思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

『バスタード(2)』
☆☆☆★

ミノタウロス、目玉の怪物(これも元ネタ/パクりがありそう)、イフリート(剣と炎の聖霊ということだが、バルログみたい)が登場。
人間サイドでも、ガラの背後でカルが顔見せ。
こうまとめると、いちおう話は進んでいるようだが、通して読むと、セクシー描写が異常に多いのが気になる。最初から最後まで、直接的なものはなくても、割合的には青年誌どころか成年誌レベルかも…。


『乙女戦争(7)』
☆☆☆☆

相変わらずの女性損耗率の高いマンガだ。しっかりと女性キャラの描き分けもできているのだが、何せ登場人物が多いので、キャラ紹介の人数は(死亡者も含めて)三倍くらいは欲しい。
巻末の歴史解説もありがたい。
アシスタント作画のレベルがやや低いのが唯一の残念な点。


『バスタード(1)』
☆☆☆

久し振りの再読。
連載時は小学生だったので、ファンタジーものとして楽しみにしていたが、大人になってからだと色々と粗が気になる。
女性キャラは『くりいむレモン』(!当時は絶対分からなかったことやな)や『気まぐれオレンジロード』。男性キャラは当時ファンタジー系では一陣地を築いていたドラゴンマガジン系の絵柄だ。
モンスターは幡なんとか氏だし、アンスラサクスは、訴えられてもおかしくない、ギーガーの丸パクり。
オリジナリティといえば、少年の中に凶悪な魔法使いが封印されているということくらいか。ただし、精神だけでなく、身体ごと入れ替わるのは物理的にはおかしい。まあ魔法のせいとしておこう。
あとはいつも恥じらい顔かつエロ満載のセクシー描写。ほとんど青年誌レベル。意外とグロ描写も過激で、首が飛んだり、内臓が破裂したり。要するにヤングジャンプで連載しなかったのが問題なのだ。
当時はテレビでもゴールデンタイムに肌が出たりするのがちょくちょくあったくらいなので、そういう世相のせいかもしれないが。