偏差値20アップとか関係なく-『本当の国語力』が驚くほど伸びる本

「本当の国語力」が驚くほど伸びる本―偏差値20アップは当たり前!

「本当の国語力」が驚くほど伸びる本―偏差値20アップは当たり前!

購入。即、読んだ。


偏差値20アップは当たり前!というサブタイトルがついているのだが、
偏差値を気にする必要がない身分でも本書は十分に読む価値があると思う。


本書、「『本当の国語力』が驚くほど伸びる本」は塾の主宰者である筆者が
子を持つ親御さん向けに国語力の身につけ方について説いた本である。



目次:「本当の国語力」が驚くほど伸びる本-福嶋隆史-大和出版より


はじめに わが子に「本当の国語力」を身につけさせたいあなたへ
序章 なぜ、私の教え子たちはグングン国語力をつけていったのか?
第1章 じつに意外! 国語ほどシンプルでクリアな科目はない
第2章 国語力アップの決め手! 「言いかえる力」はこう身につけよう?
第3章 国語力アップの決め手! 「言いかえる力」はこう身につけよう?
第4章 ここで大きな差がつく! 「くらべる力」はこう身につけよう
第5章 これで国語は完全攻略! 「たどる力」はこう身につけよう
終章 親の心がまえ・接し方で、子どもの未来は大きく変わる
おわりに 「国語力=論理的思考力」を高める真の目的とは何か?




筆者は説く、国語力の心臓部分は論理的思考力だと。
そして、論理的思考力は以下の3つに分類できると述べる。


・言いかえる力
・くらべる力
・たどる力

私は今まで、国語力なんてものを深く考えたことがなかった。
ただ、漠然と「国語はなんか、苦手だなぁ」という印象を持つだけであった。
だから、本書でこの3つの力について、きちんと分類し、説明していることが
新鮮で、国語力について深く考えさせる良い機会となった。



本書では、3つの力について個別に説明するだけでなく、子供がそれらの力を
伸ばしていけるようにトレーニング方法など、具体的に説明している。
例題もあり、非常に丁寧に説明がなされているという印象を受けた。



子供の国語力を伸ばしたいと思っている親御さん。
国語に対して苦手意識を持ち、「勉強し直したいな〜」と思っている、私みたいな人達。
是非、読んでみて下さい。