続々々・メガネのつぶやき

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若手育成のため、BチームのJFL参加を/サッカー瞬刊誌 サポティスタ

 確かに1つの案だとは思いますが、私は「サテライトの改革」とでも言いましょうか、現在のサテライト制度をドラスティックに見直して、プロ野球で言うところの「ファーム」、ヨーロッパサッカーにおける「リザーブリーグ」ぐらいの規模にする方が有益な気がします。
 現在のサテライトリーグの制度については公式サイトを見ていただければと思いますが、かいつまんでごく簡単に説明すると、

1:J1、J2全33チーム中、参加している30チーム*1を、地域性を考慮した5チーム×6つのグループに分ける。
2:各グループとも、2回戦総当り(ホーム&アウェイ)の計8試合を行う。
3:(一応)勝ち点を設けて各グループの順位も決定するが、グループリーグ止まり。
4:出場選手は原則23歳以下だが、24歳以上のGK及びフィールドプレーヤー数人程度(決まっていないらしい)を参加させることが出来る。また、第2種登録(ユース年代)のうち、Jリーグに届出を済ませている選手も出場可能。

 という状況なようです。で、この現状を受けて、個人的に思う「こうすればいいんじゃないかなぁ?」という改革案は以下のとおり。

1:(現状通り30チームとして)東・中・西日本10チームずつの3グループ制にし、2回戦総当り(ホーム&アウェイ)の計18試合を行う。
2:勝ち点を設け各グループの順位を決め、各グループ上位2チーム+3位の上位2チーム(計8チーム)で決勝トーナメントを行い、順位に応じて(微弱で構わないので)賞金を出す。
3:年齢制限は設けず、各チームの状況に応じてスタメン・ベンチの選手を選べるようにする。

 という感じ。1は単純に実戦の場を増やすためのアイデア。遠征費はかさんでしまうかもしれませんが、さすがに年間8試合は少なすぎるでしょう。2はそのなかに「勝負勘」をつぎ込む意味合いの考え。野球はファームにも日本シリーズがありますし、若いうちから「負けられない試合」を経験できるようにするのも悪くないかと。3は若手の実戦の場だけにせず、怪我をして復帰間際の主力を容易に起用できるようにするためのもの。仮に原則23歳以下にするにしても、24歳以上を数人という曖昧さは避けるべきかと。
 まあ、サテライトを改革するにせよBチームを作ってJFLに参入するにせよ、現状のままでは確かにあまりにも若手の経験の場が少なすぎるとは思うので、何かしらの改革は必要だと思います。天皇杯でブチ切れたり、バックパス禁止とか言ってる場合じゃないですよ、会長。

*1:不参加は横浜FC、岐阜、福岡