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弁護士・伊藤雅浩による仕事・趣味・その他雑多なことを綴るブログ(2005年3月開設)

社団戦2017年シーズン終了

2017年の社団戦が,10月29日に閉幕した。


古い記事を読み返して気付いたが,気付いてみればもう6シーズン目(初参加は2012年)。ブログで最後に触れたのは2シーズン目の2013年だけれど,個人の通算勝率はおそらく2割台。レーティングも全参加者中,下から1,2%のレベルまで下がった。年間4勝が過去最高という有様だった。この6年間,チームは5部→5部(ここまでは5部が一番下のリーグだった)→6部→5部→6部→6部。


しかし,今年の個人成績は最終日を前に,5勝5敗。最終日を残して年間最多勝である上に,まさかの勝ち越しの可能性も残った。


やはり藤井聡太ブームの影響からか,下のリーグには女性,子供が増えた。すそ野が広がった影響で少し勝ちやすくなったのかもしれない。チームも昇格の可能性があって,士気が高い。


最終日の1局目は抜け番なので,自分が指すのは2局だけ。勝ち越ししようと思ったら2連勝しかない。


最初の対局は女性が相手だった。角換わりからの棒銀で,銀香交換からうまく凌いだつもりが突破され,やや危なくなったが徐々に駒得して右辺に逃げて勝ち。これで6勝5敗。負け越しはなくなった。


最終局。チームの昇格もかかる。相手は小学校低学年の男の子。これまた角換わりで,相手は右玉。うまく攻めて楽勝かと思いきや入玉されてしまったが,最後は詰ますことができた。最終日2連勝で勝ち越し。チームも2位で来期は5部に昇格することになった(来年からはまた勝てなくなりそうだ・・)。


最後に,今年の将棋から一局。初日の2局目だったと思うが,中学生ぐらいの少年との対局から。相手の四間飛車に対し,こちらは銀冠で対抗形に。駒得ながらガンガン攻められて,下図のようにとても危なくなった。



なんとかしのいだものの,相変わらず危険な場面が続いて迎えた下図。監督に褒められた局面。



この局面で9三銀成から即詰みに打ち取った。実戦は,これに対し9五玉,7三角成で投了となったが,9三銀成を同玉でも詰む。


来期はひとつ上のリーグになるので厳しい戦いが予想されるが,何とか指し分け以上を狙いたい。。