人生にはタイミングというものがある。

re-growrh2005-11-25

仕事をさぼって車を見に行った。
今夏に、気にいった中古のCR-V見つけていた。
しかしグズグズしていたせいで逃してしまった。
その頃から、少しずつ車欲が高まってきていたのだ。
お金も(少しではある)が貯まった。
マーチは3年半も乗れば十分だろう。
来年は車検である。
と、買い替えをめぐるタイミングは揃った。
だが自分は驚くほど車の知識がなく、一人では心細い。
そのため先輩も巻き込んで、着いてきてもらう。
この先輩は、Z→スカイラインGTOスープラと乗り継いできた、運転大好き人間である。
(家族が出来たため今はミニバン)
車に関しては完全に信頼しているのだ(もちろん人間性も)
という鬼に金棒状態で11:30に出発。

まずCR-Vを見たいので、ホンダのディーラー系列の中古車屋を2件回るが、一台も置いていない。
仕方がないので、三菱も見てみる。
競合車となるエアトレックが安い。
内装綺麗で、も広々しているし、使い勝手が良さそうだ。
乗っている人も少ないので、友人とかぶることもない。
が、いまいち魅力を感じない。

そこで、マツダも寄ってみた。
例のごとく、店員がニコニコしながら近づいてくる。
あまり目を合わせないように、そらす。

すると視線の先に、奴はいた。

まだ届いたばかりなのだろう、埃をかぶっていて、値札すらついていない。
しかし、鈍く光る外見の下のコンディションの良さは一目でわかる。
案の定、1年落ちである。

たまらずに、店員に値段を聞く。
予想よりだいぶ安い(適正価格ではある)。
店員いわく、
「こんな状態の良いやつは2度と出ないだろう。値札がついていないのは、昨晩自分がオークションで落としてきて、運転してきたばかりだから。再来週の広告のトップに載せるつもりの車だよ」
とのこと。
念のためボンネットも開けてもらう。
自分が店員と話をしている間に、先輩がすばやくチェックをいれる。
そして、店員が背を向けた瞬間に耳元でささやく、
「大丈夫だ。事故の形跡はない。そうとう綺麗な状態だ」

一応、同じ車種を3台ほど見させてもらうが、あきらかに奴が飛びぬけて良い。
色も、渋いメタリックグレー。

自動車探しを始めて、2時間。
4件目で、契約に至った。
即断即決。
ご縁は大切にしたい。
直感的にビビッときてしまったのだ。
しょうがないだろ。



購入した車は、ロードスター(NB6C、1600CC、5MT、16年式)。
イェーイ!