のビックリ学校映画…『スクール・オブ・ロック』


授業らしい授業、ひとつもナシ!とりあえず講義したフリして、あとはひたすらロック攻め。ロックの歴史、ロック鑑賞、ロックの演奏と、まさにROCK or DIE!状態。生徒は巻き込まれて、はじめはうんざり顔だけど・・・ってハナシ。こんなのアリですか!?って感じだけど、メチャ楽しそうな『スクール・オブ・ロック』。学校はお堅いイメージあるし、つまらない授業はほぼ居眠りor内職でやってきたけど、こんな学校なら毎日行きたい。けどこの先生、実は家賃が払えず追い出されそうになったプータロー。音楽で芽が出ず、バンド仲間にも総スカンを食らい、金策のために同居人の名を語ってニセ先生に。って設定自体もありえないけど、それでもやっぱり憧れちゃうな〜。

のビックリ学校映画…『イン&アウト』


コレは、「ビックリ学校だったら楽しいけど、リアルはつまんないし」と思っているキミに捧ぐ1本。主人公は、絵に描いたような生徒思いの良い先生、ブラケット(@ケビン・クライン)。3年間の交際を経た彼女との結婚を控え、ホクホクの日々を送っている。そんなある日、教え子のドレーク(@マット・ディロン)が何と、アカデミー賞を受賞。「ああ、俺の人生は最高だ」と、彼はもう、幸せの絶頂…だったんだけど、ドレークが授賞式の舞台で「ゲイ役で認められて嬉しい! だって、この役が演じられたのは、ゲイで恩師のブラケット先生のお蔭だ〜」と謝辞(!?)を述べたのでサア大変!! こっから突如、理想像然としていたブラケットや生徒たちが、揃いも揃ってトンデモ色物キャラに大変身! …あ、ブラケットの真実は本編で確認してね。とにもかくにも恐れるべきは、好奇心とアイデンティティ。ちょっとした一言(?)でビックリはやってくる。学校がつまんないキミ、あることないこと叫んでみよー! …ま、その後は責任もちませんけどね。

のビックリ学校映画…『クラス・オブ・1999〜処刑教室 2』


自分でも良いのか悪いのかわからないんだけど、某TV局で昼間にやってそうなB級映画を、いつまでたっても覚えてることが多い。この作品もそんな作品。舞台は1999年のアメリカ。近未来モノの定番として、高校は超バイオレンス。生徒はチームを作って、気にくわないヤツにカチこみ放題。なんでかっていうと“自由発砲地域”があって、サツに邪魔されずに戦争できるから。うーん、いかにもアメリカンな大味設定。けど、こんな現状に不満を持ってるのが校長(この役は「時計じかけのオレンジ」で主役だったマルコム・マクダウェルがやってる)。そこで、登場するのが3人のスーパー・ティーチャー。表情が硬いと思ったら、なんとアンドロイド…。しかも、1人はタランティーノも大好きなパム・グリアだし…。この教師たち、最初はまともに動いてるんだけど、配線でも狂ったのか、どんどん凶暴になってムカつく生徒を殺り放題。最終的には不良だけど校長の娘に惚れちまった主人公と大バトル。うーん、スゴい。生徒も教師も学園もスゴいけど、この映画を作ろうって思ったヤツが1番スゴイよ。