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2017-07-17

システムを「外注」するときに読む本

| 19:36

ダイヤモンド社さんから題記の本をいただいた。


システムを「外注」するときに読む本

システムを「外注」するときに読む本

すでにやまもといちろうさんのブログでも紹介されている。


著者の細川さんは,これまでも「なぜ,システム開発は必ずモメるのか?」など,多くのトラブルを見てきた経験から,ベンダ・ユーザ双方に対してプロジェクトの正常な運営,システム開発の成功に向けて多くの情報を発信されている。


本書には,業務フローの書き方のポイントなどの具体的なTipsの紹介もあるが,本書の魅力はそこに限られない。システムの発注者としての心構えというか,プロジェクトの進め方についての考え方が「わかりやすく」書かれている。ベンダ任せにしておけばよい,あるいは,「会社の方針で仕方なくやらされてる」という考え方ではシステム開発が必ず失敗することがよく伝わってくる。


たとえ数百万円規模の小型の開発案件だったとしても,自分が担当することになった場合には,慣れている人にも,そうでない人にも一読することを勧めたい(わかりやすいので技術や製品の予備知識がなくとも2,3時間もあれば読めると思う。)。


くりかえし「わかりやすい」と述べたが,その理由は,具体的なケースを挙げて,寸劇というか小説風に書かれているからだ。これは細川さんの他の本にも共通するスタイルである。こういうスタイルで書けるのは一つの才能だと思うのだけれど,切れ者コンサルタントの若い女性が「・・なのよ」「・・だわ」のような語尾でしゃべったり,ファーストネームで書かれていたり,LGBTに対するステレオタイプな記述があったりして,疑問を感じないではないのだが。