主人公の目的を考える前に、その前の「足らない何か」を用意しておく。
ドラマは、以前書いた手順に一つ加えた方が良いようだ。
主人公の目的を設定するときに、
作者は主人公に足りないものを考えておく必要がある。
0.主人公に「足りない何か」を設定する。
1.主人公を作って、目的を持たせる。
これはなるべく高ければ高いほうが良い。
2.目的を達成するまで、超えなければならない障害を作る。
これは、難しければ難しいほど話が盛り上がる。
ただし、これを考える時には、結末を考えてはいけない。
思い切り難問をぶつける。
3.作者自身が「この障害をいったいどうやって越えるんだろうか?」と悩む。
というか、簡単に結末が思いつかないような障害を後先考えずに設定してしまう。
☆注:これを「ひとりボクシング理論」(c)大石賢一という
マンガ原作の書き方 入門からプロまで77の法則
4.主人公が、彼なりのやり方で、障害を乗り越える。
この行動、やり方が、また主人公のキャラクターとなって盛り上がる。