男が性の解放が最先端トレンドだとか女を言いくるめて、セックスを謳歌しといて、裏では○○スケだとか、つまり○○のオンナって感じで性処理機、モノ扱いしてたってそういう」

「この『ザ・ギャル狩り』はだ、そういう性の解放という建前の裏側で男性社会に知らず知らず搾取され、そして時には命すら奪われる女性たちの姿を描き、時代の暗部を切り取った作品とも言える。つまりはグロリア・グイダとリリ・カラーチがダブル主演した『大人になる前に…』やダイアン・キートン主演の『ミスター・グッドバーを探して』と通ずるテーマを持っているとも言える。しかし、そういうテーマをエクスプロイテーション映画の方法論で描いてしまい、女性搾取を描く映画自体が女性の裸をバンバン出して女性を搾取している映画になってしまってた、それが『ザ・ギャル狩り』がZ級映画になってしまっている由縁の1つでもある」

「じゃあ駄目じゃないですか……」

「正直、Z級映画はPCという概念と対極の存在であるからして、そこは仕様がない。だが現在のPC的観点を持ちながら、当時のZ級映画を観ていく、それには意味があると私は思う。でだ、このラスト、ヴェラはその手で殺人鬼を殺す。性の解放という虚構が生んだ怪物、今まで殺されていった女性たちの代わりに、彼女がその息の根を止める。しかし全てが終わった後、ヴェラは呆然として泣き叫ぶ。今のは男性社会の尻拭いを押し付けられたに他ならない、そうして何か変わったか、何も変わっていない、彼を殺してもこの社会は何も変わっていないし、変わることなでと分かってしまったからだ。そんな彼女を取り残し、カメラは後ろへと引いていき、クレジットが流れ、物語は幕を閉じる……」



「ということで、『ザ・ギャル狩り』いかがだったろうか。次回に何を取り上げるかは全く未定、いつやるかも全くの未定だ。だが多分すぐ私たちは帰ってくるだろう、Z級映画にかけて誓って帰ってくる! それではサヨナラ、サヨナラ、サヨナラ……」


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1950〜60年代に活躍したセクシー&アメリカン・タフガイなアルド・レイも出演。この後「殺戮伝説・少女蘇生」というド級Z級映画に出演。

 

2013-04-12

愛されるよりも、愛死体「ビヨンド・ザ・ダークネス/嗜肉の愛」

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「君から始まる!山手線ゲーム!イェーイ!お題は映画に出てきた性的倒錯!パンパン!」

「えっ、えっ!?えっーと、アレ、『血を吸うカメラ』での主人公の窃視愛好パンパン!」

「『ジョルジョ・バタイユ ママン』での、イザベル・ユペールとルイ・ガレルの近親相姦パンパン!」

「えーっと、『羊たちの沈黙』のレクター博士のカニヴァリズム、パンパン!」

「『ブラッド・ピーセス/悪魔のチェーンソー』殺人鬼のアクロトモフィリア(訳:肢体欠損愛好)パンパン!」

「『ソドムの市』のスカトロジー……パンパン!」

「『邪淫の館・獣人』での獣ペニスにパイズリしたりする一連の獣姦行為、パンパン!」

「『セクレタリー』のマギー・ギレンホールのマゾヒズム、パンパン!」

「『The Witch who came From the sea』の主人公のステノラグニア(筋肉愛好)パンパン!」

「え〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っと………ああ!『キスト』のネクロフィリア!」

「それだよ、それ!!!」

「えっ………えっ?」

「今回取り上げる映画は、死体性愛がテーマのイタリア映画という訳なんだな」

「まーた教授、迂遠なことしやがりましたね……」

「パクリ、要素詰め込み過ぎ、そして最後のファクター、それがエログロである。
 リカルド・フレーダ、マリオ・バーヴァと連綿と継承されてきた、ホラーの耽美的グロティシズムを根本から覆し、いわゆるモンド映画や食人映画などの即物的にして壮絶なグロテスク描写をホラーに移植したことで、それ以後の即物的グロテスク潮流を決定づけたイタリアンホラーの分水嶺、それこそが――

『ビヨンド・ザ・ダークネス/嗜肉の愛』だ!

「最後のファクター、ということは今回でイタリアZ級映画界は終りという……?」

「そうだ、であるからして珠玉のZ級映画を取り上げてみた所存だ。
 さあ早速見てみよう。Z級映画のZは、俗悪のZだ!」

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(90 Minutes Later……)

「どうだ「オェェェエッェェエエェッェェッェエxッェ……………」

「良い反応だな!」

「俗悪!俗悪!俗悪!俗悪!品性下劣も甚だしい、倫理観の欠片も見られない、余りにも、余りにも悍ましい変態共の慰み物!ゲロ以下の匂いがプンプンする……」

「それはもう惜しみなき賛辞をどうもありがとう。草葉の陰よりジョー・ダマト監督も喜んでいるだろう」

「ジョー・ダマト………ジョー・ダマトって前にも出てきた、えっと……胎児踊り喰いの『猟奇!喰人鬼の島』とかあと………黒いエマニエルでしたっけ……そのシリーズの『猟奇変態地獄』の監督でしたよね……?」

「全く以てその通り!並み居るイタリアZ級映画監督の中でも、エクストリームなエログロを以て異彩を放つ彼の監督初期作がこの『ビヨンド・ザ・ダークネス』という訳だな。さてあらすじを見て行こう。

死んだ両親の遺産で裕福に暮らす青年フランチェスコ(英語版ではフランク)は、剥製作りが趣味であった。彼には若く美しい恋人のアンナがいたが、家政婦のアイリスはフランチェスコを独占するために、黒魔術でアンナを病死させる。これをきっかけに、フランチェスコは狂気へとのめり込む。彼はアンナの死体を盗み出し、血液と内臓を抜き取って防腐処置を施し自宅に保管する。さらに、衝動的に若い女性達を残忍なやり方で殺害する。その傍らで、アイリスは彼女達の死体を平然と処理していく。今やアイリスに依存しきったフランチェスコは、彼女の求婚に応じてしまう。そんなある日、アンナそっくりの女性が二人を訪ねて来る。それは、アンナの双子姉妹のエレナであった。彼女の出現は、フランチェスコとアイリスの関係を血にまみれた破局へと導く。
 http://www.geocities.jp/horroritaliano/V23.htm より引用


「何と言っても白眉なのは死体描写の精巧さだろう。
 フランチェスコの妻アンナ役シンツィア・モンレールの美しき白皙への偏執的フェティシズムも然ることながら、死体であろうと彼女を愛し続けるために施す、処理の悍ましさ!」

「腹部掻っ捌いて、内臓取るのはまだよくて……いや良くないですけど……それから鼻に管通して、桃色の何とも言えない体液を抽出するトコが妙にリアルで、何かオボロロロロロロロロロロ………」

「あそこには、細部を疎かにせぬ俗悪への真摯さ、リアル嗜好が顕されている。それでありながら主人公フランチェスコの死体性愛のマジっぷりや、更に内臓掻っ捌いてる途中に心臓取り出してムシャコラする人肉嗜好の存在も示唆される、変態的名シーンだ!」

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内臓ペロロ〜〜〜〜〜〜〜ン

「思い出すだけで、吐き気が無限に湧いてくる……
 にしてもあの主人公の造形、多分『サイコ』に影響受けてますよね。剥製づくりを趣味としていたり、死体性愛なんかも……というか遡ってエド・ゲイン彼自身に当たっちゃうのでしょうか?」

「ふむ、これには原案がある。ジャコモ・グエッリーニ『猟奇連続殺人』というのがそうなのだが、このサイトに寄れば『猟奇〜』はサイコに強い影響を受けて作られ、それにのっとって映画が作られた故に『サイコ』の影響を感じるのは当然だろうな。それに、まあ、この作品もイタリアZ級映画の例に漏れず……」

「色々パクっていると……!」

「まあ、オマージュだ、オマージュと言おう!
 まず死体性愛というのが、1970年『愛欲のえじき』という作品でセンセーショナルに取り上げられた。意外と新鮮なネタ――死体に新鮮と言うのもアレだが――ではなかったりする。そして特に死体処理なんかは、先人のアイディアに依る所がある。焼却炉で死体を処理するのは『クレイジーキラー/悪魔の焼却炉』なんかが元ネタだろう」

「悪魔の焼却炉って(笑)」

「言っておくがマリオ・バーヴァ渾身の名作だからな!」

「あ、そういえば、1人目の死体を処理する下り。
 アレってロミー・シュナイダーの『地獄の貴婦人』ですよね。
 硫酸風呂で死体を溶かして、その肉汁を処理してから頗る汚くカレー貪るシーン!『地獄〜』でじゃナポリタンズルズル啜りまくりでしたけど、『ビヨンド〜』はカレーをグヂュグヂャムッチャムチャ!あそこの気持ち悪さと言ったら、何とも……
 というか、というかですよ、主人公も勿論のこと変態でしたけれど、あのカレークッチャクッチャ食ってた中年の女中さん、あの人が一番変態じゃあなかったですか……?」

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女中さん、ただいま渾身の手コキ中

「『サイコ』にも『愛欲のえじき』にも『地獄の貴婦人』にもない、この『ビヨンド・ザ・ダークネス』唯一無二の魅力は、彼女の存在であると言っても過言じゃあない。フランチェスコへと異常なる絶愛を捧げ、彼の殺人の後処理も無表情でこなすあの恐ろしさ!」

「行き過ぎた歪な愛でしたね。別にそういうことはないのに、近親相姦的な背徳がピリピリしていました、赤ちゃんみたいに乳首を含ませたり、殺人を犯した後の主人公のペニスを愛撫していたり……」

「そして死体処理場面!おっぱいがそれはもうプルンプルンプルンプルンしている全裸死体を、包丁でドーーーン!包丁でドーーーーーン!!時々飛び散った血しぶきが顔にかかっても、そのまま包丁でドーーーーーン!!!包丁でドーーーーーーーン!!!!それを全て無表情でこなすからして堪らない」

「全て愛の成せる技なのですかね……
 まあそりゃあそんなにも壮絶な愛が崩れ去るとき、観るも醜悪な終局が訪れますよねっていう。
 と言ったって、いきなり妻に超似てる妹担ぎ出してくるっていう展開はちょっと……」

「その行き当たりばったりが良いんじゃあないか!それが無かったら稀代のラストシーンは生まれ得なかった!ブライアン・デ・パルマ師の『キャリー』をも超えた驚愕のラスト!」

「うわわわっってめっちゃ驚いてから、その全力のこけおどしっぷりに爆笑するラストなんて、私は初めて見ましたよ……」

Buio Omega

Buio Omega



「さてここで、少しジョー・ダマト監督について『ビヨンド・ザ・ダークネス』の製作背景も交えながら簡単に見て行こう」
 ジョー・ダマトはまず撮影担当として、映画界でのキャリアをスタートさせた。その撮影手腕は、特にジャーロなどのサスペンスやホラー作品で発揮されたんだ。例えば移植ジャーロ『ソランジェ/残酷なメルヘン』そして『レディ・イボリタの恋人 夢魔』など、この時は本名のアリステッド・マサセッジ名義でその名を轟かせた」

「へえ……そういえば私調べたのですけれど、時折名の上がるマリオ・バーヴァ監督も、元は撮影技師として映画界でのキャリアを歩み始めたのですよね」

「そうだな、そのキャリア形成を以てマリオ・バーヴァが確立させた『残酷さやグロテスクを直接打ち出さず技術で彩り仄めかす』撮影美学を踏襲した多くのフォロワーの中の一人が、ジョー・ダマトだった」

「えっ、でもそんな美学『ビヨンド〜』からは全く感じない所か、過激なグロテスクや品性下劣なエロティシズムが匂い立つ絵作りでしたよね?一体どうゆう心境の変化が?」

「そこは難しい所だ。私はダマト自身の心境が変化した云々ではなく、この70年代後半、観客たちが過剰なエログロを求めていたからだと考えている。
 ダマトが監督業を始めたのは、1972年『Sollazzevoli storie di mogli gaudenti e mariti penitenti - Decameron nº 69』というコメディ作品だった。そこから職人監督としての才能を開花――そしてZ級映画に直接繋がる“商才”も開花させたのだが――させて、とにかく映画を製作しまくり、その過渡において1977年爆誕させたのが、この『ビヨンド・ザ・ダークネス』という訳だ。
 この前年に件のエマニュエル食人映画『猟奇変態地獄』を作った余勢を駆ってグロテスクホラーの製作だったのかもしれない。しかしアプローチ方法は全く異なる。『猟奇〜』が蛮族の食人族というヤコペッティのモンド映画に端を発する見世物映画風だったのに対し、『ビヨンド〜』はリカルド・フレーダやマリオ・バーヴァ、直近ではアントニオ・マルゲリティの『幽霊屋敷の蛇淫』など格調高い洋館ホラーの体裁を取っていたと違いは歴然だ。
 そして『ビヨンド〜』はイタリア北部の町ブレッサノネで撮影されたというのも注目すべきだろう。オーストリア国境に近い町で、イタリア国内でもドイツ語が用いられる場所だった。そんな文化の混成が『ビヨンド〜』に異様なる趣を付加させたと言っても過言ではないだろう。
 さてこれを製作した後、彼は『ゾンビ'99』『猟奇!喰人鬼の島』『Absurd』と製作映画は俗悪化の一途を辿る。これが悪かったと言えば、むしろ自身の製作会社『Filmimage』を設立するほどにダマトはイケイケな絶頂期にあった!
 そして監督の傍らで思製作もコンスタントにこなし、これはZ級映画ではないのだが、イタリアンホラーを語るに欠かし得ぬ傑作を製作したんだ。このことだけでも、ジョー・ダマトという映画人は偉大であったと言わざるを得ない程の名作、それがミケーレ・ソアヴィ『アクエリアス』だ!

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何も云わずにホラーマニアックスから発売されたDVDを見て欲しい。ミケーレ・ソアヴィこそ、イタリアンホラー映画界の最期の希望であったのだから……今となっては遠い昔の話だが……
 と、話は逸れたが、ダマトは『アクエリアス』の成功後に、ジャーロ経験者であるウンベルト・レンツィを招聘して、『ゴーストハウス』や『殺しのヒッチャー/震える白い肌』を製作、まーこれは正直Z級とも言い難い中途半端さであんまりだ。そこからダマト自身のキャリアも下降傾向となり、晩年はポルノ映画で糊口をしのぎ、1999年1月24日、心臓発作で永眠、享年62歳だった………彼の死を以て、私はイタリア娯楽映画界は終わったと思っている…………これは懐古主義者の戯言かもしれないが、少なくと私はそう思っている……」


「この3回において、金の亡者オヴィディオ・G・アソニティス、Z級映画の匠アントニオ・マルゲリティ、そしてエログロの伝道師ジョー・ダマトと選抜して3人のイタリアZ級映画人を紹介してきた。誰も彼も珠玉のZ級映画を作っている故に、彼らの作品をこれから是非ともチェックして行って欲しい。
 勿論彼らの他にもウンベルト・レンツィ、ルッジェロ・デオダート、クラウディオ・フラガッソ、ヴィンセント・ドーン、マリオ・ランディなど錚々たるZ級なる面々がいるのだが、今回はここまでとしよう。
 さて次は、イタリアの隣国であるスイスZ級映画界について見て行こうじゃあないか!!!」

スイス……普通の映画さえ思いつかないんですけど……オスカー受賞した「ジャーニー・オブ・ホープ」のザヴィアー・コラーとか、あと「マルタのやさしい刺繍」くらいしか思いつきません……」

「日本では馴染みのないスイス映画界には、オヴィディオ・G・アソニティスに負けず劣らぬ金を稼ぎ、欧州全体にエロティカル・レボリューションを巻き起こした男がいるのだよ!
 その男こそ――それは今度のお楽しみとしておこう!
 それではArrivederci, Arrivederci, Arrivederci!」

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こういう映画作らせたら、右に出る者がいないスイスのエロ事師がいた……!




 

2013-04-09

20代、シネフィル形成過渡期、フラットな視点を得るために味わうZ級映画100選その2

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51「ブラッド・ピーセス/悪魔のチェーンソー(1983)」監督フアン・ピケール・シモン
 究極の俗悪スラッシャーはスペイン産。殺り方が余りにも豪快で、ただそこには笑いしかない。
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52「サマーキャンプ・インフェルノ(1983)」監督ロバート・ヒルツィック
 ラスト10秒のためだけに90分が存在する、倒錯したラスト一発芸スラッシャー。
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53「溶解人間(1977)」監督ウィリアム・サックス
 デブの看護婦が全速力で駆け抜ける姿を、スローモーションで描きだす、あの一瞬の芸術。
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54「吸盤男オクトマン(1971)」監督ハリー・エセックス
 リック・ベイカーという未来の才人としての片鱗は、ここにはない。

吸盤男オクトマン [DVD]

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55「怒霊界エニグマ(1987)」監督ルチオ・フルチ
 カタツムリってのはな、怖いんだ。

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56「サンゲリア2(1988)」監督ルチオ・フルチ
 ブルーノ・マッティ!ブルーノ・マッティ!!ブルーノ・マッティ!!!ブルーノ・マッティ!!!!

サンゲリア2 デジタル・リマスター版 [DVD]

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57「未来帝国ローマ(1984)」監督ルチオ・フルチ
 「ブレードランナー」+「華麗なる殺人」+「デスレース2000年」というパクリのストイックさ。
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58「トロル2(1990)」監督クラウディオ・フラガッソ
 余りにもつまらな過ぎた結果生まれた熱狂的ファンが群を成し集会を行う、正にカルト映画。
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59「ネクロマンティック(1987)」監督ユルグ・ブットゲライト
 オナニーの最終形態、切腹オナニーが見られるのはこのドイツ映画だけ!

ネクロマンティック1 完全版 [DVD]

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60「新ゾンビ(1997)」監督オラフ・イッテンバッハ
 さすがにジーザス・クライストを手りゅう弾で爆破するのはヤバい
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61「ドイツ・チェーンソー大量虐殺(1990)」監督クリストフ・シュリンゲンズィーフ
 ベルリンの壁崩壊後のドイツ映画界は凄まじいことになっていたことが、70分で分かります。

62「悪魔のえじき〜ブルータル・デビル・プロジェクト〜」監督アンドレアス・シュナース
 ここまで勢いだけで作られた映画みたことない。

59,60,61,62のブットゲライト、イッテンバッハ、シュリンゲンズィーフ、シュナースの4人を総称して『ドイツ鬼畜映画監督四天王』と言います。ファスビンダーの死によりニュー・ジャーマン・シネマの終焉〜トム・ティクヴァ、クリスティアン・ペッツォルト、ファティ・アキンらベルリン派の台頭というその間で、ドイツ鬼畜映画監督四天王は頽廃と糜爛の限りを尽くしていました。

63「ニンジャリアン(1979)」監督グレイドン・クラーク
 バルタン星人ではない方の宇宙忍者が、人間狩りに来たる。実は「プレデター」の元ネタ

64「死霊のかぼちゃ/13回目のハロウィン(1981)」監督グレイドン・クラーク
 実は「最恐絶叫計画」の元ネタ、というのはウソ。

65「ファントム・エンパイア(1987)」監督フレッド・オーレン・レイ
 何でもブチ込めばいいってもんじゃねぇ。

66「核変異体クリーボゾイド(1987)」監督デヴィッド・デコトー
 もうこうゆう映画に、一言付けるの辛くなってきた。これはホント微妙。赤ちゃんだけだよ、良いの

67「キルボット」監督ジム・ウィノースキー
 辛い、もう辛い、つらい……

65,66,67のオーレン、デコトー、ウィノースキーは、ロジャー・コーマンの要請に従って可及的速やかに、考えうる限りで赦される最低限度の作品を低予算で作りまくる、ということから「コーマンの三賢人」の名を冠しているよ。時々そこに同じようなクオリティの作品を量産するグレイドン・クラークも含めて「アメリカZ級映画四天王」とも呼びます。見るの辛い。

68「ドラゴンVS7人の吸血鬼(1974)」監督ロイ・ワード・ベイカー
 末期状態のハマーがトチ狂った末に生み出したドラキュラ9部作の最終作。立つ鳥後を濁しまくり。

69「グラマーエンジェル危機一髪(1986)」監督アンディ・シダリス
 閉塞した現代日本に必要なのは、グラマーエンジェルしかいない!!!ダッチワイフをバズーカで爆破!

70「パット・モリタVSプレイメイツ(1990)」監督アンディ・シダリス
 あのパット・モリタですよ、あのパット・モリタがプレイメイツと戦う!夢の対戦がついに実現!

71「グラマラスキラーズ/グラマー美女軍団3(1992)」監督アンディ・シダリス
 執拗にブロンド巨乳&小麦のマッスルボディにこだわるのが、シダリスの作家性です。

アンディ・シダリス、売れる映画5つの誓い

1. 大柄で巨乳の金髪ギャルを出すべし。
2. 大柄でバズーカを持ったボディビルダーを出すべし。
3. ヘリコプターを爆破せよ。
4. ジープも爆発させよ。
5. ハワイかラスベガスでロケをせよ。



72「彼女がトカゲに喰われたら(1986)」監督シリオ・H・サンチャゴ
 こんな邦題見て、どういう顔すれば良いのか分からないよ

73「半獣要塞ドクターゴードン(1972)」監督エディ・ロメロ
 フィリピンの国民的映画監督は、片手間にこんな映画作るんですよ。パム・グリアが出てる以外何を見れば良いの?

74「地獄墓地・死霊のうめき(1970)」監督ピエール・シュヴァリエ
 死霊っていうか透明人間、透明人間っていうか透明ゴリラが粉かけられる。

75「江戸川乱歩全集・恐怖奇形人間(1969)」監督 石井輝男
 おかーーーーーーーーーーーーーーーさーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん!!!

76「ピノキオ√964(1991)」監督 福居シュウジン
 こういう映画作って尊ばれる風潮、Z級映画好きにはとってもありがたい。

77「鬼畜大宴会(1997)」監督 熊切和嘉
 日本刀で血肉を斬ったり、チンコをショットガンで爆砕したり、内ゲバって怖いですね。

78「デビルマン(2004)」監督 那須博之
 wikipediaの「List of films considered the worst」に日本映画で唯一掲載されている、我が国の誇りです。

79「残酷女刑務所(1971)」監督ジャック・ヒル
 一大Z級潮流を形作ることとなった元祖女囚映画。あんまりエロかったか覚えてない。

80「コフィン・ジョーの人間終わってるぜ!!!」監督コフィン・ジョー
 凄い、凄い変なんだ。

81「Begotten(1990)」監督E・エリアス・マーヒッジ
 私は意地でも、この映画をZ級映画だと主張し続ける所存でございます。

82「ヴェガス・イン・スペース(1991)」監督フィリップ・F・フォード
 地面に流れてる薄い虹色の油を90分啜り続けるような、そんな感じ

83「エクスタミネーターズ(1980)」監督ジェームズ・グリッケンハウス
 N.Y.鬼畜派のドン、グリッケンハウスが『狼よさらば』をパクる。ロバート・ギンティCV江本孟紀

84「マニアック(1980)」監督ウィリアム・ラスティ
 全身脂ぎった衝撃のジョー・スピネルが、美女の頭皮をケア!

85「アンビュランス(1990)」監督ラリー・コーエン
 安部公房の「密会」が原作のサスペンス。嘘です。救急隊員が全員キチガイ。

86「フランケンフッカー(1990)」監督フランク・ヘネンロッター
 だってクスリ吸ったら、娼婦が全員大爆発するんだぜ。すげぇやヘネンロッター。

87「Criminally Insane(1975)」監督ニック・ミラード
 精神病院帰りのデブが、食事を邪魔する奴らを皆殺しにするホラー。予告の時点でもう気持ち悪い。

88「スペース・ミューティニー(1988)」監督デヴィッド・ウィンタース
 「プラン9・フロム・アウター・スペース」の正統後継者。見ればわかる。

89「新マニアック(1984)」監督デヴィッド・ウィンタース
 イギリスではノーマン・J・ウォーレンとZ級映画覇者の座を争ってる監督のホラー作。カンヌに殴り込み

90「インチョン!(1981)」監督テレンス・ヤン
 統一教会製作総指揮、宗教が関わる大作ってホントロクなことにならない。

91「バトルフィールド・アース(2000)」監督ロジャー・クリスチャン
 これはサイエントロジー製作総指揮。ジョン・トラボルタ、正に恥さらし。

92「アランスミシーフィルム(1996)」監督アラン・スミシー
 ノーコメント……これはホントにノーコメント……

93「ショーガール(1996)」監督ポール・バーホーヴェン
 Z級映画?ラジー賞受賞?褒め言葉だよ!!!

94「アーロン・イン・ザ・ダーク(2004)」監督ウーヴェ・ボル
 原作ゲームの破壊者ウーヴェ・ボルでも一番酷いのがコレ。クリスチャン・スレイター………

95「宇宙大戦争!サンタVS火星人(1964)」監督ニコラス・ウェブスター
 火星人にサンタさんが拉致られて、地球の子どもたちが泣いちゃうの。

96「残虐!狂宴の館(1980)」監督ポール・ナッシー
 ポール・ナッシー×モロボシダン。一体どういうことなんだよ。

97「悪霊少女/ドーン・オブ・ザ・デッド・チャイルド(1980)」監督ロバート・ヴォスカニアン
 この気持ち悪さと意味不明さはそんじょそこらのクリエイターでは出せない。なんでゾンビが出てくるんだ。

98「SUSHI GIRL(2011)」監督カーン・サクストン
 これを作ってくれた人たちよ……『ありがとう』……ただそれだけしか言えない、本当に『ありがとう』……

99「The Lost Skeleton of Cadavra(2001)」監督ラリー・ブレイマイア
 きっとこの映画が、全てのZ級映画のかえる場所。

100「           」監督
 ここには皆さんの思い思いのZ級映画を入れましょう。そしてこのリストは完成します。

 皆さんの良きZ級映画への船出を願って!

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2013-04-07

20代、シネフィル形成過渡期、フラットな視点を得るために味わうZ級映画100選その1

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別に見なくてもいいけれど、見ると心が広くなる映画たち


 ポール・ナッチーとかハワード・ヴェルモンとかジェス・フランコとかジャン・ローランとかオヴィディオ・G・アソニティスとかエルウィン・ディートリッヒとか、シネフィルになる過渡期の大学生あたりに見ると「こんな映画あっていいんだ!!!」って思えると思うので見た方が良いと思う、って呟いたのがそもそもの発端でした。

 私はヴィスコンティも好きだけどジョー・ダマトも好きだし、デプレシャンも好きだけどザヴィエ・ジャンも好きだし、ファスビンダーも好きだけどイッテンバッハも好きだし、鈴木清順の監督作も好きだけど大蔵貢の製作映画も好きだし、どちらかだけを選んでどちらかを切り捨てるなんて出来ないって訳ですよ。

 そこでZ級映画を色々な方に知ってもらう為に、ブログで取り上げているのだけれども。興味が湧いてもZ級映画何を見れば良いのか分からない、そういう方がおられるかもしれません。ということで、取り敢えず独断と偏見と悪意でZ級映画100選を選んでみました。玄人の方には何でこれ入ってないの!!!?とか、ジェス・フランコ2つしか無いのに、何でジョー・ダマトが三つもあるんだよ!!!と仰る方もいるかもしれませんが、そこん所はマジでスミマセンと先に謝っておきます。アメリカイタリアに自選が偏ってるのもご愛嬌ということで。それでは→



1「プラン9・フロム・アウタースペース(1959)」監督エド・ウッド
 Z級映画の大いなる母。灰皿が空を飛び、整体師が吸血鬼を演じるので友達と一緒に見よう。

プラン9・フロム・アウター・スペース 新訳版 [DVD]

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2「死霊の盆踊り(1965)」監督A・C・スティーブンス
 死霊という名の半裸美女がただ踊り狂う。これを見て君もLet's 解脱。

死霊の盆踊り デラックス版 [DVD]

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3「インクレディブリー・ストレンジ・クリーチャーズ(1964)」監督レイ・デニス・ステックラー
 プラン9が母ならば、これはZ級映画の偉大なる父。分裂症患者の頭の中を映画化したともっぱらの話題。
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4「ガストリー・ワンズ(1962)」監督・脚本・撮影・編集・衣装・録音アンディ・ミリガン
 N.Y.の奇人アンディ・ミリガンの代表作。歪みに歪んだゴシック・ホラーな趣。



5「血の祝祭日(1963)」監督H・G・ルイス
 この作品が作られなければ、スプラッター映画は存在しなかったかもしれない。

血の祝祭日 [DVD]

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6「血の魔術師(1970)」監督H・G・ルイス
 Z級映画界の「去年マリエンバードで」虚構と現実の狭間を生きるオッサンが凄い。

血の魔術師 [DVD]

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7「ゴア・ゴア・ガールズ(1971)」監督H・G・ルイス
 この映画について、私は語る言葉を持たない。



8「悪魔のセックス・ブッチャー(1973)」監督ウィリアム・ガードラー
 パクリの練度においては右に出る者がいない巨匠の第2作目。要するに『サイコ



9「マニトウ(1978)」監督ウィリアム・ガードラー
 パクリも突き詰めればオリジナリティになるのだと、貴方は教えてくれました。
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10「魔の巣(1966)」監督ハロルド・P・ウォーレン
 これが日本でDVD化されたことは、頽廃極まりし現代日本が成し遂げた一つの奇跡。

魔の巣 Manos [DVD]

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11「フライパン殺人(1982)」監督ポール・バーテル
 アメリカン食人コメディの金閣。クライテリオンもお墨付きのZ級映画。



12「ホラー喰っちまったダ!(1979)」監督ウェイン・バーウィック
 アメリカン食人コメディの銀閣。人肉はレンジでチンすると美味しくなるんですって、奥さん。
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13「クリーピング・テラー(1964)」監督ヴィック・サヴェージ
 絨毯だかボロい布団だか、そんな宇宙怪獣の恐怖を描いたSF映画。



14「宇宙からの暗殺者(1954)」監督W・リー・ワイルダー
 ビリー・ワイルダーの兄貴の作品は、ある意味で才気煥発。暗殺者の目が……

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15「ロボットモンスター(1953)」監督フィル・タッカー
 カーズやシンディローパーも認めたZ級映画。潜水服はゴリラの夢を見る。

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16「ミミズバーガー(1975)」監督テッド・V・マイクルズ
 皆でミミズを食べれば、美味しいかもしれない。



17「人間ミンチ(1972)」監督テッド・V・マイクルズ
 人肉に味を占めたネコネコ大パニックがずっと続けば良かったんだ……



18「金星怪人ゾンターの襲撃(1966)」監督ラリー・ブキャナン
 「アメリカン・ビューティー」のスーパーの袋みたいな宇宙人のせいで、人類が危ない。

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19「呪いの沼(1966)」監督ラリー・ブキャナン
 だって沼だぜ、沼。冗談きついよ。
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20「赤い斧(1974)」監督フレデリック・フレーデル
 分裂症的な物語展開におしっこちびっちゃいそうになったよ。

ヴァージン・スローター [DVD]

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21「変態殺人鬼!!鉄ノ爪野郎(1973)」監督マーク・B・レイ
 前半はヘチョすぎる殺人行脚、後半からのネーチャン拉致って共同生活の下りから、ホント気持ち悪くなる。

変態殺人犯!!鉄ノ爪野郎 [DVD]

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22「ラストハウス・オン・デッドエンド・ストリート(1977)」監督ロジャー・ワトキンス
 何もない。ただの虚無。

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23「血に飢えた少女(1980)」監督ロジャー・ワトキンス
 精神病院から帰ってきた女性が、白塗り少女メイクで叔父さん叔母さんを殺すっていう。なんだよコレ。
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24「悪魔の人間釣り(1986)」監督ジェームズ・マロン
 正に邦題読んで字の如し。でっかい釣り針で人間を釣りまくるトロマ作品。

25「シー・キルド・イン・エクスタシー(1970)」監督ジェス・フランコ
 先日急逝したユーロ・トラッシュの帝王ジェス・フランコ作品。200何本あるけれども、
 代表作といったらコレかな、と。主人公のカワイコちゃんに嬲られる為だけに、監督自身ラスボスを熱演。

シー・キルド・イン・エクスタシー [DVD]

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26「ゾンビの秘宝(1982)」監督ジェス・フランコ
 ダルさの究極進化形態。

27「俺だって侵略者だぜ!!(1985)」監督ドン・ドーラー
 ボルチモアの怪人ドン・ドーラーが作り上げた凄まじいSF映画。ホワイトトラッシュは侵略者より怖い。



28「The Long Island Cannibal Massacre」監督ネイサン・シフ
 別名味噌ゾンビがワーワー言ってる、最底辺のインディーズ映画。ネイサン・シフの名前だけでも憶えてね。

Nathan Schiff

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29「Ogroff」監督M・G・モート
 音響だけが異様に凄い、殺人鬼映画……と思っていたら、あれよあれよとねじ曲がっていく……
 以上27,28,29、インディーズ映画の製作者が見ると、元気をもらえると思います。
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30「魔 デビルズ・オーメン(1983)」監督クイ・チーホン
 とにかく汚いんだな、これが。仏教を背景にしてるから猶更タチが悪い。

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31「夜霧の第二国道」監督舛田利雄
 宝 石 店 勤 務 の 保 険 調 査 員 フ ラ ン ク 永 山 ! ! ! !

32「デアボリカ」監督オヴィディオ・G・アソニティ
 おそらく世界で一番金を稼ぎ出したZ級映画はこの作品。要するに汚い「エクソシスト」

デアボリカ [DVD]

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33「テンタクルズ」監督オヴィディオ・G・アソニティ
 サメ、ピラニアときたら次はタコしかないっしょ。

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34「人喰族(1984)」監督ウンベルト・レンツィ
 乳首がすごいことになる。

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35「ナイトメア・シティ(1980)」監督ウンベルト・レンツィ
 ゾンビが背広着て、マシンガンを撃ちまくる。最強のゾンビは彼らだと思う。

ナイトメア・シティ デジタル・リマスター版 [DVD]

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36「真夜中の狂気」監督ルッジェロ・デオダート
 一人の狂人のせいでパーリーナイトが大惨事。見ると気分が滅入ります。

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37「食人族」監督ルッジェロ・デオダート
 モキュメンタリー映画全盛のこの時に、振り返られるべき傑作モキュメンタリー映画。 

食人族 [DVD]

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38「猟奇変態地獄(1977)」監督ジョー・ダマト
 黒いエマニュエルのラウラ・ジェムサー主演で食人族んトコ行きます。この監督ホント節操なくパクるの。

39「ビヨンド・ザ・ダークネス/嗜肉の愛(1978)」監督ジョー・ダマト
 可愛さ余って、妻の死体を剥製化。ラストは「キャリー」をも凌駕する衝撃。

40「インモラル家政婦(1995)」監督ジョー・ダマト
 ダマト作品を3つ入れるにあたって、絶対にこれを入れたかった。エロシーンだけキレッキレさが凄い。

インモラル家政婦 [DVD] NLD-005

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41「ギロチノイド/甦った300年・魔の秘密(1979)」監督ノーマン・J・ウォーレン
 イギリスホラー界の異端児が贈るヘッポコホラー。実はクリストファー・ノーランの叔父さんが関わっている。



42「人喰いエイリアン(1978)」監督ノーマン・J・ウォーレン
 エイリアンとレズビアンが一つ屋根の下で生活するよ。

43「殺戮謝肉祭/屍肉の晩餐(1978)」監督ジャン・ローラン
 フランスで作られた初めてのゾンビ映画がこれだとか。知らねーよっていう。

44「ナチス・ゾンビ/吸血機甲師団(1980)」監督ジャン・ローラン
 ゾンビのね、顔がね、エメラルドグリーンなの。凄くない?あとナチスの脚色のしやすさ世界一。

45「ナチ女親衛隊 全裸大作戦(1973)」監督エルウィン・C・ディートリッヒ
 今度特集する“欧州のロジャー・コーマン”ディートリッヒの作品。一応美女が全裸で走るだけマシ。

ナチ女親衛隊 全裸大作戦 [DVD]

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46「ドラキュラ対フランケンシュタイン(1972)」監督アル・アダムソン
 フランケンシュタインの顔面があんまりにもあんまりだ。

47「男子禁制/女体秘蜜クラブ(1971)」監督アル・アダムソン
 秘蜜の牧場で、女性たちがキャッキャウフッフしねぇんだな、コレが。

48「巨乳ランドリー/揉みあらい(1989)」監督アンソニー・スピネリ
 http://www.allcinema.net/prog/show_p.php?num_p=3428 このフィルモグラフィ見てよ、ね。

49「ウォーターパワー・アブノーマル・スペシャル(1978)」監督ジェラルド・ダミアーノ
 浣腸には大いなる責任が伴う……

50「Slaughtered Vomit Dolls」監督ルシファー・バレンタイン
 お友達になりたくない映画監督No.1バレンタインさんのスナッフ映画。現代社会の闇ですよ。


To be continued→

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あらあら、タコさんかわいいねぇ